写真を撮るとき — 畠山直哉、大竹昭子『出来事と写真』、畠山直哉『話す写真』
こどもの写真で、祖父母が喜ぶような写真とは別に、撮っておきたい写真がある。
でも、その時、その場に、自分がどのような態度でいれば良いのか、今一つわからない。
カメラを持って、ファインダーを覗いて、シャッターを切る等の、写真を撮るための身体の動作が、目の前の出来事にそぐわないというか。写真を撮ることの意味と、その撮るための具体的な行為が結び付かないというか。赤の女王が言う「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない」のように、目的と行為が結びつかないように感じてしまう。
それで、よくわからないまま、撮っている。
畠山直哉、大竹昭子『出来事と写真』(アサヒカメラの震災特集号(2011.9)に掲載された畠山の文章)
畠山直哉『話す写真』
本を読んだのでメモしておく。(強調は引用者)