メガネデビュー
↑で書いたメガネデビューを無事に果たした。1週間ほど着けたり外したりしながら生活してみたが、これはあくまで道具なのだなという当たり前の感想に行き着いた。
「メガネは顔の一部です」という特定の年齢層に有名なフレーズがある。大昔のテレビCMでよく喧伝されていた。目、鼻、口と並んで見た目の印象に大きく影響を与える顔のパーツであるということだ。
見た目の印象はともかく、少なくとも身体の一部ではないと感じた。そりゃそうだろうという話だが、どうやら僕はメガネに対して身体拡張を期待していたらしい。
遠近両用レンズということもあり、視野の場所によって見え方が異なる。遠くのものは上目遣いで、手元のものは見下ろすように顔の向きを調整する必要がある。これが道具を扱っている感覚に繋がる。
メガネがなくても後ろを見るには振り返らなければならない。それと何が違うのかと考えてみたが、生まれたときからそうだったからとしか言いようがなかった。
長く掛け続ければ身体の一部だと思えるようになるのだろうか。レンズ越しの視界が通常で、メガネを外した状態が特殊なのだと感じられるようになれば
の面白さも変わってくるのかもしれない。楽しみにしている。