わだ せう|フリーライター

フリーライターです。読んでくださった方が少しだけ勇気を出せるような、少しだけ気が楽になるような文章を書きたいと日々精進しています。

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マガジン

  • ゆるのるマガジン

    • 4本

    このマガジンを見つけてくださり、ありがとうございます! ゆるいノルマのマガジン、略して「ゆるのるマガジン」です。 あるライター講座で知り合ったメンバーが書いた文章をまとめて掲載しています。 できるだけ書くことへの不安を感じず、自由に書ける方法を模索していこうと思います。

最近の記事

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フリーライター 和田翔/わだせう の実績まとめ

【2022年7月19日:実績まとめを更新しました】 ご覧いただきありがとうございます。 現在私は、ビジネス向け媒体では「和田 翔(わだ しょう)」、noteなどでは「わだせう」の名でフリーライターとして活動中です。 本記事では、これまでの実績や得意分野などをまとめました。 お仕事の依頼などをご検討いただく際は、ぜひご覧ください。 ■「和田翔」としての活動 (編集兼記者)これまでおよそ4年間、自動車業界の専門メディア「 LIGARE.News 」で編集兼記者として活動し

    • 100km踏破を目指して~靴選び編~

      先日「関西エクストリームウォーク100」にエントリーしました。下記の記事で、姫路から大阪まで100kmの道のりをなんとか完走するぞ、と決意した次第です。そのためにやるべき準備について考えていこうと思います。 ■千里の道も一歩からタイトルにあるように、今回は靴選びについて。長い距離を歩くわけですから、何より足元が重要なのは言うまでもありません。 筆者がふだん履いている靴は、「On Cloud5」です。Onはスイスのメーカーで、最近Web広告をバシバシ出してますから、ご覧にな

      • 100km踏破を目指して~序文~

        先日「関西エクストリームウォーク100」にエントリーしました。 姫路から大阪まで100kmのを道のりを歩くこのイベント。制限時間24時間のエキスパート部門と、同26時間のチャレンジ部門の2種目があり、私がエントリーしたのはチャレンジ部門です。丸一日寝ずに歩き続けるこの試練は、まさにエクストリームといえましょう。 ちなみに今回が初参戦です。大人になってから、こうしたウォーキングイベントやマラソン大会などに出場した経験は一切ありません。中学高校では陸上部(短距離)に所属していま

        • 有島武郎『カインの末裔』を読んで

          お正月、実家の本棚を整理していると、日本文学全集(新潮社)の『有島武郎集』を見つけました。奥付を見ると昭和40年の第12刷とあるので、おそらく父が買ったものでしょう。 今回読んだ『カインの末裔』はその作品集に収録されていて、『或る女』と並んで有島武郎の代表作の一つです。「タイトルがかっこいいなあ」と前から気になっていたので、この機会に借りてきました。題材は旧約聖書の「カインとアベル」なのでしょう。僕はこの二人の名前を聞くと、「ファイアーエムブレム 紋章の謎」と「ゼノギアス」

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          今年読んだ10冊を振り返る

          今年はフリーランスとして開業したり、複数のライター講座を受けたり、ガラリと環境が変わった一年でした。記事を書いているときは、悩んで唸ってのたうち回ってを繰り返していましたが、それもいい経験になったと思います。おかげさまで楽しい一年を過ごせました。 そんなこんなで慌ただしい年になるのはわかっていましたから、2021年は「計画的に読書をしよう」と目標を立てていました。何とかして読書の時間を確保しておかないと、本当に全く読まなくなるので。 で、朝仕事を始める前、昼の休憩時間、夕

          今年読んだ10冊を振り返る

          mixiでの日記を供養するnote

          きっと誰にも、犯してしまった過ちを思い出して、のたうち回った経験があるだろう。僕はしょっちゅうある。なんなら毎日のことだ。 「昨日の飲み会で、なぜあんな暴言を吐いてしまったのか」と直近の出来事を悔やむこともあれば、「なぜ10年前の自分は、慣れない合コンに浮足立ってあんな失態を…」など、ずいぶん昔の恥をリフレインすることも多々ある。髪を洗い流すシャワーの音でかき消しながら、あるいは分厚い布団の中で芋虫のようにうずくまりながら、声にならない声を発して悶え苦しむのはもはや日課にな

          mixiでの日記を供養するnote

          僕たちもたいてい豆腐なんですよ。

          近ごろ「豆腐メンタル」という言い回しを目にすることが増えた。豆腐のように精神面がもろいことを指す。意味を調べるまでもない、わかりやすい表現である。 ところで、ある時ふと気になった。「豆腐は本当にもろいのか?」と。確かに絹ごし豆腐は力加減を間違えるとボロボロに崩れやすい。一方、木綿豆腐はなかなかの硬さだ。というか炒り豆腐や白和えのような食べ方があるのだから、崩れたとしても何が問題なのか。豆腐をもろいものの象徴として扱うのは、もしかすると無理があるのかもしれない。そう思ったのだ

          僕たちもたいてい豆腐なんですよ。

          「歴史×ミステリー」で旅をした話|米澤穂信『黒牢城』を読んで

          気がつけば、石垣の上にいた。まるでその場にいるような、という比喩ではない。現実の世界で城跡に立っていた。ミステリー小説を読んで、およそ10km離れた史跡まで駆けることになるとは想像もしなかった。 ミステリー最大の醍醐味は、謎が解けたときのカタルシスだと思っていた。しかし、米澤穂信の『黒牢城』を読んでその考えを改めることになった。 ■『黒牢城』について 米澤穂信が書いた『黒牢城』の物語は、戦国時代に実際起こった「有岡城の戦い」を下敷きにしている。西暦で言うと1578年から1

