いんく

三重県伊勢市でおんりぃ福というお店をしています。 食べることは生きること。私のあれこれ、頭の中。

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三重県伊勢市でおんりぃ福というお店をしています。 食べることは生きること。私のあれこれ、頭の中。

最近の記事

好きだった歌がよみがえるとき

私の父はレコードが好きで 家でレコードからはジャズとか色んなジャンルの音楽が流れていたけれど、それが日常で特別に意識して聴き込むこともしていなかった 小学生の高学年になると 聴きたい音楽も流行りの歌ばかり テレビもほとんど見ない家だったけど お友達との話にはついていきたいと 家にあったラジカセで歌番組を 録音したりして何度も聴いていた それから小6か中1のときにお年玉でCDコンポを初めて買って自分で初めてCDを買うようになった 相変わらずラジオから今週のヒット曲みた

    • 小学生の頃のお泊まりから、子育てについて考える

      小学生の頃に両親が仲良くしている友達の家に泊まりに行った。その家にも娘が2人居て、年齢も近かったんだと思う。 両親の友達のその夫婦がとても魅力的で、お母さんはとても綺麗だったし、お父さんも素敵で声がまた素敵で(アナウンサー的な仕事もしていた)とにかく優しい2人が大好きだった。私はその夫婦のところの子供になった気持ちになって喜んでいた。お家では、きゃっきゃっとはしゃいで楽しんでいた。 そして夜にどこかのライブハウスのようなところに一緒に連れて行ってもらった。断片的にしか覚えて

      • お家で食べるごはん

        友達の家に行って 友達の家の台所に立ち ちょっと不慣れながらも 料理を作る 少し高いコンロの台とか 広めの作業スペースとか お家によって違うし 大事にしてるものも お家によって違う 台所仕事っていうのは 生活の一部でもあるから 私の領域に入らないで欲しい! って思う人もいるかもしれない だからお好きにどうぞって 言われると嬉しくなる 友達と並んであーだこーだ 言いながら(時にはお酒も飲みながら) 手を動かしたり口を動かしたり… 年明けには、お節の会をしたり 何家族

        • ごはんの匂い、おやつの記憶

          子供の頃に父が作ってくれた ババロアが好きだった。 当たり前のようにご飯もおやつも 手作りが多かったように思う。 家族で外食もした記憶があまりない。 (法事のときくらいだろうか…) それも特に気にしたこともなかったが 家で食べないご飯は特別感があった。 普段の家のご飯は基本的には母が作り、 パン酵母を起こしてパンも焼いていた。 私や妹、弟はパン生地で好きな形にして 鉄板の上に乗せる。コンロの下にある ガスオーブンを時々除きながら 良い香りがしてくるのを待った。 ご飯の

          口紅のはなし

          口紅を数年ぶりに買った そもそも口紅をつける習慣があまりないし 唇にペタッとなる感覚が好きじゃない フラダンスを始めて、ステージで 踊るときにお姉さんたちが 色が薄いと口紅を貸してくれて 久々に口紅をつけた それからなんとなく自分でも 気にいるのがあったら欲しいなぁ と思っていたのだけど ドラッグストアで口紅を試して 顔に合う色か? つけたときの軽さを確認しては 納得いかないと買えないし 何度かドラッグストアに行くたびに 少し試してみては迷って買えない というのを繰り

          口紅のはなし

          我が家の伝説の音読

          次男が小学3年生のとき読んでいた 『モチモチの木』の音読シーンを 動画に撮って残していた(毎晩面白かった) 久々に見返して動画撮っといてよかったと思った ずっと笑える…読むときの抑揚もあって さらに顔も百面相で動きがあって🤪 変顔のレパートリーが豊富というか 顔が柔らかいのよ、なんか真似できない… 普段、学校で真面目してて絶対先生はこんな音読してるなんて想像もしてないだろうなぁっていう面白さよ、、、 『モチモチの木』の内容が まったくもって頭に入ってこない 怖がりで

          我が家の伝説の音読

          あなたのかけらがみたい

          私はひとの幼少期や たどってきた歴史の話を 聞くのが好きだ それが今のその人のかけらとして どこかにくっついている 子供の時に親に言われた言葉や どんな扱いをされたかを聞いて だからこそ自分の子供には こうしてあげたいと思う気持ちが あるんだなぁとか… こんなことにワクワクして 過ごしていたんだなぁとか 自分にはなかった視点が 新鮮に思えたりする   私は私なりに大変だと思って いた幼少期や、ちょっと変わってると 思っていた家庭環境も 実は皆それぞれに色々と抱えて

          あなたのかけらがみたい

          911

          9.11から23年 私は新聞配達をしていた年で 19歳だった 物々しい見出しが 連日載っていたように思う 自分の現実と隔離し過ぎていて この世のこととは思えない光景に これから世界がどう動いて いくのか恐怖でもあった でも学校も日常も表面上は 何も変わらなかった テレビのニュースも 新聞もネットの情報も どこかの誰かの視点や思想が 入っているものだし どれも本当でどれも嘘かもしれない 天気予報が外れたら怒る私たち 予報に頼り、アプリに頼り 自分の感覚というものを置

