職場の人間関係の評判がいい理由は?チームの和の要(かなめ)【賜物図鑑】
賜物(才能・個性・強み・ギフテッド)のシンボル化
みなさまの天与の才能や特性をご紹介する
【賜物図鑑】シリーズ。
Kentoが提供中の個別面談メニュー
「使命段階レポート」「賜物解読」にて
お話を伺い、解き明かしてお届けした、
来談者さんの本質的な個性や
魂(1人の個としての心の本質)、
天与の才能や特別な資質(賜物)を
図鑑形式で紹介させていただいています。
Symbol of Giftedness
「蹴鞠(けまり)」
心通わせ合う話手(はなして)
和の交流の中心人物
<キーワード>
和の交流
勝ちも負けもしない
花を持たせる
とめどなく続けたい会話
相互の品性を高める
粋(人情の機微と色気)
人に恵まれる環境
善意や良心を引き出す
今この時は心を高く
<強み/活用の方法>
男女問わず4〜8人ぐらいでいるときに、
善意の交流と意思疎通を活性化させる。
公平かつ良心を引き出す会話によって
話に加わった者の品性を高める。
結果、コミュニケーションが円滑になり、
信頼関係の構築力が高い集団ができる。
<弱み/活かせない時>
言葉のやり取りがあって成立するので、
会話のキャッチボールができない相手では
発動しない。
モラルハラスメント、攻撃的態度、
結論を急がせる、論破するなど、
信頼関係を損なうコミュニケーションをとり
勝ち負けの意地を張って品性を損なう人が
人一倍目につきやすく、
ストレスの要因になりやすい。
<解説/編集後記>
球技系のシンボルに共通していること
今回の賜物のシンボルは、
平安時代に宮中で流行した球技の
蹴鞠(けまり)です。
蹴鞠に限らず、
球技系のシンボル全てに共通しているのは、
コミュニケーションに関する強み・資質。
テニスなら1対1。野球なら9人1チーム。
そんなふうに、競技する時の人数が
コミュニケーションを取る人数の得意範囲を
そのまま表しています。
蹴鞠は、8人あるいは6人で1つのグループ
となって競技を行うルールだそう。
つまり、6〜8人ぐらいの人数規模が
蹴鞠の賜物を持つ人にとって
もっともコミュニケーションを取りやすく、
持ち味を発揮しやすい人数です。
そして、競技に使うボール
(この場合は、まり)が、
会話の内容のたとえですね。
「会話のキャッチボール」という表現を
イメージしてもらうと、
しっくりくるかもしれません。
蹴鞠(けまり)のルールってどんなの?
私自身、蹴鞠のルールについては
これまで全く知らずにいたのですが、
この賜物の特徴を言い表すのに
特に大切なルールは、この3つでしょう。
1人が連続で3回以上蹴る
ポーン、と抜ける音がすると高評価
勝敗はない。勝ち負けがない
この賜物/資質の持ち主が会話をするとき、
マシンガントークのように矢継ぎ早に
質問したり、一方的にしゃべったりしません。
まりを3回蹴るように、
受け取った話題をよく咀嚼して、
自分の中でふくらませてから話を振ります。
まるで、相手が呼吸と体制を整えて、
まりを受け取る準備ができるのを
見計らうかのように、
言葉を受け取るための
心の余裕や準備ができるのを待ってから
相手に話を振るので、
会話のリズムが生まれやすいんですね。
まりを蹴ったときのポーンと抜ける音は、
話が自然に盛り上がるさまのたとえです。
そして、会話に勝敗を持ち込みません。
会話に勝ち負けがつく例は、
たとえば討論だったり、説得だったり、
論破だったり、一方的に言いくるめる
だったりのイメージです。
蹴鞠の会話は、それらのように
負けん気で他人を押し退けようとする
コミュニケーションではありません。
会話の輪に加わる者が、
不快感や劣等感、疎外感を覚えるのは
自他問わず誰であっても無粋でいけないこと。
だから、意地を張りたくなる気持ちを諌め、
相手に花を持たせます。
そこにいる誰もが、
心地よく会話を楽しめるように。
話し相手の品性を高める
この、心の余裕ともとれる会話の姿勢は、
単に「話が面白い」とか「ノリが良い」
といった言葉では表現しきれないような、
親しみやすさと話しやすさ、
公平さ、華やかさ、上品さといった印象を
周りに与えます。
しかも、これらの印象は
この蹴鞠の賜物を持つ方だけに限りません。
この方との会話に加わる人たちもまた、
醸し出される話しやすい雰囲気や
情を重んじる話題の方向性によって、
善意や良心が引き出され、無粋さが影を潜め
上品さが増していく
相乗効果の恩恵を受けます。
会話における品性が約束されている
ムードメーカー 、と
言い換えてもよいかもしれません。
人に恵まれる環境を引き寄せる
このように、社交性や人とつながる
コミュニケーションに特化した資質なので、
特に6〜8人の小集団の職場環境や、
人間関係に恵まれる効果があります。
だって、その輪に加わる人たちは、
誰もが宮中で蹴鞠に興じるかのように
互いが互いを尊重し合う仲間になるから。
もちろん、
そのような空気が肌に合わない人だって
ときには現れるでしょう。
けど、そんな人はさっさと離れていきます。
結果として、人に恵まれる環境を引き寄せる
強みでもあるのかもしれませんね。
「蹴鞠」の賜物/強みのシンボル解説を
させていただきました。