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目に耳に心に心地よく響く言葉を奏でる人【賜物図鑑】
賜物(才能・個性・強み・ギフテッド)のシンボル化
みなさまの天与の才能や特性をご紹介する
【賜物図鑑】シリーズ。
来談者さんの賜物(天与の才能・強み・特性
本質的な個性・特異な資質・ギフテッド)を
ものや景色にたとえてシンボル化し、
図鑑形式でご紹介しています。
Symbol of Giftedness
「タイプライター」
目に耳に心に心地よく響く言葉を奏でる人。
![](https://assets.st-note.com/img/1705813938514-2gRme1pHMJ.png?width=1200)
賜物図鑑の内容からは、来談者さんの個人情報の漏洩が起きないように配慮しています。
<キーワード>
文字を打つ
心の言葉を紡ぐ
タイピスト
感度が高い
1/fゆらぎの声音
潜在意識
重さ軽さの調節
速度を落とす
言葉を認識させる
詩的効果
<特徴/性質>
「話す」「書く」とき、声のトーンや
速度や言葉づかいを切り替えて、
聞き手・読み手の心深くに
響かせることができる。
非言語を読み解く感度が高く、
共感を得やすい伝え方ができる。
聞き手・読み手に
情緒的な想像力をかきたてる。
<強みを発揮するとき>
視覚/聴覚に言葉で訴えかけるとき。
▶文章作成・文字を打つ・活字にする・
話す・喋る・声を届けるなど
プレゼンテーションなど、
自分の考えや思いを発信する機会で発揮。
相手が感じていること・
考えていることに共感し、
相手に代わって言語化するときにも有効。
<弱みになるとき>
非言語を読み解く感度の高さは、
繊細さや悩みの多さと表裏一体。
優れた頭脳・知性・能力を持っているが、
相手の感性や理解度に寄り添って伝えるため
対人の場ではあえて出力を落としている。
そのため、本来の能力や存在価値を
他人から低く見積もられる場合がある。
<解説/編集後記>
パソコンのルーツになった印刷機
今回の賜物のシンボルは、タイプライター。
以前に解説させていただいた
「現実化手書きA4ノート」もそうですが、
文房具やデスクワーク用の仕事道具が
賜物のシンボルである人には共通して、
言語能力や頭の回転の速さなど
賢さ・知性に秀でている印象があります。
タイプライターとは、
キーボードを押すと長いアームが動いて
紙にインクを押し付ける印刷機械。
商用で発明されたのは1865年らしく、
以降100年以上にわたって改良を重ね、
1999年まで生産されました。
もっとレトロな道具なのかと思いきや、
意外に最近まで作られていたのですね。
現代では、パソコンの台頭とともに
タイプライターは姿を消しました。
しかし、パソコンのキーボード配列
「QWERTY」は、
タイプライターのキーボード配列から
そのまま受け継がれています。
タイプライターは、
パソコンのルーツの1つだったのですね。
生産修了した今でも
インクリボンなどの消耗品は生産されていて
修理して愛用されているファンが
一定数いらっしゃるみたいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1705801918938-3dtNQbNagg.jpg?width=1200)
文章を書くこと・話すことが強み
タイプライターの賜物が示すのは、
文章を書くことと、話すことの強み。
類まれな言語化能力でもって
伝えることに特化しているのですが、
知識や情報を論理的に伝えるというより、
聞き手・読み手の情緒や感情に訴えかけて
想像力や共感をかき立てることに長けています。
自分が伝えたいことを書く/話すのは
もちろんのこと、
タイプライターを正確に速く打つ専門家
「タイピスト」が秘書となって
仕事を助けてくれるように、
相手の中にある、
言葉にできないでいる感情や心の動きや
整理がついていない思考などを、
相手に代わって言語化して表現する場面でも
如何なく発揮されるでしょう。
現代の職業で言えば、
ライターや翻訳家、通訳や詩人や作家、
カウンセラーなどが当てはまりそうです。
1/fゆらぎの声音
今回の賜物図鑑を作るにあたって
タイプライターについて調べていたら、
タイプライターの心地よいタイピング音で
作られたASMR動画を見つけました。
確かに、この音は耳に心地よいですね。
心地よい音の動画や音声コンテンツに
【ASMR】と表題がつけられ、
ネット上でチラホラ見かけるようになりました。
私たちの周りの音に耳をすませば、
心地よく感じる音は
機械や自然の音だけではありません。
人の声にも心地よさを
感じることがあるんですよね。
しかも、それはどうやら
好みの問題だけではないようで。
聴くと脳内がα波の状態になり、
リラクゼーション効果をもたらす
「1/fゆらぎ」の声音を持つ人が、
世の中にはいらっしゃるそうです。
実際に機器を使って計測して
確かめたわけではありませんが、
この賜物を持つ人は、
まさに1/fゆらぎの音を
声に含んでいらっしゃるような、
聞き手を惹きつけて、
心地よくさせる不思議な魅力を
持っていらっしゃいました。
あえてスペックダウンさせている
人の知能をパソコンになぞらえれば、
この賜物を持つ方は間違いなく
高性能なスペックの頭脳をお持ちです。
ですが、聞き手・読み手の心に響くように、
あえてタイプライターまで
スペックダウンさせているような、
そのような印象を受けました。
本当は頭の回転が早いし、
情報を高速で処理できるし、それだけの
知識や知能は持っていらっしゃる。
だけど、それをひけらかしたり
見せびらかすようなことはしません。
時折、まるでコンピュータみたいに
頭の回転が速くて早口で
いかにも賢いんだろうな、と
感じる方がいらっしゃいますが、
実際、早口でまくし立てるように話す人は、
知的で頭が良さそうだとか、
説得力がある印象を周囲に与えるそうです。
この賜物は、むしろその逆。
1/fゆらぎの声音に加え、所作の律動や
会話のトーンや話す速さ、言葉づかいを
切り替えて、あえてペースダウンさせて、
相手の思考ではなく、心に響くように、
目と耳と心で聴くことができるように、
情感に訴えかける伝え方ができます。
そのような話し方のリズムが
文章を書くときにも反映されて、
本来は声が聞こえないはずの文章であっても
読み手の心に響くのですね。
私自身、自分の内側の声を言葉にする方法を
学んだり、実践したりする日々を
繰り返してきましたが、
早口で話すと思考に、頭に届きやすく
ゆっくり話すと感情に、心に
届きやすくなるように感じています。
まさに、心に言葉を届ける強み。
「タイプライター」の賜物の
シンボル解説をさせていただきました。
お読みいただき、ありがとうございました。