イナロヘリ

映画、漫画、ゲームなど好きです。

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  • お月様、ヒナドリ、とろけたマーガリン

    映画や漫画、ゲームなどの無知と偏見に基づいた感想。

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『ハリー・ポッター』シリーズで学んだ想像力の限界

このブログのタイトルは大人気小説『ハリー・ポッターと賢者の石』に出てくる(でたらめの)呪文「お日様、ヒナギク、とろけたバター」のパロディなのですが、僕は子どもの頃にこの小説を読んでからシリーズの大ファンです。 読書の原体験僕が初めて本作を読んだのは小学校2年生の時で、担任の先生に当時4巻まで出ていたのを紹介されたのが最初です。今でも読書は大好きですが、そのきっかけとなったのはこの本に出会えたことで、そういう読書の原体験が本作だという人が同世代にはとても多いのではないでしょう

    • 『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』ドラックスのおバカセリフにまで行き届いたテーマ

      アメコミスーパーヒーロームービーの、今や押しも押されもせぬ一大シリーズ、マーベル・シネマティック・ユニバース。その中でも屈指の傑作『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』。世界中で親しまれている本作ですが、その大きな魅力の1つに、キャラクター達による秀逸かつ抱腹絶倒なセリフの掛け合いがあると思います。 本作でそのキャリアを押し上げたジェームズ・ガン監督自らが書き上げる脚本は、あらゆる魅力が詰まっていると思うのですが、その中でもドラックスというキャラクターの「おバカセリフ」が

      • 『サルゲッチュ3』で僕が発明してしまったもの

        中学生の頃、『サルゲッチュ3』というゲームに夢中になった。 https://www.amazon.co.jp/ソニー・インタラクティブエンタテインメント-サルゲッチュ3/dp/B0009Q0DMU 「サルゲッチュ」シリーズとは「サルゲッチュ」はSCE(=現SIE)が製作したゲームシリーズ。「ピポヘル」という知能を飛躍的に上昇させるヘルメットを被ったサル達=「ピポサル」が実験室から逃げ出し、その捕獲を命じられた主人公達が冒険を繰り広げるゲームです。1作目はプレイステーション

        • もし『ピクミン4』をつくるなら…!「段取りゲーム」に取り憑かれて

          最近Nintendo Switchで『ピクミン3』がリマスターされたり、『PIKMIN BROOM』がリリースされたりしましたが、僕のマイベストゲームは『ピクミン』(特に1作目)です。 あらすじ『ピクミン』の魅力は「段取り性」可愛いピクミン達や、当時ゲームキューブで再現された自然溢れる箱庭ステージの美しさ(特に「水」表現の素晴らしさたるや!)は言うまでもないのですが、本作の本質はその「段取り性」! ゲームとしては各ステージ毎(全5ステージ)に配置されている宇宙船のパーツを

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        • お月様、ヒナドリ、とろけたマーガリン
          10本

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          『アナスタシア』がヒットしていれば「アナ雪」は10年早く生まれていた!?

          1997年公開の20世紀FOXによるミュージカルアニメーション『アナスタシア』。 タイトルは知っていたけど、きちんと観たことがなくて軽い気持ちで観たらこれがいろんな意味で面白かった。 あらすじドイツに住むアンナ・アンダーソンが、殺害されたはずのロシア皇帝ニコライ2世の末娘アナスタシア皇女なのではないか、という「アナスタシア伝説」を元にした『追想』 (1956年)をミュージカルアニメーションでリメイクした作品である。 「ピグマリオン」類型の物語としての『アナスタシア』本作の

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          プレステのCMに外れなし!!なんなら泣く!

          僕はwebCM、ラジオCM、テレビCMが大好きなのですが、中でもプレイステーションのCMは特に大好きですし、なんならたった15秒~30秒のCMで号泣するほど感動します。 新作ラインナップCM一番目にする機会の多いプレステCMといえば新作ラインナップのCMかと思います。 特に2016年発表のtofubeatsのラップCM!!これを皮切りにした、新作タイトルの超かっこいい映像に合わせて、アーティストが(ゲーム内容の説明になってる歌詞を)歌っていくシリーズは大好きです。お馴染み

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          『ハリー・ポッター』主人公達の絶妙な関係性=「ファンタビ」に欠けているもの

          説明不要の大人気シリーズ『ハリー・ポッター』。舞台化もされ、その日本版の公開も控えている本作。その素晴らしさを挙げたら枚挙にいとまが無いですが、中でも魅力的なのは主人公達の関係性だと思います。そしてそれこそが、のちの続編『ファンタスティック・ビースト』シリーズでイマイチ足りていないことではないかと思うのです。 ハリーと観客の視線の一致主人公達3人、ハリー、ロン、ハーマイオニーはそれぞれ異なる出自を持ちながら魔法の素質を見込まれ、「ホグワーツ魔法魔術学校」に入学し意気投合しま

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          『デジモンアドベンチャー』に託された子ども達への願い

          幼少期に夢中になっていたアニメ作品の1つが『デジモンアドベンチャー』です。 「ポケモンを卒業した子どもたちへ」というコンセプトで制作された本作は、まさに子どもの頃夢中になって観ましたし、大人になってから観直す機会があった際に、子どもの頃は気づけなかった「大人たちからのメッセージ」が読み取れてさらに感動しました。 あらすじ選ばれし子どもたちの欠点本作の主人公は7人の子どもたちです(小学校2年生~6年生、のちに1人加わり8人になる)。ひょんなことから「デジタルワールド」に迷い

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          『モアナと伝説の海』挑戦の心境と伝統の打ち破り方

          僕がディズニーで一番好きな作品は『モアナと伝説の海』です。 その素晴らしさのわりに日本ではさほどヒットしなかった印象ですが、実際どうなんでしょう。直前の『ズートピア』や『ベイマックス』、そして何より『アナと雪の女王』という大ヒット作品の影に隠れてしまった印象があります。そんなことないのに!素晴らしいのに!! あらすじ怖がりの子豚とおバカなニワトリ多くの作品で、しばしば主人公は「動物の相棒(サイドキック)」と行動を共にします。その多くは主人公の心の声を代弁する存在として登場

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          『いちご100%』ハーレムマンガとしての自己言及性

          子どもの頃夢中で読んだ河下水希先生のラブコメマンガ。 いちご100% カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) あらすじ映画監督を夢見る中学3年生の真中淳平は、屋上でいちごパンツの謎の美少女と出会う。彼女のパンツをカメラに収めたい真中は、学校一の美少女・西野つかさに告白し見事付き合うことになるが、屋上の美少女は西野ではなかったことが発覚。一見冴えない学校一の秀才(後に屋上の美少女だったことが判明)や、進学した高校で出会う女の子達とのハレンチかつ甘酸っぱい学園生活

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