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【古紙業者の1日を追う】朝から晩まで紙を支えるプロたちの姿を追う

街のあちこちにある
「資源ごみ回収ボックス」や、
スーパーの一角にある
「新聞・雑誌回収ステーション」。

何気なく利用しているこれらのシステムは、
古紙回収業 が支えているのです。

古紙回収業は単なる廃棄物処理ではなく、
再資源化の要 となる重要な仕事です。

紙資源のリサイクル
→ 再生紙やトイレットペーパー、
段ボールへと生まれ変わる

ゴミ削減と環境負荷軽減
→ 埋め立てごみの減少につながる

経済的価値の創出
→ 回収された古紙が
売買されることで市場が成り立つ

このリサイクルのサイクルが回ることで、
環境保全と経済活動が両立
しているのです。


古本はどのように再生紙になるのか?

せどりをしていると、
「本は売れなければ処分するしかないのか?」
と思うこともあるでしょう。しかし、
古本はリサイクルの一環として
再生紙へと生まれ変わるのです。

古本から再生紙への道のり

  1. 古紙回収業者による回収

    • 家庭やオフィス、スーパーの古紙回収ボックスから紙を回収。

    • 一般的な回収対象には 新聞・雑誌・段ボール・雑紙・本 などが含まれる。

  2. 選別・仕分け

    • リサイクルに適した紙再生が難しい紙(特殊コーティングやフィルム加工) に分類。

    • 本の場合、 表紙の厚紙部分や糊を取り除く 必要がある。

  3. 圧縮・梱包

    • 大型の機械で圧縮され、ブロック状の紙資源としてまとめられる。

  4. 製紙工場へ輸送

    • 製紙工場に運ばれ、水と薬剤で溶かし、インクや不純物を除去 する。

    • ここで パルプ化 され、新たな紙として再生。

  5. 再生紙として再び市場へ

    • 段ボール・新聞用紙・トイレットペーパー・ノート など、さまざまな紙製品に再利用。

つまり、 古紙回収は単なる廃棄物処理
ではなく、紙資源の循環の中心 となるのです。

古紙回収業者の1日とは?

一般的な古紙回収業者は、
朝早くから動き始め、
1日中回収・仕分け・圧縮作業を行う
ハードなスケジュールをこなしています。

古紙回収業者の1日の流れ

  1. 早朝(5:00〜8:00)

    • 各家庭や企業の指定場所にある 新聞・雑誌・段ボール などを回収。

    • スーパーや商業施設の 古紙回収ボックス の紙資源を収集。

  2. 午前中(8:00〜12:00)

    • 回収した古紙を 自社の作業場へ運搬

    • 新聞・雑誌・本・段ボールの選別作業 を行う。

    • リサイクルできる紙とできない紙を仕分ける

  3. 昼休憩(12:00〜13:00)

    • 午前の回収・仕分けが終わった後、一息つく。

  4. 午後(13:00〜16:00)

    • 圧縮機を使って、仕分けた古紙を ブロック状に圧縮

    • トラックへ積み込み、製紙工場へ運搬。

  5. 夕方(16:00〜18:00)

    • 翌日の回収準備や作業場の清掃。

    • 残った古紙の整理。

  6. 夜(18:00〜)

    • 工場へ出荷 するための最終チェック。

    • 翌日の回収ルートの確認。

古紙回収業者は、私たちが見えないところで
資源循環を支える縁の下の力持ちなのです。

今すぐ実践すべきこと

古紙回収の仕組みを知ると、
「せどりで売れなかった本をどうすべきか?」
という考え方が変わります。

不要な本はリサイクル業者に出す
→ 処分するだけでなく、
再生紙として循環に貢献。

地域の古紙回収業者を調べる
→ 回収可能な本の種類を事前に確認。
回収された本がどのように再利用されるのか意識する
→ せどりの視点が広がる。

こうすることで、せどりが単なる
転売ビジネスではなく、資源を有効活用する一環
であることが理解できます。

次回は「夫婦二人三脚でせどりをする場合」
についてお話しします。せどりは一人で
やるものではなく、家族と協力することで
より効率よく、楽しく続けることができます。

夫婦でせどりをするメリットや役割分担のコツ
について詳しく解説しますので、お楽しみに!

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