因果応報

日々、現実逃避

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夏の課題図書

ついにこの時期がやって参りました。 #この夏やりたいこと 毎年、夏と秋に自分の積読の中から課題図書(その季節中に読みたいなと思った本)を10冊決めています。(今思いましたけど、春と冬もあってもいいですね。でもそれだと課題図書だらけになっちゃうかも) 今年も6月の下旬に10冊選びました。と、言っても現在課題図書の中から読み終えたのは一冊。決して読んでいないわけではなくて、今読みたいって感じる本が多いんです。選択の余地があるってとても幸せですね。幸せだから、いいんです。 こ

    • 優しい人

      帰りのバスの中。最寄駅に到着した瞬間。 そうか。“優しい”って都合の良い人間なんだ。 心にストンと落ちたのを感じた。 その日、2時間残業して疲れ切っていた。日曜日。みんなは定時に退勤して、一人だけの残業だった。きつかった。経験も浅いし、一人では判断がつかないこともあるし、恐らく無駄な動作が多いのだ。でも自分が辛い時、優しい人を利用したくないなと思った。話しかけづらい、頼りづらい人はたくさんいる。だからお願いしやすい人に頼ってしまう。それがいつも申し訳なかった。その日も、

      • 「やることいっぱい」

        頭痛外来の帰り、早朝。時刻は9時。 出勤する大人に囲まれながら、ぼんやりとエスカレーターに乗っていた。すると反対のエスカレーターから“やることいっぱい”と書かれたトートバッグを肩にかけた女性が駆け降りて行くのが目に入った。何とまあ、可愛らしい。そうだよなぁ。みんな“やることいっぱい”だよなぁ。その中から優先順位を決めて、選んで、安堵したり後悔したり。こんな混沌とした世界のなかでも、やはり人生だなぁ。 私だったらあのトートバッグに何を詰めるだろう。今なら最近読んだレーエンデ国物

        • 降車ボタン

          「鳴らないですよね?」 「鳴らないですね」 バス車内。聞こえてきたコソコソ話に目を向ける。 その会話やボタンを指す動作からして、降車ボタンが反応しないことがわかった。私がバスに乗ってすぐのことである。 え?そんなことある? そう思っていると、次のバス停に到着する所まで来ていた。当たり前だが、降車ボタンは点灯していない。 「すみません、降ります!」 ドア付近の女性が声を上げた。運転手さんは「止まります」とアナウンスし、バスは停車。数人が降りていった。ドアが閉まり、バスは発車し

        夏の課題図書

          自己紹介

          因果応報と申します。 自分の考えを口に出すタイプではない私は、文章になら出来るのではないかという希望を込めて始めてみました。 自己紹介は得意ではない為、簡潔にはなりますがご覧いただけたら幸いです。  ▶︎年齢と職業20台後半の医療従事者です。 ▶︎休日睡眠と読書です。現実を直視しないことが大事。 あと映画も好きです。 24年上半期はライブやコラボカフェに行ったりと比較的活動的でした。 ▶︎本幼少期から本と共に育ってきました。 本屋で働いていた時が人生のピークでした。