【ゴールドフィンチ】を読んだ感想
ドナ・タート著の【ゴールドフィンチ】1〜4を読み終わった。
昔からピューリッツァー賞には目がないミーハーな私は
良い作品読みたいなーと夜中に急に思いたち検索。たまたま発見。
多分、この作品について多くの人が言っているが、すぐに引き込まれた。
私が引き込まれた理由は色々あるが
「たとえがわかりやすい」のが1つ。
黄色を表すときに「尿のような色」とあって、
その時の主人公は、そう見えたんだろうなーと思ったり。
そういう気持ちだったんだろうなーと。
これはあまり良い例えではないが・・
それもあってか、最初から感情移入してしまって
物事がうまくいった時なんかは
主人公に対して「テオ!本当によかったね!」と
熱心に(心の中で)語りかけている自分がいた。
ネタバレしたくないのでざっくりになるが、
主人公を巡って、さまざまな事象が起こり、多様な登場人物が出てくる。
本4冊分、主人公が子供から大人になる長い時間の中で
それぞれの苦悩なども丁寧に描かれている(と私は思っている。)
そういう長い時間見ているからこそ
(最後の方でボリスも言っていたけれど)
私たちが見ているものや人はほんの一部分だし
これは「善」、これは「悪」
などと切り分ける事など不可能であることを痛感させられた。
当たり前かもしれないけど
なんか初心に戻れる良い作品だなーと思う。
深く考えて読まなくても、本当に引き込まれて面白いし、
何より私はただのボリス推しなので、
1度読んでみることをおすすめしたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?