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ついに始まった「留学」
東京から飛行機で7時間、日本との時差2時間の国、インドネシア
その第三の都市であるBandungにきている。
バンドンについて
ジャカルタのハリム駅からwhooshと呼ばれる新幹線がつながっており1時間弱でで訪れることができる。この列車には座席のランクが3つあり、2,000〜6,000円で行くことが可能。バスで行く選択肢もあるが、3時間ほどかかる。
バンドンにはいくつか大学があり、学生が多い都市として知られることから平均年齢が低いように感じる。ただこれは、インドネシアの平均年齢が日本よりも低いのでインドネシア全般に言えることだろう。私もまだ首都であるジャカルタと通う大学のあるバンドンにしか行ったことがないためわからないが、若干若いかなと感じる。
ジャカルタの急速な経済発展に比べると、まだまだ発展途上の姿が見受けられるが、標高が少し高く気温が低いことから俗にいう軽井沢のような避暑地の扱いらしい。AC付きの部屋を借りているがもしかしたら必要なかったかも?と思うぐらいである。日中は30度ほどまで上がるが体感温度はもっと低い。ただ、日差しは強い。また朝晩は少し冷え込むため東南アジアでありながら長袖が必須である。今は乾季の時期なので快適に過ごせているが雨季に入るとまた変わってくるのかも知れない
ITB
私が通うのは、“Institute Teknologi Bandung”のSchool of Architecture, Planning, and Policy Developmentである。通称ITBのSAPPD。インドネシアの理工系大学ではトップと言われており、インドネシアの人にITBに通うよというと優秀だねと返ってくる。東工に近いなと勝手に思っている
日本の大学院では建築史とまちづくりを勉強していて、この一年のうち1セメスターをインドネシア、次のセメスターをイタリアで勉強する予定である。
こちらでは土着建築の継承についてと、植民地支配による建築様式の変遷についてを学びにきた。また経済成長に伴う歴史的建造物の保存と破壊などの現状も調べたいと思う。果たして時間は足りるのか!
授業は来週から始まるので、正直留学生活がどうたらこうたらと語ることができないが、建築学科の留学生は私と中国人の二人しかいないと聞きワクワクと不安が交互に押し寄せる。
アカデミックアドバイザーに連絡したところオリエンテーションらしきものをやってくれるみたいなので徐々に慣れていきたい。
今のところ、私の英語力でついていけるのかという不安が一番大きい。継続あるのみと信じて、こちらにきても勉強しているが、インドネシア語もある程度はマスターしたいのでDuolingに並行して一冊テキストを買った次第である。
初めての一人暮らし
今まで実家を出たことがなかった。旅行が好きで国内外いろんな所に行ってきたが、異国で生活をするというのは初めてなので、どこから、どの程度まで日用品や食品を揃えていくべきなのかが難しい。幸い、東南アジアの料理が大好きで、お腹も強いため(インドで実証済み)ご飯には困らないかなと思っている。バックパッカーの経験から、ある程度の水回りの汚さや不便などには許容があるが、5ヶ月となると日本のお風呂が恋しくなるんだろうなと思い、インドネシアの温泉をリサーチしまくっている。おすすめがあればぜひ教えていただきたい。
インドネシアにはいろんなタイプの住宅があるが、その中で「kost」コスと呼ばれるアパートメントに入居している。主に学生が住む3×4㎡ほどのワンルームである。ベット、机、椅子、クローゼット、インターネットケーブル、AC、温水シャワー、毎日4ピースまでのランドリーサービス、週一のお掃除がついて月27,000円ほどのところである。
ここでインターネットケーブルと書いたのは、Wi-Fiがないという意味である。有線で繋ぎ、インターネットを利用している。Wi-Fiじゃなくてもいいやと思った理由が、スマホのインターネット利用、いわゆるsimが激安だからである。都度チャージして使えるものを購入しており、アプリからチャージすることができる。80GBで1,000円を切るほどである。
部屋は思っていたよりも綺麗で、風通りも良い。ベットカバーや掛け布団が付いてなかったり、ドアノブがないなどは想定外だった。
また、これは事前にわかっていたことだが、キッチンが共用のものもないためマルチクッカーのようなものを購入予定である。お湯を沸かせるようにケトルでもいいかと思っていたが、お米が激安なこととインスタントラーメンが食べられるようにしておいた方が後々便利になるはず。調べてみたら2,000円弱で買えそう、、!
もう一つの問題は飲料水。インドネシアの水道水は飲めないため、ペットボトルなどの飲料水を調達しなければならない。多くの家庭はウォーターサーバーを置いているようだが、一人暮らし、しかもたったの5ヶ月の滞在で買うのも勿体無いなと思って、今は1.5Lのペットボトル(約50円)を毎日買っている。宿によってはウォーターサーバーが置いてあるところも多いようだが、私の宿にはないためどうにかして毎日ペットボトルを買う生活を改善したい。
との意思をオーナーに伝えたところ、使っていないガロン(19Lのボトル)を貸してくれることになり、しかも200円ほどで手に入れることができた。なくなったら業者さんにWhatsAppで連絡をすると、部屋の前まで届けてくれることになった。ガロンに取り付けるサーバーも借りることができた。
ネットで情報を集めていると、顔を洗う際や、歯磨きの時にも飲料水を使用した方がいいとあったが、今のところ問題がないから大丈夫かな?ちなみに、屋台でご飯食べたり、バナナ買って食べているが今のところお腹に異常はない。
歩くという概念
個人的に、バンドンに来て一番びっくりしたのは人が步かなさすぎるということ。タイ、ベトナム、ラオス、インド、マレーシアなどの近隣諸国に行ったことがあるがここまで人が歩いていない街は初めてだった。整備されている、されていないの問題ではないように感じる。私の宿は大学から歩いて20分強なのだがみんなバイクや車で行くようだ。格安だからgrabで行けばいい、という話ではなく歩くという選択肢が生活の中からなくなっているように感じる。でも、みんなスリムで綺麗な方が多い、、なぜ?
歩く時に少し困るのが、袋小路が多く直線距離では近いのに、実際に向かうとなると大回りしなければいけない場合が多々あること。いろいろな住宅やカフェ、屋台が沢山あって歩いていてまだ飽きないのだが、1ヶ月後も歩いているかはわからないなと思い始めている笑
先進国ではウォーカブルシティが推進され、日本の大学でも人々が街を歩くことは良いことであり推進するまちづくりを行うべきと学んできた。私はバンドンでどのような都市計画を提案できるだろうか。そして彼らは何を望んでいるのだろうか。
車やバイクを悪としたいわけではないし、彼らの生活は一つの文化であって否定する気はない。すぐにお迎えに来てもらえるし、オンラインで決済ができるためトラブルも少ない。利便性が高すぎる。
だが、grabが同じように広く使われているベトナムやタイでは、多くの人が街を歩いていた。所々に溜まり場があり、井戸端会議が行われ、バイクが行き交う中多くの人が歩いていたがこちらではあまり見つけられない。
これについて少し研究してみるのもありかも。
(まだ到着から一週間も経っていないので主観的意見です。)
残念なところ現在友達と呼べる存在はいない。宿も40戸近くあるが、あまり話す機会がない。しっぽをブンブン振ってくれるワンコと守衛さん、オーナーの方とお話しできるだけありがたい。
次は、バンドン到着2日目で病院にお世話になった話をしたいと思う。