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きれいごとのメッキが剥げる

2024年が明けました。
新年早々、能登半島を震源とする震災、羽田空港での事故と、ショックな出来事が立て続けに起こりました。関係者の皆さまの気持ちを思うと、いたたまれない気持ちになります。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、残されたご家族の皆さま、被災された皆さまが少しでも早く日常を取り戻せるようお祈りいたします。
 
そしてここからは少し真面目なお話です。
被災された方が身を寄せる避難所の映像を見るにつけ、これが先進国と言われる日本の現状なのかと腹立たしく感じます。
海外では個人のプライバシーが確保され、ベッドが用意されている時代に、日本は戦前の昭和一桁の時代の避難所の風景となんら変わらない状況が、またもや展開されています。
なぜ国はこう言うことをきちんと整備した上で、海外にお金をばら撒かないのだろうと思うし、国のリーダーがそれをできないのなら、なぜ地域のリーダーがそれを率先して整備していかないのかと歯痒く思います。
本当の意味でのリーダー、為政者とはなんなのか、そこと真摯に向き合う人がいない政治の世界のおかしさを、民衆がおかしいと言わないとわからない国なんて、終わってますよね。
大阪万博にかかる費用を、本当に必要なものに振り向けるべきだとの声が大きく出ても、それに対して政治側からは何のリアクションもなく。
リーダーに本当に必要なものは、惰性で進んでいるものを見極め、例え痛みが伴ったとしても、やめるべきものは「やめる」と言う勇気だと思うのです。
 
自分のお金なら、本当にそれ、続けますか?
税金を湯水のように使うだけの意義がありますか?
活きたお金を使うことこそが、商人の町大阪の、ほんまの心意気じゃないですか?と。
国も地方も、政を行う人間が、一時が万事、どこを向いて仕事をしているんだ?
と言うことかと。

避難所で床面と同じ高さで横になるのは、衛生的にも良くないはず。
避難所に身を寄せている皆さんに、せめて段ボールベッドが行き渡り、プライバシーが確保される快適な環境が提供されますように。
身体の芯が温まる、あたたかい食事が届きますように。必要なものが、本当にそれを必要とする人のところに、届きますように。
 
これから時代の周波数というものは、私たちが今まで経験したことのない、新しい方向へと向かっていきます。
今の腐敗した諸々が崩れ去り、混乱のあと新しい秩序が生まれ、次の時代へと繋がっていくことになるのだろうとは思いますが、自分のすべきことが何なのかを理解し、ひとりひとりの命のために戦ってくれるリーダーや、そんなリーダーを支えるエネルギーが生まれてくることを祈ります。 
 
本来、私たちは自分さえ良ければ、と言う考えの民族ではなかったはず。
原点回帰のときがきているのかもなあと感じます。

同時にこの先、今回のようなことが起きたときに、自分の意志で誰かを助けるためにスケールをもって行動できるよう、しっかりと物事を動かせるような人になりたい、ならないと、とそう感じた思いを、ここに少しだけ書き留めておきます。
 
2024年 甲辰 睦月


 







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