暴力としての優しさ
「それってどうかと思う」
「相手の気持ちを考えてほしい」
「傷つく人がいる」
「私ばかり」
街を見回しても、どこにもそんな言葉は浮いていない。
そんな言葉たちは自然の中でたった一部でしかないのに。
「あの人はいいよね」
「お金があれば」
「どうせ、結局」
揃っておんなじ平面の上にいるはずなのに。
上を見上げたり、下を見下ろしたり、変な生き物だなあ。
きっと◆■が見てる海や川、土、砂、泥、草、木、建物、太陽、星のある世界とは別の世界を持ってるんだろう。
その世界では、上も下も右も左も、家族も友達も恋人も自分自身も、いろんな物差しの上にいるんだろう。
それってどんな世界なんだろう。
今日も水溜りを覗き込みながらそんなことを思う。
BOOKOFFで110円の文庫本を買います。残りは、他のクリエイターさんを支えたいです