よいものづくりは、明日を拓く ─ Featured Projects 2024
こんにちは、Webディレクターの鈴鹿です。
今回のnoteは5月24〜26日の3日間にわたって開催されたデザインフェスティバル「Featured Projects 2024」を紹介します。
「よいものづくりは、明日を拓く」をテーマに、デザイナーをはじめとした様々な分野の作り手が主体になって作り上げ、年々盛り上がりを見せている本イベント。インフォーカスもサポーターとして参加した今年の会場は、一体どのような空気だったのか。ぜひ最後までご覧ください。
Featured Projectsとの不思議なご縁
インフォーカスが本プロジェクトに携わるようになったのは、昨年の「Featured Projects 2023」から。弊社デザイナーの志村さんがWebサイトをデザインしたことがきっかけでした。
20〜30代の若手デザイナーが中心となって自分の創作物を発表・販売するその活気に、新しい時代の息吹を感じたことを覚えています。
また今年は、インフォーカス1階のクリエイティブスペース「CONTRAST」で展示していただいたDIGRAPHさん、本イベント主催者の1人である相楽さんも参加されているEvery Subpixel Mattersさんをはじめ、弊社デザイナー千﨑さんの所属している日刊タイポさんなど、インフォーカスともご縁のある方たちが多数参加。
最前線でカッティング・エッジな表現を模索されているクリエイターたちの祭典のようでした。
刺激的な議論と思考が交わされたトークセッション
私が参加した、最終日のトークセッションについても紹介します。
クリエイター各々が日々何を考えているのか?
どのような姿勢や思考で創作にあたっているのか?
日常のどんなことに気づきを得ているか?
など、感度も志も高い方たちの想いを聞くことができ、大変刺激になりました。
セッション その1:
「子どものような好奇心と、“そうぞう力”を育むための10のレシピ」
by 鈴野浩一さん(トラフ建築設計事務所)、Brad Holdgraferさん(Woset Inc.)
トラフ建築設計事務所の鈴野さんと、Wosetという子どもの知育プロダクトを開発されているBradさんによる、観察することと考え方についての対話。
最前線でお仕事をされている2人から出てくる言葉は、優しく平和でユーモアに富みつつ、その裏には常に疑問を抱き続け固定観念や偏見を解きほぐす、まっさらな気持ちで世界を見る子どものような柔軟さがありました。
セッション その2:
「電子音楽研究会 LIVE Performance & Talk:領域横断的な創作」
by 武蔵野美術大学電子音楽研究会の皆さん & 坂本俊太さん(New Inc.)
電子音楽研究会のセッションは、代表の井口と一緒にチェック。ライブパフォーマンスは非常に格好良く、若者の情熱や芸術に青春をかける感じも垣間見え、えりを正される思いでした。
セッション その3:
「哲学対話 今、そうぞうすること」
by 今井祐里さん、大原大次郎さん、下田悠太さん、三澤 遥さん、藤澤ゆきさん
観客も交えつつ、創造と日常の気づきや登壇者の見解を知ることができたセッション。この時に聞いた言葉の断片は、自分の中で反芻されて、血肉になっているような気がします。
DIGRAPHさん、px_perimentさんとの再会
今回のFeatured Projectsで思い出深いのは、CONTRASTで展示してくださったDIGRAPHさん、px_perimentさんと再会できたことです。
今年はCONTRASTの運営も2年を超え、クリエイターがどのように考え、創作をしているのか、その息づかいや真心に触れられる機会も増えていきました。
CONTRASTで出会った方々が、展示の後も時間を経てどのような創作を続けてこられたか?何を経験して、どのようにそれぞれの創作活動が変化していったのか?
そんな時間の中での進化を感じることができ、想像以上に嬉しい再会となりました。
お祭りが終わって…
私は最終日のみの参加となってしまったFeatured Projects 2024ですが、電子音楽研究会角田さんの動くグラフィックやマーケットの出店など、チェックしたかったものが多数ありました。
若手からベテランまで、様々な領域のデザインや創作をなりわいとする方々が集まって作り上げる熱量と、作って人に見てもらうことが楽しいという純粋な想いに溢れたこの空気は、その場にいるだけでも何かを触発されそうないきいきとしたものです。
年々規模も盛り上がりも増している本イベント、来年は2日間フルで参加して楽しみ尽くしたいと考えています。
インフォーカスも現在進行形のデザイン業界を生きるブランディングスタジオ。
今回のようなデザイナー達の熱気や想いと息遣いに溢れたイベントで得た経験をもとに、来年までにどのように進化できるのか?物事の見方はどのように変わっていくのか?
そして今年出会った方々や今後出会える方たちと、どのような再会を果たせるのか?
今から楽しみでなりません。
今回のnoteは以上になります。
またイベントがあれば紹介できればと思います。
以前のインタビュー&制作ノートはこちらから。
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