安部公房「箱男」 感想文
箱男の感想文
基本的に見る・見られるの話。
箱男は見る側。
見る側というのは、誰でもよくて、本来は奇妙なもの。
だからこの本の書き手は一定ではない。
そして奇妙な見た目(箱をかぶってる)をしてる。ただその見た目にも関わらず世間に溶け込んで生活はしている。
なぜならみんな見る側になるから。奇妙な見る側は同時に見られる側にもなる見た目をしているがそれは注目されるに値しないということも暗示しているかもしれない。
それに対し見られる側は、特定の人物がいる。
そして見られる側はし