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あなたもスマホ依存になっていませんか?それは、深刻な記憶力低下を招くリスクがある!
スマホが新たな知識の展望を切り開き、ほとんどすべてのことが
いとも簡単に回答にたどり着いてしまうために手放せなくなっている
のは間違いありません。しかし、現代人はスマホのせいで、今現在の
この瞬間から切り離されてしまっていることに気づくべきです。
あらゆる知識をスマホに依存してしまっていることをもっと認識
すべきです。地図も自分のスケジュールさえも覚える必要が
なくなっていることに違和感を感じることはありませんか?
スマホに頼りすぎた現代の人の脳はどうなっているのでしょうか?
電磁波などの物理的な悪影響を言っているのではありません。
たとえば、スマホでずっとメッセージのやりとりをしていたために、
今日が素晴らしい日だったことにまったく気づかずに過ごしてしまった
ということが多々起っています。
上の空で経験したことは、あとで思い出そうと思ってもなかなか
思い出せないものです。その結果、新しい考えを思いつく能力や
クリエイティビティすら限られたものになってしまいます。
このことは、人間の創造的なすばらしい能力を毀損してしまう
重要な問題です。もともと脳はマルチタスクすることができません。
できているように見えるのは洗濯物を干しながら音楽を聴いて
いると言うような認知的な負荷が低いものに限られます。
スマホを注視していれば、他のことには注意を払うことが
できません。このことは実はとても深い意味があります。
なぜなら、人は自分が注意を向けたものだけを記憶できるから
です。注意を払っていなければ、人間は思い出せる記憶がない
のと同じで、記憶できません。
電車に乗って、周りの人たちを観察してみてください。私の経験では
7人が座っている座席で5人がスマホで何らかの作業をしています。
たとえば、ゲームやメールのチェック、ニュースを読んでいる人も
います。そしてリアルな本を読んでいる人がひとり、疲れて眠り
こけている人が一人といったところでしょうか?
とにかくみんなスマホに依存していることは明白です。スマホを
忘れてしまうと何もできない状態になって、パニックを起こして
しまうのは、単なる錯覚です。
それでは、スマホ依存から脱却する方法はあるのでしょうか?
それは、スマホを触らない時間を意識的につくる以外にありません。
旅に出て自然にふれあうことでスマホを見る機会を極力減らしたり、
睡眠に入る前のスマホ見をやめるとか、自分でスマホ依存を自覚
して、まる一日、スマホなしで過ごしてみてはどうでしょうか?
せめて、スマホを一日、見ない時間を多少でもふやしてみたら
どうでしょうか?
「スマホを忘れたらまったく仕事にならない」とお嘆きのあなたへの
提言です。