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デッサン初心者に知って欲しい「割り算思考」
影が思うように描けない人、
バランスを合わせるのが苦手な人、
描くのに時間がかかって困っている人におすすめの
絵を描くときの考え方です。
全体→細部が基本
はじめに全体をムラなく塗り潰します。
それから濃い面、明るい面と塗り分けていきます。
1面ずつ塗ってはいけません。
絵を描くときの手順は全体から細部を描くのが基本です。
下段のように部分を描いて足していく描きかたよりも
上段のように全体を描いて細部を描き分けていく方が
バランスを合わせやすく効率良く描き進めることができます。
はじめに全体を観察できる人や
常に比較をしながら描ける人はどこから描いても大丈夫だけど
バランスを合わせるのが苦手な人
描くのに時間がかかって困っている人は
視野が狭い可能性があります。
視野が狭い人は周りが見えないからバランスが狂いやすいのです。
このやり方で描くことで視野が広くなりバランスよく描けるようになります。
全体の明暗を見て中間の色を決める
描き始める前に全体の明るさを見ます。
4つの面の明るさを比べましょう。
1番明るい面はどれか、1番暗い面はどれかを確かめます。
一番明るいのがD面、暗いのがC面です。
濃淡で順番に並べるとCABDの順になります。
1と2の間くらいが中間の色です。
このようにはじめに4面を4色程度に分けてから
細かい濃淡ををつけていくとバランスよく作業が進みます。
描き方より考え方
はじめに明るい色で塗りつぶして、順番に濃くしていく方が効率はいいけれど
全体を見て基準を決めて比較をする考え方を伝えたかったから
中間の色で全体を塗り潰すように講座では話をしました。
手順だけ教えても応用が効きません。
どうしてその描き方をするのか、描き方理由を知ることで
応用ができるようになります。
大きく分けること、比較をすることがポイントです。
新宿駅から徒歩5分程度のおとなの美術室でデッサンの講座をしています。
漫画やイラストなど他に描きたいモノがある人達が多く通っています。
3ヶ月で全10回の講座です。
短期集中でデッサン、クロッキー、粘土を通じて絵を描くことの基礎、
「技術」より「考え方」を
「描き方」より「観察の仕方」
を教えています。
いろいろ描き方は勉強したけれど上手くならないと思っている人は
ぜひ一度ご相談ください。
いつも描いている絵を持ってきていただけると長所と短所をお伝えできます。
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