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ドローイングレッスン 自分のリズムで描こう
長い時間描くのが得意な人もいれば、
短い時間で描いた方がいい人もいます。
時間をかけて描きこめば良いものになるとは限りません。
モチーフや自分に合っている手数や時間の長さがあります。
マラソンが得意な人もいれば100m走が得意な人がいるように、
しつこく描き込んだデッサンがいい人もいれば、
さらっと描いたクロッキーががいい人もいるのです。
みんなで同じ大きさの紙で、同じものを、同じ時間の長さで描くのではなく、自分の力が一番発揮できる条件を選んで描きましょう。
今回の画材はアクリル絵の具。
小中学校では扱うことがほとんどありません。
乾いたら落ちないし、値段もお高い。
でも学校教材の絵の具より色が綺麗です。
本当は子供のころに良い画材に触れさせてあげたいところです。
はじめの一枚だけ大きい紙で描いてもらって、あとは自分でサイズを選んでもらいます。モチーフも描く時間の長さも自分で決めます。
紙のサイズや質感も自分との相性、画材との相性、表現の狙い、モチーフによって丁度いい大きさがあります。
いろいろ試してみるのがおすすめです。
クロッキーのように勢いよく描いた始めの一枚。
下書きなしでいきなり描いてもらいました。
緊張しつつ思い切りよく描けていました。
デジタルみたいに間違えたら簡単に戻れない緊張感が感受性を刺激します。
丁寧に形を描いています。
この後、貝殻を描きなおした一枚がとてもよかったのですが撮影を忘れてしまいました。
一枚めはバランスが悪かったけど2枚目は修正できました。
上手くいかないときに粘って直すのも大事な勉強だけど、紙を変えて一からやり直した方が一度描いているから早く綺麗に仕上がります。
一枚目は色作りが無難になっていたけれど2枚目はより近づけることができました。デジタルだと簡単に色が調整できるけど絵の具で色を作るのは難しい。
だからこそ感覚が刺激されて成長があるのです。
大きい紙に描く方が勢いがあって良い感じです。
大きい紙と相性が良いんですね。
絵の具は高校生の頃以来と言っていたけれど自然に描けていました。
2時間半で良い作品がたくさん生まれました。
額装したらきっと良い感じ。