若さと老い
若い時や幼い時は
自分より年上の存在に対して
自分は弱い立場だと思っていた
年功序列で決定権を持つ環境
先輩の方が偉いとか
親の決めたルールに従う必要がある時とか
なんて自分は弱いんだろう
なんで力がないんだろう
なんでテレビのチャンネル権さえ持てないんだろう
とか思っていた
20代は子供扱いされ
30代は中堅だからなんでも出来て当たり前扱いされ
微妙な気持ちで過ごしていた
そこから今43歳になったら
老いを身近に感じるようになった
するとどうだろう
10代、20代の若い人に対して
脅威を感じるようになったのだ
エネルギーに溢れて怖いもの知らず
そしてまた
なんて自分は弱いんだろうって思ったんだ
あれ、まてよ
前も同じことを考えていたぞ
私は今まで自分が弱い理由を
年齢のせいにしていたんだな
年齢を言い訳にして、
自分は悪くないと擁護していたんだな
若かろうと老いていようと
弱い自分が居ただけ
弱いを演じたい自分が居ただけ
本当はどうなりたいかというと、
強い人になりたいと思ってた
でも強い人になるには、
弱い人を目にする必要がある
それが可哀想で耐えられないんじゃないか
自分が強くなるより
弱い人を救いたいのではないか
自分が強くなると
それはそれで気まずいのではないか
弱い人を見るのが大丈夫か
自分が強くなっても気まずくないのか
その辺も大丈夫なら
きっと自分の強さは周りも認めるようになってくる
つまり強さを自覚できるようになる
若さと老いは
常に私たちの言い訳の材料になる
満足のいく結果を手にするには、
年齢を言い訳にして
自分が欲しいもの、
なりたいものを諦めたらダメなんだ
2024.7
anna