【エンジニアへの憧れについて】

キャリアコンサルタントと人事採用をしていると、「本当に何を望んでいるかわかっていない人が多いな」とよく感じます。

先日、面接したエンジニア希望者も、ちょうどそんなことがありました。「未経験でもエンジニアになれる思って」というのが応募動機が気になったので質問をしてみたんです。

「では、あなたはどんなエンジニアを目指しますか？」。

そう聞くと、「・・・」でした。

なんとなくエンジニア職が気にしていた割に、ハッキリと「こういうエンジニアがいいか」は思い描いてなかったのです。なんでこういうことが起きるかというと、「自分の望みを明確にする前に、外部の情報や理想ばかり見ているから」なんですよね。

SNSやニュースでは「ITエンジニアは、なんとなく良さそう」があふれかえっています。

仕事選びであれば、駅から近い、稼げる、残業少ない、とか。「なんとなく良さそう」アピールが目白押し。でも、そんなものにばっかり目移りしていると、結局フタを開けてみたら「こんなはずじゃなかった！」「思っていたものと違った！」ということになってしまうんですよ。

それこそ、「研修制度を得て、自分のエンジニア像に会社が協力してくれる」と思っていたら、「全然、」みたいに。

何かを選ぶなら、まずは「自分の軸」を決めないとダメです。

昇給を気にするなら、まずは「どのくらいお金がほしいのか」をちゃんと明確にすること。

話はそれから、です。

これを突き詰めて考えていくと、場合によっては、「そんなにたくさんお金が必要なわけではなかったかも」と思い始めるケースだってあると思います。

そしたら、何が「自分の軸」なのかを考える良いきっかけになりますよね。

「なんとなく良さそう」に流されていると、どんどん自分の望むものがわからなくなっていく。

私だって、アラサーに近づいて今後の生き方を気にし出したとき、「世の中的にこうしておいた方が良さそう」に飛びつきまくったからよくわかります。

自分が本当に満足する人生を生きたいなら、まずは「どうだったらいいの？」を問いかけること。

外を見て「なんとなく良さそう」ばかりに気を取られないで、まずは自分の望みを明確にしてみてください。

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6.最後に

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