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私にとってピアノを弾くことは歯を磨くことと同じだった③〜初めてのドレミ読み編

アヤネです。

前回の記事では、

・手のフォームを良くする練習をする(ウォーミングアップ&筋トレ)
・ドレミを読む(歌う)練習をする
・少しでいいから毎日一曲やる

の中のウォーミングアップ&筋トレの入門編について語りました。

今回は
・ドレミを読む(歌う)練習をする

についてお話ししていきます。
実際に私が今教室で教えている主な内容をお伝えしますね。

①ウォーミングアップ&筋トレが終わった後は、
まずは右手から始めるので、ト音記号の練習をします。はじめのうちは真ん中のド(C3)、レ、ミのみを教えていきます。そしてドレミが書いてある音符カードを譜面立てに並べて、これはどんぐりの『ド』だよ〜この音はこの真ん中の鍵盤で弾いてあげるよ、みたいな感じで教えます。
(なので、ウォーミングアップに関しては、ドレミしか習ってなくて特に時間がない場合は、左右の1の指、2の指、3の指のみをウォーミングアップするのもアリです。)

昔使っていた音符カードが販売終了となってしまったため、似たような商品をご紹介いたします💦

『ド』の場所が分かったので、実際にドの音を弾きながら『ド』!と一緒に歌ってみよう!と促します。歌うのが苦手なら、読むだけでも構いません。(苦手だとしても、講師が一緒に積極的に歌ってあげると、そのうちその音自体を覚えてきてくれることが多いので根気よく歌ってあげましょう)

この作業をすることによって、

譜面に書いてある『ド』=鍵盤の『ド』=実際に歌ってみた(聴こえてきた)『ド』

がイコールで結びつくようになっていきます。一度に同時にこれだけのことを理解しないといけないのでめちゃくちゃ大変ですよね💦
なのでこれも訓練して慣らしていきます。

レと、ミも同じ方法で覚えてもらいます。


②書いてある譜面を読む練習が終わったら今度は、ヤマハさんのボードを使って音読みの訓練をしていきます。

ヤマハさんの、音玉がマグネットになっていてボードにくっつけて音の場所を覚えることが出来る便利アイテムです。メルカリなどでも購入出来ます。

はじめのうちは、先ほどの音符カードを譜面立てに置いたまま、このボードを鍵盤の近くまで持ってあげて実践していきます。(慣れてきたら音符カードは使わなくても大丈夫です。)

さあ、今度は音符カードと同じものをボードでも作ってみよう!と。まずはボードにこうやって音玉のおはじきを乗せていくんだよと教えます。
真ん中の『ド』の場所を実際にボードにくっつけて見せた後、今度は自分でもドをくっつけてごらん、と促します。
うまくくっつけることが出来たら、今度は『ド』の音を歌いながら鍵盤で弾いてもらいます。これをレとミでもやってみます。

③ドレミが綺麗に並んだら、一度『ドレミ』を歌いながら通して弾いてもらいます。上手にドレミが弾けました!この時に、『ド』にはドのお部屋(鍵盤)、『レ』にはレのお部屋。『ミ』にはミのお部屋があって、それぞれのお部屋の上に、お指を乗せておくよ、ということも教えます。これをしないと、突撃!隣の晩ごはんしてお隣の鍵盤を触ってしまったりするので、予め乗せておくのはめちゃくちゃ重要です!

④そしたら今度は、クイズをしよう!と。
先ほど指をドレミの鍵盤の上に乗せているので、置いてもらったまま、ボードにくっついているドレミを、私が鉛筆で指した音が何の音かを当ててもらいます。言い当てる時に同時にド!と歌いながら音も弾いてもらいます。同時に歌いながら弾く。これ、すごく重要…
ドレミをランダムで当て続けてもらいます。

先程はドレミの順番で並んでいましたが、今度は順番をバラします。ドレミの場所はもう覚えたよね?じゃあ一度全部元に戻すよ!
一旦ドレミを無くします。

例えば『ドミレ』という順番の音を作ってもらう時、じゃあ、ドの場所、このボードだとどこだっけ?と。実際に自分でもう一度ボードに音玉をくっつけてもらいます。成功したら、じゃあ『ド』を歌いながら弾いてみよう!となります。
さっきはレだったけど、次はミを置いてみよう!
ミをボードにくっつけたら、『ミ』を歌いながら弾く。最後にレも同じようにやります。
こうして『ドミレ』が完成したら、最後に実際にドミレを通して弾いてみよう、となり、歌いながら弾いてもらいます。

以上が初めて音読みをする時の練習方法でした!
このようなレッスンを3回くらい重ねた後、音玉のおはじきを乗せるだけでなく、鉛筆などでドレミの場所を指してもらう練習もしていきます。これが出来る様になると、後々ワークブックで音符を書くエクササイズをやる時に書きやすくなるからです。

このように、音読みのシステムは、線の上(プスっと刺さってるよね)、線の間(お箸でつままれてるみたいだよね)、線の上、線の間…という順番で読んでいくんだよと教えます。これは鍵盤のお隣同士の音符だね、と。

前々回の記事で

ご紹介した『うたとピアノの絵本』が、右手と左手とそれぞれ練習するカリキュラムですので、はじめのうちは右手から進めます。右手に慣れてきた頃に左手もスタートしますので、その頃からやっと上記の音読みの訓練をヘ音記号でやってみることが出来ます。ヘ音記号は真ん中のドからスタートの『ドシラ』(ドを1の指で弾く)から学びます。カリキュラムを進めていくうちに、右手は『ドレミファソ』左手は『ドシラソファ』で弾けるように、そしていつの間にか読めるようになっていきます。


。。。。と!!!いった感じで勉強していくのですが、ピアノって、これだけのことを同時に考えながら、指も動かしていくのでめちゃくちゃ大変な楽器ですよね…!!!!

次回はいよいよ、

・少しでいいから毎日一曲やる

について語っていこうと思います!


つづく



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