子供との距離とレンズの焦点距離
ぼくが写真に撮るのは子供(とその周囲の光景)で、だから、子供の成長とともに子供との距離が離れて、それに伴ってレンズの焦点距離も伸びていくものだと思っていた。ーーー
ここで「レンズの焦点距離」と言っているのは大雑把に画角のことで、数字が大きいほど画角が狭く、遠くの小さいものを画面一杯に大きく写すことができる(望遠レンズ)。数字が小さいほど画角が広く、近くの大きいものを画面からはみ出さずに収めることができる(広角レンズ)。…という程度の意味で使っている。
ーーーけれども未だに、メインで使うのは換算16mmから28mmだ。
その理由は、基本的には(1)被写体の大きさ(子供の身長)と(2)被写体までの距離から使用するレンズの焦点距離が決まるわけだけど、この二つの変数が前者はもちろん後者も自由にならないという事情が自分にはあるからだ。例えば、一般に「標準レンズ」と言われる焦点距離が50mmのレンズで撮影すると、狭すぎて子供の体の一部のアップになってしまうことが多い。
もちろん、子供の顔を大きく写して背景をぼかした「親バカ写真」を撮ることもある。そういった写真の方が祖父母のウケは良い。
だけど、本当に撮りたいのはそういう写真じゃあないんだよな…。
何が言いたいのかというと、久しぶりに、使いたいレンズがあったということでした。
E PZ 10-20mm F4 G(換算15~30mm)
E 15mm F1.4 G(換算22.5mm)
E 11mm F1.8(換算16.5mm)