[おぐねた]昔なつかしパソコンとーーーく 〜 PC98編 その1(全3回)
最初に触ったコンピュータを覚えているだろうか?
自分は今の会社に入るまで、触ったのはワープロだけで、変換=リターンというのを初めて覚えました(笑)。
最初の教育でパソコンは会社が貸与してくれるとうことで楽しみにしていたのですが、最初に与えられたのは、PC-9801 VM2・・V30という NEC 製のインテル8086互換でメモリー256KB(キロバイト!)。
当時は見ての通り FDD 5インチ が全盛でハードディスクはついていませんでした。
ある人に FDD で一太郎や 123(ワンツースリーと呼ぶ。エクセルみたいな表計算ソフト)が使えるよと教えてもらったので、自宅に持ち帰りさあ勉強するぞ!と思ってポッチと起動・・・ガチャガチャと FDD を読む音の後、無残にもメモリーが足りないという悲しい文字。
翌日に会社で聞いてみると「そりゃメモリーが足りないね・・・640KB ないと動かないよ」とのこと・・・しかも 640KB にするのにはお金がかかるらしい。
おいおい、まともにソフトが動かないものを貸すのか?
よく見たらディスプレイは赤いのだが・・・たしかに東芝とかはオレンジ色のディプレイだし(当時は流行っていた)ところが次の一言
「ディスプレイ赤くなかった?あれ壊れているんだよね。アハハ。」
メモリーの足りないコンピュータに赤い不良ディスプレイ・・・
123 も動かないパソコンで勉強できるはずがないだろうと一念発起するはめに。
前の会社の退職金+α の大枚 40万円 近くを投じて当時最新鋭の NEC のパソコンを買いました・・・当時は自分も勉学のためにお金を厭わなかったのです(笑)。
当時は今のようにセットアップをしてくれる人はおらず、自分で納品も設定もやってました。場合によっては教育すらしなければいけないので、こりゃ買って覚えるしか無いなと。
で、DOS の本を5冊は買う羽目に・・・考えて見ればそれがこの業界で生き残る術の一つだったのでした・・・(次に続く)
投稿者:おぐたん
PC が仕事で使われる前の90年に70名程度だったソフトクリエイトに転職。MS-DOS からWindows・Network・Mac・Linux と PC の進化に応じて30年近く様々なソリューション製品を販売する商品の生き字引。現在は営業の知識と技術の知識を生かして顧客先にいろんな製品を提案する営業を推進する部門に所属。
趣味は広く歴史・軍事・戦史マニア・ガジェットおたく。その中で愛する千葉ロッテマリーンズに1983年以来実に観戦数1,000試合以上、日本の球場を古今東西南北70球場で見たというオタク。残る県は宮崎・大分・福井だけだという話。本人曰く勝つのがわかっているようなチームには愛着も勝たせるための努力も工夫もないからつまらないとのこと。