【カミーノ巡礼記　#17】＿旅2日目　カタール航空の飛行機に乗っちゃった♡

2025年2月24日 23:05

昨年秋、カミーノ800㎞を歩いてきました。「語学力ゼロ」「女ひとり」という自分でもぶったまげるくらいの大冒険。せっかくなのでnoteにまとめていくことにしました。旅好きな方はもちろん、カミーノってなあに？という方もぜひぜひ読んでいただけると最高にうれしいです。

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▼旅の全スケジュールを公開！

旅2日目をふり返っていきます。一緒に旅をするように楽しんでいただけたらうれしいです。では、出発進行～～～✈

◎旅２日目スケジュール
ソウル　仁川国際空港（トランジット）→ドーハ・ハマド国際空港（トランジット）→パリ　滞在

カタール航空の飛行機に乗って、憧れのパリへ

1回目のトランジットで半日近くソウルの空港に滞在した後、楽しみにしていたカタール航空に乗って深夜便でドーハを目指した。カタール航空といえば、航空会社の格付けランキングで“世界一”の称号を8回も受賞した会社。楽しみ過ぎるぜ！　そしてドーハって、なんか聞き覚えがあるなと思ったら、サッカー日本代表の“ドーハの悲劇”といわれた試合が行われた地じゃないか。だからなんだ、って話だけどね。

2日目の朝6時前、降り立ったドーハ・ハマド国際空港は、とんでもなく異世界だった。ゴールドを売ってあるショップは金ぴかゴージャスでまばゆいほどだったし、トイレまでもがキラッキラ。石油王みたいないで立ちの人もたくさんいて、ここにいるのが場違いな感じがした。

巨大な黄色いクマが置かれたエリアもあった。頭のおでこ部分にランプがぶっ刺さった造りになっていて、可愛いさを通り越したシュールさが際立っていた。見るものすべてがだいぶ桁違いな印象。空港自体も想像を超えた広さだったようで、建物内を移動する無料のシャトルトレインもあるし、何やら巨大な森ゾーンなるものもあるらしいのだ。森に行ってゆっくりしたかったけど、トランジットの時間が3時間弱と短く、行くのは断念。

8:30頃、2度目のカタール航空の飛行機に乗り、長年恋焦がれてきたパリへ向かう。カタール航空の機内食は、エコノミークラスでもレベルが高くて感動しちゃった。カトラリーはステンレス製だったし、レストランにいるような気分だった。

14:30頃、パリへ到着。翌日は、モンパルナス駅から早朝の列車移動なので、負担がないように駅近くにホテルを予約していた。空港からはバスや電車でパリ市内へ移動もできるみたいだけど、スリも多いと聞くし、飛行機移動の疲れもあるし、タクシー移動でホテルへ向かうことにした。空港から出ているタクシーは、セーヌ川をはさんだ左岸と右岸で料金が分かれていて、明朗会計。ぼったくりの心配がないのもよかった。ま、その分しっかりお高めの料金設定となっているけどね。現地移動に慣れていない旅人はタクシーの方が気楽でよいかも。

できればパリで何泊かしたかった。行きたいところもたくさんあったしね。だけど、ホテルがお高すぎて泣く泣く1泊に。それもあり滞在時間も限られていて観光らしきものはほぼ皆無。せめてもというか、絶対にエッフェル塔はこの目で見ておきたかったので、夜の街を片道1時間くらい歩いて見に行ったよ。往復2時間も歩いたよね。はははは(笑)。これもカミーノ巡礼の準備運動ということで。パリの街を歩けてとても幸せだったし、それで大満足だった、でおわるはずが…。帰り道にアクシデント発生！　おかげでエッフェル塔を生で見られた感動がぶっとんでしまったよ。

歩いている途中、靴に違和感があったんだよね。なんかおかしいぞと思って見てみると、うそーん。靴底がとれかけているじゃない。え？　まだカミーノ始まってないけど、うそでしょ。途中で見つけた小さなスーパーに飛び込んで、靴底を見せてジェスチャーで接着剤がほしいことをアピール。なんとかそれらしきものをゲットした。ホテルへ戻り緊急対応の結果、靴底のカパカパはおさまったようだった。あせって対応したからか、手にも接着剤が付いてしまって指先の指紋が消えた感じになっちゃった。くすん。

えっと、頭を整理しよう。この靴でわたしはこれから800㎞を歩くんだっけ？　頭がまっしろになりかけたけど、移動の疲れもあるし寝るとしよう。朝がきたらもしかしたら、靴のことは夢だったってことがあるかもしれないしね。

悲劇はこれで終わったわけではなかった。

つづく…