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立冬、第57候末候「キンセンカ香ばし」の季節に突入!

本日11月17日より「キンセンカ香ばし」に入りました。キンセンカは、
黄金の杯と呼ばれたスイセンの花のことです。
この時期の水仙は、正月の花としてたいへん喜ばれました。

日本の気候とたいへん相性が良く、放っておいても冷たい風が吹く
野原などで勝手に増えていく花です。静かに花を揺らす姿は、どこか
高貴に見えます。上品な香りがあたりを漂う季節です。

一般的に水仙は、華麗な花を咲かせますが、葉や球根には毒があり、
口にした場合は腹痛や嘔吐を引き起こすので気をつけなければいけ
ません。

季節の魚介としては、ホッケがあります。
脂がのった干物のホッケはたいへん人気があり、居酒屋のメニューや
家庭のおかずに最適です。

真ホッケは脂はそこまでなく、ほくほくとしていて淡白な味わいです。
一方、縞ホッケは肉厚で脂がのっていて身がプリプリ、ジューシーで、
脂のりの良い魚です。脂ののりを楽しむ人に好まれる味です。

煮付けやフライや照り焼きなどにして食してもたいへん美味しい。

生牡蠣も美味しい時季になってきました。
この時季になると無性に牡蠣フライを食べたくなります。やはり
揚げたてをフーフー言いながら食べると格別です。

11月になると身が詰まり、味がのってくるので生牡蠣の他にも
土手鍋するのもいい。

脳のエネルギーが不足がちなる季節です。そうなると疲れやすく、
不安感が高まって幸福感が薄れるので、積極的に脳にエネルギーを
注入する食材を摂る必要があります。

脳のエネルギーというと、ブドウ糖などの炭水化物を思い浮かべる
人がほとんどですが、糖質は一時的に多幸感が得られるだけで、摂り
過ぎると生活習慣病を誘発してしまいます。

そこで、この時期の青魚や貝類、アマニオイル、ナッツ類、緑黄色
野菜をバランスよく接種することが必要です。
アマニ油は青魚の脂のDHA/EPAと同様ののオメガ3のオイルとして
体にいいものです。

貝類としては、この時季は前述の牡蠣がいちばん適切です。

そろそろ鍋が美味しくなる季節ですので、牡蠣の土手鍋が無性に
食べたくなってきました。典型的な発酵食品の味噌と合わせて
摂れるのでこの時期の最適な食材なのは納得です。

そういえば、冬期にパリに仕事で行ったときにレストランの店頭に
生牡蠣が並んでいて、レモンやビネガーを搾って十数個一気に
食べて美味しかったことを思い出しました。



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