
【古紙業者の1日を追う】朝から晩まで紙を支えるプロたちの姿を追う
街のあちこちにある
「資源ごみ回収ボックス」や、
スーパーの一角にある
「新聞・雑誌回収ステーション」。
何気なく利用しているこれらのシステムは、
古紙回収業 が支えているのです。
古紙回収業は単なる廃棄物処理ではなく、
再資源化の要 となる重要な仕事です。
紙資源のリサイクル
→ 再生紙やトイレットペーパー、
段ボールへと生まれ変わる
ゴミ削減と環境負荷軽減
→ 埋め立てごみの減少につながる
経済的価値の創出
→ 回収された古紙が
売買されることで市場が成り立つ
このリサイクルのサイクルが回ることで、
環境保全と経済活動が両立 しているのです。
古本はどのように再生紙になるのか?
せどりをしていると、
「本は売れなければ処分するしかないのか?」
と思うこともあるでしょう。しかし、
古本はリサイクルの一環として
再生紙へと生まれ変わるのです。
古本から再生紙への道のり
古紙回収業者による回収
家庭やオフィス、スーパーの古紙回収ボックスから紙を回収。
一般的な回収対象には 新聞・雑誌・段ボール・雑紙・本 などが含まれる。
選別・仕分け
リサイクルに適した紙 と 再生が難しい紙(特殊コーティングやフィルム加工) に分類。
本の場合、 表紙の厚紙部分や糊を取り除く 必要がある。
圧縮・梱包
大型の機械で圧縮され、ブロック状の紙資源としてまとめられる。
製紙工場へ輸送
製紙工場に運ばれ、水と薬剤で溶かし、インクや不純物を除去 する。
ここで パルプ化 され、新たな紙として再生。
再生紙として再び市場へ
段ボール・新聞用紙・トイレットペーパー・ノート など、さまざまな紙製品に再利用。
つまり、 古紙回収は単なる廃棄物処理
ではなく、紙資源の循環の中心 となるのです。
古紙回収業者の1日とは?
一般的な古紙回収業者は、
朝早くから動き始め、
1日中回収・仕分け・圧縮作業を行う
ハードなスケジュールをこなしています。
古紙回収業者の1日の流れ
早朝(5:00〜8:00)
各家庭や企業の指定場所にある 新聞・雑誌・段ボール などを回収。
スーパーや商業施設の 古紙回収ボックス の紙資源を収集。
午前中(8:00〜12:00)
回収した古紙を 自社の作業場へ運搬。
新聞・雑誌・本・段ボールの選別作業 を行う。
リサイクルできる紙とできない紙を仕分ける。
昼休憩(12:00〜13:00)
午前の回収・仕分けが終わった後、一息つく。
午後(13:00〜16:00)
圧縮機を使って、仕分けた古紙を ブロック状に圧縮。
トラックへ積み込み、製紙工場へ運搬。
夕方(16:00〜18:00)
翌日の回収準備や作業場の清掃。
残った古紙の整理。
夜(18:00〜)
工場へ出荷 するための最終チェック。
翌日の回収ルートの確認。
古紙回収業者は、私たちが見えないところで
資源循環を支える縁の下の力持ちなのです。
今すぐ実践すべきこと
古紙回収の仕組みを知ると、
「せどりで売れなかった本をどうすべきか?」
という考え方が変わります。
✅ 不要な本はリサイクル業者に出す
→ 処分するだけでなく、
再生紙として循環に貢献。
✅ 地域の古紙回収業者を調べる
→ 回収可能な本の種類を事前に確認。
✅ 回収された本がどのように再利用されるのか意識する
→ せどりの視点が広がる。
こうすることで、せどりが単なる
転売ビジネスではなく、資源を有効活用する一環
であることが理解できます。
次回は「夫婦二人三脚でせどりをする場合」
についてお話しします。せどりは一人で
やるものではなく、家族と協力することで
より効率よく、楽しく続けることができます。
夫婦でせどりをするメリットや役割分担のコツ
について詳しく解説しますので、お楽しみに!