キレイになるのは命懸け

私は昔、さえない普通の女だったが、
33歳に自分磨きを徹底してやり尽くした結果、
周りからキレイ、美人、いい女、可愛いなどと言ってもらえるようになった。

普通の自分が、一応キレイな人に変われた過程で、キレイになるのは命懸け、だと思うようになった。

キレイな人特有の危険があるからだ。

まず、キレイな人は人気があるものだと思うだろう。それが、一部の人の嫉妬を生む。
そして、嫉妬は恐ろしく、一度攻撃対象、敵とみなされた場合は、自分が油断している時も含めていつ攻撃されるかわからないということ。
もちろん、あからさまに攻撃してくる人などおらず、巧妙に、密かに、狙われているものだから、そもそも嫉妬された時点でかなりの危険を伴う。

次に、キレイな人は好意を持つ人から狙われる。
ストーカーや、悪意を持つ人からも。
ものすごくキレイな人が、異性関係でトラブルに巻き込まれるのもよくある話だ。嫉妬された時と同じで、一度狙われるとどこまでも追いかけて来られたりする。

最後に、外見だけで寄ってきた人間関係が壊れやすいこと、がある。せっかく長年築き上げた関係が、自分の外見の変化に合わせて壊れてしまえば、もはや誰を信じていいかわからなくなり、自分の老いへの恐怖も強くなるだろう。


以上の理由で、キレイであることはサバイバルでもある、と私は思う。

私自身、キレイに自分を着飾ることが、反感を買ったり、嫉妬されたり、望ましくない相手から狙われたりすることを経験して、心が傷だらけになったことがある。幸い、傷は浅くてすんだ、と思うが、これからどうなるか、という不安はいくらでも大きくなる。

かといって、キレイになることをやめたいからと言うとそうではない。
危険を承知で、キレイな自分でありたい、と今も強く思う。

これらのキレイな人の危険を、
全ての女性が本能的に知っているのだとは思う。
だからこそ、キレイな人の割合が少ないのだと。
キレイになるために努力している人は多いのだが、実際にキレイと認められるのはかなり難関でもある。危険を本能的に知っているからこそ、実際にキレイと認められること自体を避けたりブレーキをかけているのだと思う。

私自身は、危険でもいいから、キレイでありたい。
その理由はただ一つで、自分で自分を好きになりたいから。もちろん、外見だけが全てではないのだが、シンプルにキレイなものが好きだから、目指すだけなのだ。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
全くの勘違いかもしれませんが、キレイになることのリスクを痛感したので、手記にまとめました。
リスクをわかった上で本当にキレイになれたら、もっといいなと。あなたの勇気になりますように。

2024/01/28 anna

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