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ヒステリー女

たかまつななさんのニュースを見て、「違う、そうじゃない」と思った。

自身がヒステリー女と呼ばれたことに対して、女性差別だと切り返している。ここにジェンダー問題の難しさの一端を見る。

たしかに「ヒステリー女」という呼び方は女性差別を含んでいる。が、それは彼女がヒステリックでないことの証明にはならない。実際、テレビで何度か見た限りでは、いつもヒステリックに話している印象があった。

過去にはその点を自省したこともあったようだが、残念ながら改善には至らなかったらしい。逆に「毅然な態度」で言い返すヒステリックな側面を強めたのだから、ヒステリー女呼ばわりは二重の失敗を犯していると言えるだろう。

相手の話を聞かずに自分の意見を言うことが「毅然な態度」だとは思わない。聞く耳を持たずに我を通そうとする様は、むしろ、理性を手放しているように見えてしまう。それこそがヒステリー状態だと思う。

ヒステリックな人は性別に関係なくいるものだ。ただ、僕の中のヒステリックランキングでは彼女はかなり上位に位置しており、「女性はヒステリックな人が多い説」を無視できない状況になっている。

たかまつさんが今のスタイルで頑張れば頑張るほど、女性への偏見が助長されていく気がする。

↓つづく