          「歴史×ミステリー」で旅をした話|米澤穂信『黒牢城』を読んで

          歴史を旅できるまちに住みたい

          小学生のころ、「戦国武将になりたい」と空想にふけることがよくあった。父が知り合いから学研の『まんが日本の歴史』を譲り受けたのがきっかけだったと思う。振り仮名なしでは読めない漢字だらけなのに、ページを繰るたびに未知の世界へと旅立てる学習まんがに私は夢中になった。 きっと「ごっこ遊び」の延長だったのだろう。実際に合戦ごっこをするわけではないけれど、天下を賭けて争う武将たちの生き様に触れると心躍る高まりを感じていた。その感情はテレビの向こうの特撮ヒーローに抱くワクワク感と似ていた

          歴史を旅できるまちに住みたい

          note記事を誤って削除したときの対処法

          先日、筆者の不手際で投稿済みのnote記事を削除してしまいました。消して数日経ってから気づいたのですが、発覚した瞬間は変な汗が噴き出してパニック寸前でした。クソ雑魚メンタル。 自分のように「やってしまった!」と慌てる人が少しでも減ることを願い、今回の失敗からわかった対処方法をまとめました。特にnoteの操作にまだ慣れていない人は、知っておくと不測の事態への対処法になると思います。なるといいな。 ■復元は可能か?まず大前提。一度削除してしまったnoteの記事を、削除前と全く

          note記事を誤って削除したときの対処法

          25年愛する推しキャラについて[復元]

          この記事は、9月16日(木)にアップした記事の再投稿(復元)です。元記事は誤操作により削除してしまいました。元記事をご覧いただいたみなさま、SNS経由で読みに来たのに削除されていてガッカリしたみなさま、大変申し訳ございませんでした。 30代半ばでマンガやアニメ、ゲームに夢中になっていると、知人から苦い顔をされることが時々ある。それは「いい年して……」という呆れからくる表情だろうか。あるいは、相手の反応などおかまいなしに熱っぽくオタクカルチャーを語る中年男の無神経さと痛々しさ

          25年愛する推しキャラについて[復元]

          Jリーグのマスコットって、あの動物ハブられてない?

          先日、ガンバ大阪の本拠地であるパナソニックスタジアム吹田に行ってきました。8月最後の土曜日に、Jリーグ屈指のダービーマッチであるセレッソ大阪との試合を見るためです。 昨年から無観客や定員制限での試合が多かったのもあって、なんだかんだ2019年シーズン以来のパナスタ参戦です。久しぶりの生観戦に高まるテンションを抑えきれず、ついつい早めにスタジアムに到着してしまいました。いつもは試合のおよそ1時間前に現地入りするのですが、その日は3時間前に到着しました。少し落ち着け。 真夏の

          Jリーグのマスコットって、あの動物ハブられてない?

          ひいばあちゃんの番茶は見つからない

          どれほど強く願っても、どんな手を尽くしても、もう手に入らないものがある。僕にとっては「ひいばあちゃんの番茶」がそれにあたる。 母の実家は代々田んぼを持っていて、その隅にはお茶の木が植えてあった。母の祖母であるひいばあちゃんは、摘んだ茶葉を一度蒸して、むしろに広げて、時折お湯をかけながら天日干しを行い、番茶づくりをしていた。 お茶屋さんの分類では、各地の製法ごとに「京番茶」や「美作番茶」、「阿波番茶」などがあるそうだ。おぼろ気な僕の記憶と母や親戚たちに聞いた情報をつなぎ合わ

          ひいばあちゃんの番茶は見つからない

          sleep meを買ったら龍を封印できた話

          頭上で龍が舞い始めたのは12月のことだった。 龍は雷のような音を轟かせ、地割れのような振動を発する。 絶えず響く責め苦に、僕はいよいよ正気でいられなくなった。 ■ドラゴンがあらわれた!というわけで正気を失った僕は先日ある買い物をしました。買ったのはアメリカに本社を構える marpac(マーパック) の「sleep me」。大きさはトイレットペーパー 1ロールより一回り大きいくらいです。 この sleep me、いわゆる「ホワイトノイズマシン」と呼ばれるものです。なぜこの商

          sleep meを買ったら龍を封印できた話

          山を越えて父は

          「若いころ、死のうと思って放浪したことがある。」 父からその言葉を聞いたのは、10年ほど前だった。しかし、そう語るテーブル越しの父は、頬を上気させながら気持ちよさそうに酒をあおっている。突然の告白と、眼の前にいるご機嫌な父の姿は、結び付けるのがあまりにも困難だ。当時の私は、それを酒の勢いで膨らませた話だと思い、軽く受け流してしまった。 そしてその告白から数年後、ちょうど70歳を目の前にした父の体に異変が見つかった。「悪性リンパ腫」、いわゆる血液のがんである。父の首に現れた腫

          ゴッドハンドを探す旅

          先日ZOZOTOWNが、3D計測用ボディスーツ「ZOZOSUIT 2」を発表しました。もはや「それ何だっけ?」という人も大勢いるかと思うので、念のため公式のリリースを貼っておきます。 そうです、張り巡らされた無数のセンサーで体のサイズを計測する全身タイツのようなアレです。 2018年、初代ZOZOSUITの配布が始まると当時の筆者は即取り寄せ、デニムやらスーツやらをオーダーして一喜一憂した思い出があります。特に「試着しなくていい」という点に魅力を感じていました。 リアル

          ゴッドハンドを探す旅