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【I-ne×IHRP】高校生と共に「未来をつくる商品アイデアワークショップ」を実施

I-neが国内外の大学生が主催するNPO法人IHRP に協賛
参加高校生と共に「未来をつくる商品アイデアワークショップ」を実施

I-neは、国内外の大学生15人が主催するNPO法人IHRP(以下IHRP)が開催した研究プログラム【IHRP2024:高校生の「研究」が未来をつくる 】に協賛し、2024年8月15日に東京支社にて参加者向けに新商品開発アイデアなどのワークショップを行いました。
このnoteは、その当日の様子をレポートします!

当日の様子の前に、まずは取り組みの背景についてです。

IHRP2024について

IHRP2024とは、IHRPが主催する、未来の担い手である高校生たちが、「型にはまらない」発想を活かし、一人ひとりが感じる社会・ 環境課題に対して、様々な研究分野の視点から取り組んでいくプログラムです。研究経験の有無 を問わずそれぞれのスタート地点から新たな問いを立て、6カ月間学術的な手法を用いて研究します。社会・環境課題に対峙し、「未来を変える」一歩を参加者、運営ともに踏み出していきます。
IHRP2024 テーマは「巡り、繋がる、地球のいろ。」です。

IHRPとは: https://ihrp-japan.org/about-ihrp-new/
IHRP2024: https://ihrp-japan.org/

なぜ協賛したのか

I-neは、経営理念として掲げる「We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness 」を追求することで直接的にも間接的にもポジティブな連鎖を生み、地球・社会に貢献することをめざしています。またよりサステナブルな社会を実現するために、若い世代と共に学びながら、サステナビリティの考えを社会実装する企業としてノウハウを提供できる場を積極的に創造していきたいと考えています。
IHRPの掲げる「社会課題解決のための研究」「異分野融合」「多様な高校生にチャンスを」というコンセプトと、「高校生同士、高校生と研究者・企業の間の“新結合“をもって社会問題へ斬新な解決策を創造する」という目標に共感し、IHRP2024に協賛・協力する運びとなりました。

ワークショップの当日様子

運営の大学生6人、ワークショップ参加の高校生16人、計22名の学生が参加し、I-ne東京支社にてワークショップを行いました。

まずはI-neのブランドを紹介しました。
「知ってる!」「家にある!」という声が出て社員がニヤける場面も。テスターセットのプレゼントに歓声を上げる学生も見られ、和やかな雰囲気でスタートしました。

「これもI-neさんなんだ〜」と驚く学生

 サステナブルオフィスツアー

続いて東京支社オフィスの3つのサステナブルポイントについて紹介しました。「ブラウン管テレビ」のイメージがわいていない様子でしたが、オフィス作りのコンセプトは伝わったようでした。

  • ブラウン管テレビのガラスを100%アップサイクルしたガラス板

  • 廃棄衣料(Tシャツ30枚分)のアップサイクルで制作したテーブル

  • 「BOTANISTの森」がある北海道美幌町の森林を再現したパルダリウムと再生エネルギーを活用したオフィスビル運用

ブラウン管テレビとな??

I-neの会社紹介

フリースペースに移動し、CSuO(Chief Sustainability Officer) の松江が会社説明を始めると、ノート、PC、iPadなどそれぞれのツールメモをとる学生達。I-neが取り組む社会課題(マテリアリティ)の説明では、特に真剣に頷く姿がみられ、参加高校生達のサステナビリティに対する意識の高さが伺えました。

参考:https://i-ne.co.jp/csr/management/

質問タイムでは積極的に手が上がりました。
特に印象的だったのが「ロゴ」に関する質問でした。

-「I-ne」の「N」が通常のアルファベットのNと少し違うのはなぜか?

回答:「N」だと真ん中の折れ線が下がってしまうが、企業として右肩あがりに成長していくという想いを込めています。

I-neのロゴ

-ブランド「YOLU(ヨル)」は「R」ではなく「L」なのはなぜか?

回答:夜空に浮かぶ月をイメージしていて、”LUNA”から由来しています。

YOLUは「R」ではなく「L」なんです。

文字からの情報だけでなく、ロゴデザインなどの視覚的情報に高校生達が強く反応し、「なