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感謝とは 心が動かされ言葉が放たれること その弍

お伊勢参り2日目はいよいよ内宮へ。
平日ということもあって駐車場も混まずに難なく到着。いざ、宇治橋を渡ります。

定番の宇治橋をはずしたショット

あおぞら号に乗って小学校の修学旅行で初めて内宮に来て以来、かれこれ5度目の参拝です。
宇治橋から続く広い参道も、見慣れた景色。

日の丸の意匠ってシンプルでほんとにいいと思う
五十鈴川の御手洗場

久しぶりに御手洗場に降りて行くと、あれ?!
鯉がいない!!!
ここにカラフルな錦鯉や大きな鯉がいたのに!!

水ぬるみ 鯉が跳ね飛ぶ 五十鈴川

と、六年生の授業で苦し紛れに迷句にまでした題材なのに、いない!!
ムッシュは全く覚えていないらしく、ワタクシの話を信じてくれず。笑

代わりに大きなシマ模様のゴリの仲間やハヤの稚魚らしき小魚がたくさん。
しばし茫然としましたが、ここにきたなら手をつけたくなるというもの。
手水舎で浄めましたが、ムッシュとふたり手をつけました。

変わらない流れ

最初の不思議な出来事はこのあと起こりました。
実はムッシュ、エレスチャルのラフロックブレスレットをしてたんです。
天然石好きな方なら、エレスチャルと聞くとそれなりのお値打ちなものとピンとこられるかと思います。
ムッシュ、川の水につけて石が綺麗になったとのたもうたのですが、一目見てワタクシ、もうちょっと洗った方がいいよと言ったんですよね。
素直にムッシュ、ブレスレットを外して川にしばらくつけたあと、再び腕につけようとしたら、なんとパラパラパラ……と、ブレスレットがちぎれてしまったんです。
突然の出来事にびっくりするムッシュ。
ワタクシはと言うと、ブレスレットがパラパラと解けていく瞬間がスローモーションで見えて、
カツン、カツン、カツン……
とロンデルの水晶がひとつ、川底に転がり落ちるのを目撃。

川底にヒマラヤ水晶をご奉納……

この瞬間、なぜか
あ、この人、禊が出来たんだな〜
何かしようとするとずっと邪魔が入ってたけれど、
ここで断ち切って貰ったんだ……
と思ったんですよね。

本人は外でブレスレットが切れたことがなかったのにとびっくりしていましたが、ワタクシ的にはあるあるなことなので、
呼ばれてたのはあんたもかい!!
とツッコミを入れてしまいました。笑
夫婦してお伊勢さんに呼ばれてここに来て、予定調和でこうなったんだと思います。
ありがたいことです。

神楽殿

エレスチャル回収後、瀧祭神に手を合わせていよいよ正宮へ。

ここでふたつ目の不思議な出来事が。
いよいよ自分たちの拝殿の番、と言うときにふわっと前から風が吹いてきて、奥が見えないようにおろされている御幌が、私たちが手を合わせている間、ずっと風で吹き上がったままになったのです。
これだけでもミラクルだと思うのに、手を合わせているときに、暖かくふわっと包まれた感じがする、と思った途端、自分の意識とは切り離されたところで、急にぽろぽろと涙が出てきたのです😳

内宮正宮

泣いてる自分に自分がびっくりする感じで、一礼して眼を開けて、奥の扉をガン見。笑
御幌が下がってくるのをまたスローモーションで見ながら、移動して、ムッシュに勝手に涙出てきた〜!
と報告。
なんで勝手に涙が出てきたのかは自分でも謎なんですが、悲しい涙ではなくて、泣きながら、
今、繋がったんだな、って思ったんです。

以前から氏神の宮司さんから、天照大御神ともう繋がっているからね、と言われ続けていたんですが、その意味がこの瞬間、分かった気がしました。
お伊勢さんに呼ばれたと感じたのはこれだったのかもしれません。

神明造 内宮と外宮で千木の切り口と鰹木の数が違う

もとより日の出の1分後に産まれてきたワタクシ。
ご本尊は大日如来と言われ、インド占星術では太陽のエネルギーが強すぎてもういらない!
とまで言われた太陽の申し子が、ご加護をいただきにあがったと言うことなのかなーと。

ワタクシ、この世に産まれてくることほど神秘的なことはないと思っています。
その日、その時刻に産まれてくることに意味があり、古来から星詠みはこの時間を大切にし、為政者は産まれた時間を明かさなかったと言います。
BG5でも出世時間をとても大切にしていますが、これは産まれ出た瞬間に浴びた宇宙のエネルギーが、その人の人生やその人の個性を決める、と言うメカニズムが存在すると考えているからなんですよね。
実際にはそれだけではなく、遺伝的な側面も加わりますが、そう言うことは置いておいて、太陽を司る神とされる天照大御神と繋がったと感じられたことが今回の一番の感謝でした。

風日祈宮へ続く橋

不思議な体験をふたつして、広い域内をくまなく歩いて内宮制覇。
2時間は余裕で歩きました。
外宮でも内宮でも神馬に会えなかったのが残念でしたが、馬好きムッシュのニッチな知識が炸裂、神馬がアングロアラブ種と言うところが刺さったらしく、ひと蘊蓄、空っぽの厩の前で講義いただきました🤣

天照大御神の荒御魂を祀る荒祭宮

そして、最後に見つけました!
昔、五十鈴川で見たはずの鯉たち。
これ、これ!!と興奮しながらムッシュに指差し報告。笑
ムッシュ曰く、鯉は30年くらい生きるらしく、ものすごく大きい子はもしかするとそれくらい生きているかもしれません。

ここに居ました!

あとから調べてみたら、川にお金を投げ込む人が増えたことで鯉が硬貨を餌と間違えて誤飲してしまい、死んでしまうことが続いたようで、それを回避してのことのようです。
それで川のそばに硬貨を投げ入れないでと言う立て札があったんだ、と納得。
こんなのあったかな??と思ったんですが、やっぱり当時はそういうことが起きてなかったからなかったんですね。
 
こうして宇治橋を再び渡り、現世に戻ってきました。
鳥居から正宮の方角に一礼し、甘党としてははずせないらしい赤福本店へ。笑
和傘もどきの伊勢傘とやらを見つけお買い上げしました。雨が降ると模様が浮き出るというところに食いついてしまっただけなんですが、笑、本物の和傘、そのうち欲しいな〜。

こうして残り時間は別宮めぐりに、と言うことで、行きたかった月讀宮に向います。
最後の不思議な体験はここで待っていました。
 
長くなったので、続きは其の参にて。
読んでくださってありがとうございました💕

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