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【#1 越境ECシリーズ】 Shopify 多言語アプリ"Langify" の使い方をまとめてみた

みなさんお久しぶりです、ハナです。
ここ最近Shopifyで越境まわりの構築をさせていただくなかで、「日本語で越境ECについての記事少ないよなぁ」と思ったので、私の経験談も含めてShopifyの越境で必要な情報をシリーズ化してお届けしたいと思います。

第一弾は、越境ECと切っても切れない関係の ”翻訳” についてです。私も含めてShopifyで多くのストアに使われている "Langify" と呼ばれるアプリ。ネット上にあるShopfy翻訳アプリのおすすめ記事に必ずと言っていいほど紹介されているアプリです。
このアプリは設定が全て英語なのですが、日本語でこのアプリの使い方を紹介しているサイトがあまりないので、そんな悩める子羊たちのためにLangifyの使い方をまとめてみました。何か分からないことがあれば、コメント欄から質問受け付けております。(そもそもコメント欄あるのか問題)

基本設定

さて、さっそく本題に入っていきましょう。まずLangify を使う前にやっていただきたいのがShopify内の基本設定。具体的には、マーケット、ドメイン、言語の設定などがあります。では詳しくみていきましょう。

マーケットの追加:ここではあなたが追加したいマーケット(国)の追加方法について紹介します。追加方法の手順としては;

①Shopify のストア画面を開く

②左下の「設定」をクリック 

③「マーケット」をクリック

④一番右上の「マーケットを追加」をクリック

⑤追加したい国/地域を入力して、追加完了!

ドメインと言語の設定:さて、一度マーケットを追加すると、「他のマーケット」と書いてある項目に追加した国/地域がでてきます。各マーケットの管理画面を開き、ドメイン・言語の設定をしていきます。

①「管理」をクリック

②「ドメインと言語」の管理画面をクリック

③特にこだわりがない場合は「サブフォルダ」の項目にチェックを入れましょう。ドメインはこれで完了!

④次は「言語」の項目に移ります。まだ言語の追加ができていない場合は、「ストアの言語」で設定しましょう。

⑤各マーケットに対するデフォルトの言語を設定します。基本的には日本語とその他の言語両方にチェックを入れておき、各マーケットの主要言語をデフォルトにしておくことをおすすめします。例えばアメリカのマーケットを追加した場合は、英語・日本語両方にチェックをつけて、英語をデフォルトに設定しましょう。こうすることで、アメリカ在住の日本人でも英語ではなく、母国語の日本語でサイトが見れるようになります。


翻訳機能

越境で切っても切れない関係なのが「翻訳」です。こちらはサードパーティのアプリを入れて翻訳作業をすすめていきましょう。と言っても翻訳アプリはたくさんあり、英語で設定しなくてはいけないものがほとんどなので、今回は翻訳アプリのなかでもかなり優秀な Langify というアプリを解説していきます。このアプリであれば、Infinite OptionsProduct Reviews などの別アプリの翻訳もできるので便利です(できないアプリもあるので注意)。ではさっそく見ていきましょう。

基本設定
1. まず始めにあなたが翻訳したい言語を選択します。Dashboard の "Languages" をクリックし、言語を追加しましょう。

2.保存が完了したら、追加した言語を有効化するために、"Active" にチェックを入れましょう。

3.言語セレクターをストア内に表示させたい場合は、"Switcher Configurator" の"Swtcher Type"を選び、表示したいフォーマットを選びましょう。「別にセレクターの表示はいいかな」という人は、"None"を選べばサイト上には表示されなくなります。

基本操作
(もうお分かりだとは思いますが…)Langify を開いたらこのような画面になりますね。

左側に各セクションが分かれているので、ここから翻訳したい部分を選んでいきます。それぞれが何に対応しているのかざっくりリスト化しました;

  • Theme > Dashboard の下にあるこのセクションは、テーマ内にある言語を翻訳してくれます。例えばカートページ内の「送料と税金はチェックアウトページに表示されます」「カートは空です」などの日本語表記を英語に変えることができます。

  • Products > これは商品の詳細を翻訳できるセクションです。商品名を入力すると、商品の名前、商品説明の他にも、メタフィールドやバリエーションの翻訳が可能です。

  • Collections > 追加したコレクションの翻訳が可能です。

  • Pages > 管理画面で追加したページの名前、及び詳細の翻訳が可能です。

  • Navigation > こちらはShopify のメニューを指します。

  • Blogs・Articles > ブログ記事のタイトルや詳細を翻訳できます。 

  • Notifications > お客様への通知を翻訳できます。例えばチェックアウトページで決済が完了できなかった場合の「決済を処理できませんでした」やインボイスを発行する際の「”ショップ名” の注文 ”名前” の支払い領収書」のタイトル・詳細などを翻訳することができます。

  • Custom > こちらは特に他のセクションでカバーできていないものを翻訳する際に使います。例えばProduct Reviews などのサードパーティアプリで表示されている日本語を翻訳したいときや、rich text の内容、コーディングで追加したものなどが挙げられます。 


弊社について

「多言語の設定が難しい!」「多通貨はどう対応すればいいの?」「関税とかってどうすればいいの?」そんな越境ECに関するあなたのお悩み、弊社が解決します!

インフィニション株式会社では、構築~運用サポート、デザイン、アプリ開発などを承っています。少しでもご興味を持たれましたら、お気軽に下記のフォームからお問い合わせください。

【実績※一部

  • Shopifyサイト構築において経済産業省の「IT導入補助金2022」支援事業者として採択

  • 株式会社モスフードサービス運営のECサイト「モス オンラインショップ 〜Life with MOS〜」の構築、プロジェクト・マネジャーを担当

  • 大手北欧家具メーカーのShopifyサイトの構築、プロジェクトマネージャーを担当

  • スマートウォッチのShopifyサイト構築

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