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~インフラ整備のご案内~
INFRASTRUCTURE
インフラとかそういうものを表す言葉です。
世の中には人びとの生活を下支えするものがあります。
それがインフラです。
水道の蛇口をひねると、水が出てきます。
川を流れる水を引き、
それをろ過してキレイにし、
地中に埋めた水道管で運び、
ようやく水道から水が出てきます。
自然の水を体内へと取り込むために造られた基盤、
水を飲むための一連の流れそのものが、
インフラです。
一方で INFRASTRUCTURE には、
社会学で使われる意味があり、
それは「下部構造」と言われています。
イメージは同じです。
それは下支えになり、その上に
ものや仕組みが出来上がります。
例えば、奴隷貿易の発展は、
アメリカの大規模な綿花栽培を支えました。
奴隷貿易は農業や生産における
インフラとなりました。
また、奴隷貿易の発展は、
アメリカの根強い黒人差別を支持しました。
奴隷貿易は黒人差別の
インフラともなっています。
生活様式や生産方法を決める生活基盤。
頭の中や考え方に強く影響した当時の常識。
学問では、こんな感じです。
いずれにせよ、下支えになるもの、
基盤になるものが
INFRASTRUCTURE なのです。
さて、
今日、ネットとパソコンとスマホとカメラは
INFRASTRUCTURE です。
服の流通においては、とりわけ大事です。
アイテムや販売員さんや、
実際の試着じゃなくなりつつあります。
みんな、インフラの海の中で泳ぎながら、
好きなものを流したり、みつけたりします。
それは、広大かつ曖昧で、未/否体験的です。
インフラが整っているので、
容易にアイデアを届けられる。
自身が、溶け込んで、誰かに発見され、
新たなインフラになっていく。
そんな流動性を体現できたらと思います。
最後に、何をするのかというと。。。
リメイクをしています。
古着もインフラです。
自らアメーバみたいに変わろうとします。
大きな川からそれを引き、
簡素な設備で効果的にろ過し、
スマホの水道管に乗せて、
ポストからお届けしています。
ときには、工場の出荷検査員に紛して、
出荷されたものに手を加え、
別のイメージ戦略を勝手に実践します。
きれいな水を圧倒的な量で押し付ける
巨大資本にはできないことを。
完璧にクリアでなくても飲める水を
手ごろにお届けすることを。
クソな世界が1ミリでも楽しくなることを。
正直、変化を手伝うだけなのです。