          生きている限り死ぬから

          昔から死について よく考える子供だったと思う 生きることと対になって 死は必ず誰しもが迎えるもの それを頭ではわかっていても 身近な人はいつまでも一緒に いられるものだと、 明日があるものだと 自分もまた明日もその先も 生きていられると そう信じている (そう信じられることも大事) 身近な人の死で ぽっかりと穴が空いたような 気持ちになったり 悲しみで胸がいっぱいになったり そこに居た存在が 居なくなるというのは 相手との距離感にもよるけど 人の感情が一番動くこと

          生きている限り死ぬから

          まるごとバナナ

          今朝は自分のために コーヒーを淹れる お湯を沸かして 豆を挽いて 美味しいコーヒーを 昨日の夜に 閉店前のスーパー『ぎゅーとら』へ 片道徒歩2分は我が家の冷蔵庫か… というくらいの便利さなのです 冷蔵の棚に 半額シールの貼られた 『まるごとバナナ』 ヤマザキのそれを 私は食べたことがなかったのだけど 少し前に何となく 食べてみたいなぁと思って 最後の一つ残っていた まるごとバナナを カゴに入れたのでした 閉店前のスーパーは ちょっと誘惑が多くて お腹空いている時

          まるごとバナナ

          新聞配達してたときのこと

          昔むかし、東京都文京区 本郷に住み込みで 新聞奨学生してたときのこと 時々思い出すのだけど 今日ふとGoogle mapで たどってみたら あの場所の販売店は 閉めてしまったようだった でも住んでたところは 建物そのままで タイムスリップしたような 気持ちになった 高校を卒業後に家を出たかった 私は上京するための手段として 新聞奨学生になった (新聞配達などをして学費を 払ってもらえるし住む場所や 食事も用意してもらえた) 朝3時前に起きて 配達、集金、営業と仕事をし

          新聞配達してたときのこと

          川遊び

          毎年、暑くなると子供たちを連れて 川へ行く 私は海の近くで育ったから 夏は海で泳ぐことが多かった 伊勢に暮らすようになって (海もあるけど) 車で15分くらいで行ける宮川が 流れも穏やかで 遊びやすいので暑くなると 川遊びの季節がやってきたと わくわくするのだ 海で泳ぐと潮でベタベタして 身体を洗いたくなるけど 川はサッと泳いで冷えたら サッと帰れる感じも良い (子供ら夢中になってて サッとは帰れないけど) 海には海の良さがあるから 海は夫がいるときに行くことが多い

          高校生の頃のこと

          厚底サンダル ココルルのシャツ ルーズソックス 原宿の竹下通り 渋谷の109 顔黒にはしなかったけど… アルバイトをして 好きなものを買える 楽しさを知った 自分でお金貯めて 買ったリトルカブに乗って またアルバイトに行く 早朝の宿泊施設 今はなき「かんぽの宿」という 郵政が運営していたお宿があった そこで朝から客室の 布団上げをして 客室の掃除をして お昼くらいまでのお仕事 周りはおばさまたち 働くことの面白さも大変さも 世のおばさまたちの愚痴も 初

          高校生の頃のこと

          命尽きるまでフラを愛した人

          誰かを見送ることには 慣れることなど無くて 今まで通りにまた会えると 思っていた人が そこで静かに冷たく眠っていて 優しい顔をして 美しいとさえ思う 私がフラダンス教室に 通い始めたのが約1年前でした 同じ教室の代表、取りまとめを していた和美さんとの出会いも そこから 毎週火曜のレッスン 先生がお休みのときは 私と同じ時期に入った友達と 和美さんにビジバシとダメ出しされた フラダンスに対する想いや 私たちに期待していてくれたからこそ 本気で指導してくれたのが 本当

          命尽きるまでフラを愛した人

          うちの日常、新学期スタート

          昨日は末の娘の入学式がありました 卒園式では泣かなかったけど 6年生に手を繋がれて入場してくる姿に ジーンとこみあげてくるものがありました まだまだ幼さがいっぱいで きゃぴきゃぴの一年生 これからどんなふうに過ごしていくのか 楽しみです(12名のクラスメイト) 午後からも色々な予定とタスクをこなし 夕飯後にようやく落ち着いてから 四年生になった三男の 宿題や提出物確認… 三男の宿題が音読と 自己紹介文と クラスの目標を考えると クラス通信の名前を考えるでした 一年生の

          うちの日常、新学期スタート

          ワインを作るための葡萄を育てていく

          自分たちで葡萄を育てて ワインを作る⁉️ ワクワクが止まりません… 昨日は愛知県の南知多町で ワインを作るための 葡萄栽培を始めるという 名古屋のイタリアンレストラン toricafeシェフ岡田さんの プロジェクト 『ゴールはワイン!みんなで乾杯!』 葡萄の植樹のお手伝いに行って来ました 朝からお弁当を用意して 電車に乗って名古屋まで向かい そこから岡田さんのタンドラで 参加する皆さんと南知多まで たどり着いた小高い開けた場所で 葡萄の植樹がスタートしました 植樹は

          ワインを作るための葡萄を育てていく