自分に戻る時間
わたしたちは、その日に出会った人、話したこと、感じたこと、SNSなどなどから、一日のうちにたくさんの情報を受け取っています。
そういった情報から、どこかで一旦リセットしていますか?
楽しかったこと、反対に気持ちが沈むようなこと、どちらも引きずっていると、どんどん本来の心地よい自分から遠ざかってしまいます。『今すぐ』は感じなくても、いつか「あれ?なんでこうなっちゃったの?」と思う日が来るかもしれません。自分の中に、自分じゃないもの、が蓄積された結果です。
例えば、友達の悩みを聞いて共感することはとても大事ですが、必要以上にその ”お悩み” を考えていると、そのお悩みが自分のものだと勘違いしてしまうこともあります。職場で風邪が流行っていたら、なんだか喉が痛くなってきたかも・・・と思ってしまうように、『なんとなく』気になっていたら、体にその反応が出てしまう、というのと同じです。
自分と、それ以外の世界との境界線が曖昧になっている、ということだと思います。他人との境界線・・・なんていうと、ちょっと冷たい感じもしますが、自分を大事にするためにも、最低限のラインは意識したほうが良さそうです。
楽しかった思いも、いずれ現実逃避の要因になってしまったり、何かとの比較をすることで自分の中に無意識の差別感なども生まれてしまうこともあります。
人間には、なんでも記録される機能がある ようですし、他人の悩みだと思って聞いていても自分の中にその悩みが蓄積されてしまう可能性もあるのです。
他人から受け取ったエネルギーで、自分も疲れてしまったり、無意識に受ける影響は私たちの想像を超えるものだと思います。
一日の最後に、自分の気持ちや頭に浮かんだことをただ紙に書き出すことで、リセットできる、という人や、朝一番にノートに書き出す(モーニングノート)人もいるようです。「あー、ジャーナリングでしょ?わたしはダメ、何度も試しているけどわたしには合わない」という方もいますね。
自分の好きな場所、好きな音楽、好きなこと、なんでもいいので自分が好きなことをやって、リセットを試みるのも良さそうです。
わたし個人的には、ヨガ、瞑想、の他に、水彩絵の具で水彩用の画用紙に色をつける(絵を描く、というより、絵の具を筆に取り、画用紙に色を落とす、程度ですが、それだけで幸せな気分になります。水彩絵の具用の画用紙を使うのがポイント!)、そして たまに 「すどく (sudoku)」をやります。
体を動かすーやはり心と体は繋がっているので、体を自由にしてあげると心も軽くなりますね。ヨガは体を動かす強度も自分次第でどうにでも変えられるので、その日の気分や体調に合わせて行うことができます。呼吸を意識しながら、体を動かすことで、身体の方は気が流れ始め、心もほぐれてくる。自分に戻れる最高のツールです。
瞑想、マインドフルネスの実践ー今はYoutubeでもたくさんの動画や音声が出ているので、気になったものからトライしてみると、自分に合ったスタイルが見つけられるかもしれません。
毎日、わたしたちは周りに影響されながら生活しています。人は一人では生きていないので、お互い影響を受け与えているのが人間の営みだと思います。それはそれでありがたいことで、影響しあえる人が存在しているというのは幸せなことです。
しかし、本当の自分が何を考え、何を欲し、何をしたいのか、気づかぬうちに忘れていることもあるのではないでしょうか?あまりにも情報が多く、忙しく日常が流れているから。また、自分が感じている痛みがあるのに、知らんぷりしている人もいませんか?痛みは、心や体からのサインです。なので、痛みを無視することが当たり前にってしまうと、いずれ大きな問題にもなりかねません。
だから、自分に戻る時間を大切にしたいものです。
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