秋に生まれたきみへ #贈りnote
もうまもなく秋が終わろうとしているけど、風邪ひいちゃって機嫌が悪いきみへ。毎夜、布団をかけるたび、泣き叫んだり、顔を蹴ったりしないでください。
布団を蹴りすぎて移動していくもので、最近毎日、顔の真横にきみの足があるんだよね。
暑いから大きなお世話だって？
きみのカワイイあんよのせいで、パパは犬並みに眠りが浅いです。これからますます寒くなるから暑がり男子のきみに可愛いスリーパーを用意します。とにかく早く元気になってね。
5人兄弟の末っ子として産まれ、はや2年。
ついにイヤイヤ期が始まりましたね。
自我が芽生えるのは成長の証。とても喜んでいるけれど、機嫌が悪くなってモノを投げるのはやめてください。
いくらイヤイヤ言ってもいいけど、食べ物だけは粗末にしたらダメです。真剣に叱ります。三つ子の魂100までの大事な時期です。何度でも同じ事を言います。
「食べ物は投げたらあかん！わかった？」
真剣な表情できみに伝えると、ビー玉みたいな黒目をうるうるさせながら…
「わかっちゃった……」
と答えるきみが実は愛おしくて仕方ないんです。みんな目尻が下がりそうになるのを我慢するのに必死なんです。だからモノは投げないでね。
兄ちゃんや姉ちゃんもきみのことが可愛くてたまらないようです。帰ってきたら、みんな、まずきみのことを探しているもんね。
きみが先に寝ちゃったりしていると、一番上の高校生の姉ちゃんは
「なんで？もう寝てるの？」
本当に残念そうにして、きみを起こそうとしたりする時もあって困ったものです。
だから、きみがアンパンマンに夢中になって、中学生の兄ちゃんが話かけても無視するだけで兄ちゃんがどれだけ心に影を落としているか、少しは考えてみてください。
それぐらい、きみはみんなに愛されています。
「この子は家族の絆をより強くするために産まれてきたんだよね」
パパの姉さんが、産まれたばかりのきみに不思議なことを言っていたけど、ほんとにその通りになってビックリしています。
思春期の姉ちゃんや兄ちゃんとも、きみを囲んで過ごす時間が増えたから、たくさんお話することができています。もちろんパパとママもです。
きみはその人懐っこさで、家の外でもなかなかやらかしてくれているようですね。しっかり保育園の先生に聞いてますよ。
朝一、ママの腕を振り解いて先生の胸に飛び込んだり……
突然、年下の女の子によしよしして自然と手をつないでいたり……
先生がしゃがんだ瞬間にバックハグしたり……
ちょっとやばい男子になりそうですね。
この前なんか服の中にボールを２つ入れて「おっぱいぃぃぃ～」って叫んで走り回っていたそうですね。なかなかのものですよ、これは。
お迎えのパパは顔が真っ赤になりました。
きっと一時期、小学生の姉ちゃんが「クレヨンしんちゃん」ばかり見ていた影響に違いない。そういうことにしておこうと思います。
そしてきみのことを一番愛しているのは間違いなくママです。こんなに毎日可愛いと言ってくれるママのことを、きみも一生愛してあげてください。
これだけ毎日いろんな方から可愛いと言われるきみは本当に幸せものです。
きみが大好きな「はたらくくるま」。２週間前は「ララララ～〇〇〇〇しゃ♪」の「しゃ♪」しか歌えなかったのに、昨日はタンクローリー車まで全部歌えるようになってビックリしました。
今朝なんか大好物の５５１の豚まんを１個まるごと食べられるようになっていて、毎日本当に成長を楽しませてもらっています。
あっという間に大きくなっていくけれど、これからも家族を笑顔にしてください。
今年は短い秋になりそうですが、移り行く季節もしなやかに、穏やかに乗り越えて、実りある人生になりますように。
金木犀が香るたびにきみが産まれてきたことに感謝します。
秋に生まれたきみへ
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ということで、今回おだんごさんのたった1人の誰かに贈る素敵な企画「#贈りnote 」に参加させていただきました。
おだんごさん、いつも我が家を見守ってくれてありがとう。同い年のおだんごさんは同志でもあり、先輩でもあり、父でもあり、母でもあり、色んな顔をもっていて、ハッとさせられたり、気持ちを鎮めてくれたり、勇気をもらったりと、とてもありがたい存在です。
ギリギリになっちゃってごめんなさい。心の隙間をじゅわぁっと満たしてくれる素敵な企画をありがとうございました！
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