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日本人が欠けている知恵をユダヤ人のWisdomから学べ!(その4)

その3~の続き
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3つめは、冷静な視点で最適解を探る「分類主義」についてのお話です。
あらゆる事象に対して「なぜ?」と疑問を持ち、「原典主義」および
フィールドワークとして現場主義を貫いて自分の頭で考え、より深く
理解し、本質を学ぶ方法論が必要になってきます。

それが、まさしく「分類主義」なのです。
人類の学問は分類によって発展してきたと言ってもいい。細かく
分類することで、思考力、言語力、学問の程度そのもの、
つまり文化、文明のバロメーターになります。

分類という行為は、誰もが日常の中で多かれ少なかれやって
いるものです。ところが、ユダヤ人の分類は並外れて徹底して
います。

たとえば、あらゆる事象に対してあらゆる角度から前提を
考察して分類しながら議論をするという行為をユダヤ人同士が
議論の場で一緒になると、はじめます。

「安息日に仕事をしてはいけない」というユダヤの戒律が
あります。金曜日がその安息日ですが、どこまでが仕事と
言えるのか?ということを徹底的に議論します。

ユダヤ人にとっては、オールオアナッシングという潔い
考え方はしません。厳格な超正統派は、厳しく解釈しますが、
緩く考えるユダヤ人は徹頭徹尾、ケーススタディを分類して
最適解を見つける作業をします。

日本人からするとそこまで比類なく分類することに対して
理屈ぽさや屁理屈を感じてしまうほどです。

なぜ、そんなことをするのか?
それは、あらゆることに対して「想定外」をなくす行為のなの
です。現実で起こりえることはもちろん、現実では起こりえない、
あり得ないことを想定し、分類することで危険を回避する習慣が
歴史的な迫害を生き抜いてきたDNAとしてユダヤ民族には太古から
備わっているのです。

日本人が一番苦手な危機管理が徹底しているのです。分類によって
想定内、想定外の思考のから解放されて最適解を導き出す作業を
やっているのです。

つまり、いついかなるときにおいても最悪の状態を想定しているので
慌てることがありません。

また、感情的にならないために言葉の定義や置かれた状況を明確に
把握することを大切にしています。

このような徹底した分類の結果、
タルムードには困ったときのケーススタディが、必ず見つけられるます。
つまり、人生の知恵が詰まっているのです。

ラビは、科学的発見など、常に新しい事象が発生するとすぐにそれを
分類して、想定問答に加える作業を怠りません。
そのため、ユダヤ人にとっては、想定外という文字はないのです。

日本人が見習うべき示唆があると思いませんか?

その5に続く

最初から読みたい人は、
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