いまさらChatGPTと向き合う
何もかも機械がやってくれる未来は気長に待つとして、現状のAIはどこまで人間に近づいているのか。あるいは近づいていないのか。ネットで軽く調べたにわか仕込みの知識で考えてみる。
AIの中でもとくに話題の生成AIは大規模言語モデルとかいう分類になるらしい。「言語」と言いながら画像も生成するのでややこしいが、機械にとっては文字も数字も色も形もただ配置だけが意味を持つ記号の集まりなのだろう。
「大規模」は膨大な学習データを指すのだと思われる。数億ものお手本から規則性を見い出してあたかも知性があるように振る舞う。
たとえばChatGPTに「1+1は」と聞いてみる。
コンピューターが計算を出来るのは当たり前のように思えるが、僕の理解が正しければ彼はCPUの足し算機能を使っていない。学習データから「みんなが思っている答え」を提示していることになる。
ちゃんと理解しているのか確認しようと理屈を説明させたら、0を足したり元の数を引いたりといかにも数学っぽい解説が始まった。ごめん、それが正しいかどうかを僕は判断できない。
しかし、この解説も「みんなが思っている解説」をなぞっているだけのはずだ。
↓次回につづく