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マイナビとnoteで開催した、「#あの選択をしたから」投稿コンテストの審査結果を発表します!

2023年8月10日から約1ヶ月にわたって開催した、自分の未来を切り拓いたり、だれかを救ったりした「選択」について語る「#あの選択をしたから」投稿コンテスト。期間中(8/10-9/9)には、7,482件もの作品をご応募いただきました!読み手も自分の可能性に気づけるすばらしい作品を投稿いただき、ありがとうございます。

noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。

審査会にて、審査員である斉藤ナミさん篠𠩤健太さんと、マイナビ note担当による選考の結果、下記のとおり受賞者が決定いたしました。


グランプリ

マフラーから顔を出した日

25年前、大学卒業の間際なのに就職を決められずにいたミーミーさん。バス停で偶然出会った中学時代の苦手な恩師に、勇気を奮い立たせて挨拶してみたら……。ちょっとした行動がきっかけで運命が好転していく様子をつづった作品がグランプリに選ばれました。

審査員からも「文章がとても上手だと感じた。心情が描かれていて、身近で共感できる内容だった。テーマに対してわかりやすい作品。(斉藤ナミさん)」、「誰もが経験していることが書かれているので共感できた。読んでいて絵が浮かぶし、読んだ人にさまざまな想像をさせるので、朗読されたときの完成が楽しみ。(篠𠩤健太さん)」、「テーマに沿ったわかりやすさと読みやすさ、さらに感情的に好きだと感じられる作品。迷いつつも勇気を出したことが、いい選択としていまの自分につながっていることが伝わった。(マイナビnote担当)」と評価され、文章力とテーマの共感性の高さ、そして、もっと先を読みたいと思わせる読後感のよさもポイントとなりました。

「えっ!?グランプリ?」受賞メールを見て思わず声が出てしまいました。驚きと喜びでフワフワ、いまだ夢の中にいるようです。
あの時、あの選択をして良かった。それを今回noteに書き、コンテストに応募して良かった。1つ1つの選択が今の喜びにつながっているのだとしみじみ感じております。
今回この企画に携わってくださった皆さま、記事を読んでくださった皆さま、ありがとうございました。「あの選択をしてくれてありがとう」と過去の自分にもお礼を言いたい気分です。

ミーミーさん


審査員特別賞(斉藤ナミさん賞)

「与えない」を与える

家族で行ったショッピングモールで見つけた、かわいい化粧品のコンパクト。ほしがる娘さんの声に、生命体(not bot)さんはつい購入しそうになるけれど、結局はこう答えます。「買わないよ」。理由は、ご自身のご両親の「与えない」教育方針。それが人生に忘れ難い彩りをもたらしたことを回想します。「豊かさとは何か」を問いかける作品です。

「子育ての方針」についての選択をテーマにされていて、ハッとしました。私自身も現在子育てをしているのですが、日々、すぐには答えの出ない選択にせまられてばかりです。こんなふうに世代を超えて家族の人生を豊かにすることのできたご両親の選択がとても素晴らしいなあと感銘をうけました。真似したいくらい素敵です!

斉藤ナミさん


審査員特別賞(篠𠩤健太さん賞)

医学生、神社に就職します⛩️(本気)

医学生でありながら巫女として就職することを決断をした、まっすーさん。思考の背後にあるのは、好きなことを全力でやるという決意。そして好きなこと——巫女と医療は「人の幸せ」を目指している点では同じだと考えているから。医学生→巫女→医者という前例のないキャリアパスを選択した彼女の、これからが楽しみになる作品です。

まっすーさんにしか書けない唯一無二の作品。そして文章からは高い志があることが伝わりました。私が審査員特別賞に選ばせていただいた決め手はその「志の高さ」です。将来新しい価値を生み出し、社会に貢献しているまっすーさんを見ることができますように。

篠𠩤健太さん


マイナビ賞

国家公務員を退職し、兼業写真家になって丸一年が経ちました。

国家公務員を辞めた「その後」をつづった高埜志保さんのエッセー。辛く苦しかった転職活動、それを乗り越えて手に入れた時間と心の余裕のある生活。長年の夢だった写真集の出版、依頼を受けての撮影や執筆など仕事の広がり。一見、願い通りの充実した日々と思いきや、なりたくてなった国家公務員という立場を手放してしまったというほろ苦い思い。それでも、一歩踏み出す決意をしたあのときの自分に感謝を——。人生の岐路に立つひとの心を打つ作品です。

やりがいのある仕事を手放して自分の時間を手に入れたけど、
思い描いた未来を実現することは叶わなかったという正直な気持ちが綴られていました。
「最善の選択だったが、思い通りではない」。そんなリアルな言葉が印象的でした。
こうあるべきという凝り固まった価値観をほぐし、迷っている人の背中を押してくれる作品です。

マイナビ note担当

360.あのとき、選手を辞めるという決断をしたから

「学生コーチにならんか」。監督からの一言で、12年間続けた野球の選手を辞めた野田村 悠加@物書きパラレルワーカーさん。「選手として結果を出す」から、「選手たちをサポートする」立場になり、新たな楽しさを見つけます。「この決断をして本当に良かった、と思って引退しよう」。目標は、憧れだった同志社大学と立命館大学の伝統的な試合「同立戦」に出ること。悔しさをバネに目標に向かって頑張る日々をつづった、前向きになれる作品です。

まったく想像していなかった、望んでいた道とは異なる選択でも、振り返ると自分の糧になっていることがたくさんある。そんな大切なことに気づかせてもらった気がします。
登場人物の表情やセリフが自然と浮かんでくる文章と、「だから、この場に立てた。辿り着いた。」と語る野田村さんに思わず拍手を送りたくなります。

マイナビ note担当

入賞


各審査員からの総評

斉藤ナミさん

たくさんの方の「選択」を読ませていただきました。 前向きな選択、後ろ向きな選択、または選択をするつもりではなかったけれど……というパターンも。
書かれている選択の数だけ分岐点があり、人生を垣間見ることができた気がします。とても心を揺さぶられ、感動しました。
これから先の人生もいろいろな選択の連続だと思いますが、どんな選択をするにしても、より良い未来を、善く生きるため、しっかり選んでいきたいです。

篠𠩤健太さん

どの作品も疎かに読んではいけないと気を引き締めて審査させていただきました。候補作品の内容は幅広く、文体もさまざまなので、本当は比べることができないものだと思います。入賞作品はもちろん満場一致で素晴らしい作品でした。しかし、入賞から漏れた作品にも素晴らしい文章がたくさんあったことをお伝えしておきます。この度は貴重な経験をさせていただき誠にありがとうございました。入賞者の皆様おめでとうございます!


「#あの選択をしたから」投稿コンテスト審査会

投稿期間は終了しましたが、これまでの自分の取ってきた「選択」について、あらためて考えるきっかけになれればと思います。
ほかの投稿作品についても、以下URLよりぜひご覧ください。

コンテストを振り返って

以下、マイナビ note担当からのコメントです。

みなさんの「可能性」が動き出した瞬間を聞かせてほしい、そう思い「#あの選択をしたから」をテーマにコンテストを開催しました。
お寄せいただいた「選択」を拝見し、自分を信じ一歩踏み出すことの大切さを再認識するとともに、今後もみなさんの選択に向き合い続けるマイナビでありたいと思いました。
集まった作品がまた誰かの背中を押して新しい選択につながりますように……。
ご参加いただき、ありがとうございました。