マリリン ボンノー:終活アドバイザー

祖母と母の、介護や看取りを通じて「終活」の大切さを実感しました。そんな経緯もあって、現…

マリリン ボンノー:終活アドバイザー

祖母と母の、介護や看取りを通じて「終活」の大切さを実感しました。そんな経緯もあって、現在は終活アドバイザーとして活動しています。これまでの経験で得た、終活に関するさまざまな情報をお届けしていきます。

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シューカツのすゝめ

はじめまして。ナムアミダブツ 終活アドバイザー マリリン ボンノーと申します。ここでは、終活について、さまざまな情報をお伝えしていきたいと思います。 どうぞよろしくお願いします。 「人は必ず、いつか死ぬ」。これは、普遍の事実です。 「死ぬ なんて、縁起でもない」 「そんなこと、口にしたくない」 「まだまだ、先の話」 そう感じるのも当然ですが、この事実から目をそらさず、残された時間の中で何をしたいか、そして最期の瞬間、自分がどうありたいかを考えるのが、終活です。 あな

    • 遺産分割協議

      こんにちは。ナムアミダブツ 終活アドバイザーのマリリン ボンノーです。今回は、相続手続きに必要な、遺産分割協議書についてお伝えします。 相続の際、遺言書がある場合は原則としてそこに記された分け方が優先されます。 一方、遺言書がない場合は、相続人全員で財産の分け方を話し合います。これを、遺産分割協議といいます。 これは、共同相続人全員の参加が必要です。 「〇〇は話が合わないから、声をかけないでおこう」 「××の言ってることは、無視したらいいよ」といったように、一部の共同相続人

      • 相続 遺留分について

        こんにちは。ナムアミダブツ 終活アドバイザーのマリリン ボンノーです。 今回は、相続の際の遺留分についてお伝えします。 亡くなった方の遺言がある場合、相続はそこに書かれた分け方が優先されます。ただ、「全財産を、愛人A子に相続させたい」「ボランティア団体に、全額寄付したい」というような内容の場合、遺族が困ってしまうことがあります。 そこで法律では、一定範囲の相続人が最低限相続できる相続分を「遺留分」として定めています。 遺留分の権利が保証されるのは、亡くなった方の配偶者と子

        • 「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」

          こんにちは。ナムアミダブツ 終活アドバイザーのマリリン ボンノーです。 遺産の分け方については民法で定められていますが、遺言書がある場合は、こちらの内容が優先されます。 あなたの財産について、意思表示したいことがあれば、遺言書を作成しておきましょう。 遺言書は、「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」の2つがあります。 それぞれにメリット・デメリットがあるので、比較して、自分に合う方法を選びましょう。 【自筆証書遺言】 自分で書く遺言書。 メリット:思い立った時、すぐに一人で

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        • 遺言書は大切な人たちへのギフト
          2本
        • そうだ  エンディングノート、書こう
          5本

        記事

          遺言書をつくろう

          こんにちは。ナムアミダブツ 終活アドバイザーのマリリン ボンノーです。 自分の死後、自分の財産についてどのようにしたいかという希望は、遺言書として残しておきましょう。 「わたしには、そんな大きな財産もないから…」とおっしゃる方も多いのですが、相続争いというのは、一部のお金持ちの人に限った話ではないのです。実際に、家庭裁判所に持ち込まれる相続に関する争いは、比較的少額のトラブルが多いそう。そして、相続をめぐるトラブルでよく聞かれるのが、兄弟姉妹で、親の遺産の分け方についてもめ

          将来のマネープランを立てる

          こんにちは。ナムアミダブツ 終活アドバイザーのマリリン ボンノーです。 あなたはこれからの人生、どんな生活をしていきたいでしょうか。 現役を退いて時間ができたら、旅行に行きたい、美味しいものを食べたい。趣味も楽しみたい、学びたいことがある…。夢は膨らみますが、その生活を支えるのが、“お金”です。 最近では、年齢を重ねても仕事を続ける人も少なくありませんが、多くの場合、現役時代のような収入を得ることはできません。 そこであらかじめ、年金収入の範囲内で生活していくプランを立てて

          財産について書く

          こんにちは。ナムアミダブツ 終活アドバイザーのマリリン ボンノーです。 エンディングノートには、財産について、年金の受給状況や借金の有無、そのほかの資産についても記しておきましょう。 貯蓄と借り入れについては、金融機関や支店、担当者名なども書いておくと、もしものときに役立ちます。ただ、キャッシュカードの暗証番号は書かないように。エンディングノートは、人に見られることを前提に書くものなので、暗証番号のような情報は、伝えておきたい人に、別の手段で知らせておくようにしましょう。

          自分の縁を見直す

          こんにちは。ナムアミダブツ 終活アドバイザーのマリリン ボンノーです。終活では、これまで関わった人や、築いてきたご縁を見直すことも大切です。そこでエンディングノートには、自分に関わる人についても書いてみましょう。 最近では、携帯電話にすべての連絡先を保管していて、自分の電話番号さえも、うろ覚え…という方も多いようです。万が一データが消えてしまっても、重要な連絡先をエンディングノートに記しておけば安心です。エンディングノートは、備忘録としても役立つのです。 また、「もしも」

          自分の最期を記す

          こんにちは。ナムアミダブツ 終活アドバイザーのマリリン ボンノーです。今回は、エンディングノートを書き始めるきっかけづくりについて、お伝えします。 エンディングノートを書く となると、「通帳を探して、口座番号と、それから、保険証、年金証書…」というのが億劫で、ついつい先延ばしになってしまいませんか。 そこでまずは、「自分のこと」から書き始めましょう。 氏名(あれば旧姓)、生年月日(元号・西暦どちらも)、住所、本籍地。 そして重要なのが、自分が生まれてから現在まで、どんな人

          エンディングノート、3つのエン。

          こんにちは。ナムアミダブツ 終活アドバイザー マリリン ボンノーです。今回は、エンディングノートの嬉しい効果についてお伝えしたいと思います。 エンディングノートというと、遺産や終末医療についてなど、“もしものとき”のために書くものだと感じていませんか。 エンディングノートに書く項目として、本当に力をいれてほしいのが、“自分の記録”を書くことです。 自分がどんな人生を送ってきたのかを記すことは、これまでの日々を振り返るだけでなく、これからどんな人生を送っていきたいのか、この

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