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【Photoshop】動画からモーションショットを作成する
Photoshopで、動画からモーションショットを作成する際の編集手順メモ。
この手の画像は、いくつか用語があるが、大体同じ目的で作られたもの。
※モーションショット、分解写真、コマ送り写真、フリーズフレーム、残像モーション等。
<Photoshop 2020>
■手順の概要
<1段階目>
・Photoshopで動画を読み込んでレイヤー化。
・被写体を選択して、画像を切り取り。
・画像の横幅を伸長する。
・レイヤーを横方向に順番に均等に並べる。
<2段階目>
・被写体群の背景を削除する。
・被写体を全て削除した背景を作成して被写体群と合成・調整。
■1段階目の手順
<動画をレイヤー化>
ファイル>新規ファイル作成 で編集開始。
次にファイル>読み込み>ビデオフレームからレイヤー を実行して、動画ファイルを指定して読み込む。
動画のレイヤー化したい開始点、終了点を設定する。(※設定した範囲がレイヤー化されるが、尺が長すぎるとレイヤー数も膨大になるので注意)
ビデオをレイヤーに読み込みウィンドウで、読み込む範囲、フレーム数を設定して、OKボタンをクリックする。オプションのフレームアニメーションを作成 は、お好みで。
<被写体部分を切り抜く>
レイヤーを全表示状態にする。
目アイコン上で、マウス右クリックメニューを表示し、他のレイヤー全て表示/非表示 して実行すると、全てのレイヤーが表示状態になる。
被写体周辺を囲むように選択範囲を作成。
イメージ>切り抜き を実行。(画像が切り抜かれて小さいサイズになる)
プロパティウィンドウを見て、画像の横サイズをメモする。
現在の全レイヤー数をメモする。レイヤー数は、ウィンドウ左下の表示切替で、レイヤー数を表示する。これでレイヤーを勘定する手間が省ける。
イメージ>カンバスサイズ を実行。カンバスウィンドウを表示する。
変更後のファイルサイズ欄の数値に掛け算で入力。
例:W [ 400 ] , H [ 280*16 ] ※「n*レイヤー数」
あと、基準位置を設定。
画像を左方向に伸ばしたい時は、→を押す。右方向に伸ばしたい時は、←を押してからOKボタンをクリックする。
<レイヤーの並び替え>
右から左方向へ並べることにする。
最先頭レイヤーを選択し、長細い画像の一番左端へ位置を移動する。
※レイヤーは下から上の順番に並んでいる。
※レイヤー自動選択が有効になっている場合は、無効にしてから操作する。
これで並べ替えの準備完了。
下記手順通り、レイヤーを複数選択する。
Shiftを押しながら、レイヤーの最先頭と最後尾をクリックする。
移動ツールのオプションバーにある、等間隔に分布>水平方向に分布 をクリックする。
これで、並べ替え完了。
■2段階目の手順
詳細は省く。
背景から被写体だけを消したい場合は、スポットブラシツールを利用すると手間が省ける。うまく消せる場合もあるが、そうでない場合もある。うまく消せない部分は、レタッチで誤魔化す。
被写体の背景を切り抜かず、少し重ねたい場合は、被写体のレイヤー同士の描画モードをカラー比較(暗)に設定する。
一度の手間で済ませるためには、レイヤーを全て選択した状態で描画モードを設定するとよい。
一方、被写体の背景を切り抜くには、少々手間がかかる。
Photoshopで利用できる切り抜きテクニックを駆使する。
オブジェクト選択ツールで切り抜いても良いし、レイヤーマスクを使って、手動で切り抜いてもよい。消しゴムツールで消してもOK。
以上。