終活とコスパ
↑前回のつづき
持ち家での孤独死が怖いのは長期間発見されないためだ。死んだ後に怖いも何もないが、片付けてくれる人の立場を思うとなるべくフレッシュなほうがいい。家の鍵は僕しか持っていないので相当状態が進まないと強行突入に至らないだろう。
その点、ホテルやネットカフェに滞在していれば万が一の突然死でもたぶん24時間以内には発見される。あくまでも保険としての話である。死ぬ前提で宿泊するような迷惑客にはなりたくない。
それなりに費用はかかる。ネットカフェ難民という言葉があるくらいだから安上がりなのかと思っていたら意外とそうでもなかった。夜間料金で利用して昼は外で過ごすのが常套手段らしいが、それでは快適な引きこもり生活にならない。
ずっと部屋にいる想定だと最低でも月10万円はかかりそうだ。
高い、高すぎる…。普通にアパートを借りたほうが安い。定住しない生き方を検討しているのだから本末転倒ではあるが、孤独死とホコリ対策の付加価値にそれだけの費用をかけるのはさすがにコスパが悪いと思う。
孤独死に対しては見守りサービスが現実的な選択肢になるのだろう。ただ、都心から離れているのが不安ではある。
そして結論が根性論になるのは実に不本意だが、ホコリに対しては掃除を頑張るしかない。