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Factorio ソーラーパネル・蓄電池の比について(ナウヴィス、ヴルカヌス)

ソーラーパネルの電力状況(生産量)のグラフだと思ってほしい。(横軸は時間[s]、縦軸は電力量[W]、面積は熱量[J]=[s*W]を現している。)

まあ、勘の良い方はタイトル画像を見ただけで、これからやろうとしていることがわかったと思います。

太陽が出ている間(昼間)に作った電気を一日で平均して使うためには、昼間に作った電気を昼間に全部使うことはできません。夜間(夜と朝早くと夕遅く)に使う分を蓄電池に蓄えておく必要があるからです。余剰(凸)部分を不足(凹)部分に持って行って、均すイメージを持ってみてください。

ナウヴィスの場合

朝:84秒
昼:210秒
夕:84秒
夜:42秒
一日の長さは420秒
https://wiki.factorio.com/Time

ソーラーパネルの最大発電量をPとすると(ナウヴィスでは1枚で60kW)、朝昼夕の台形の面積は (210 + 84 + 210 + 84) * P / 2 = 294P

この台形と同じ面積を持ち、一辺(この図だと底の部分)が1日の長さ(朝+昼+夕+夜)に等しい長方形を考える。

この長方形の高さは294P / 420 = 0.7P

これが一日を通して使える電力量ということになる。

次に、余剰電力を朝・夕・夜の電力不足時に持っていくための蓄電池について考える。

上の図で、朝昼夕の台形のうち、先ほどの長方形より上に飛び出している部分(高さ0.3P分)が余剰なので、これを蓄える量の蓄電池が必要になる。

昼の余剰は210 * P * 0.3
朝の余剰は(84 * P /2) * (0.3)^2。
夕も同じ。
3つを合計すると70.56*P

いま、ソーラーパネルが1枚だとするとナウヴィスではP = 60kW

蓄電池の容量は5MJだから、70.56 * 60k / 5M = 0.84672

よって、ソーラーパネル1枚に対して0.84672個の蓄電池が必要になる。

ヴルカヌスの場合

ヴルカヌスの朝昼夕夜の長さを電力状況のグラフの目視で測った。合計がファクトリオペディアの記載と合致しているので、大丈夫だろう。

朝:19秒
昼:45秒
夕:18秒
夜:8秒
一日の長さは90秒(ファクトリオペディアの記載と一致)

ソーラーパネルの最大発電量をPとすると(ヴルカヌスでは1枚で240kW(ナウヴィスの400%))、朝昼夕の台形の面積は (45 + 19 + 45 + 18) * P / 2 = 127/2 *P

一日の長さ90で割ると (127 / 180) P = 0.7055P

ほぼナウヴィスと同じ。

昼の余剰は45 * P * (53/180)
朝の余剰は(19 * P /2) * (53/180)^2
夕の余剰は(18 * P /2) * (53/180)^2
合計すると962533/64800 *P

いま、ソーラーパネルが1枚だとするとヴルカヌスではP = 240kW

蓄電池の容量は5MJだから、(962533/64800 * 240k) / 5M = 0.71298…

よって、ソーラーパネル1枚に対して 0.71298…個の蓄電池が必要になる。

間違えていたら御免ね。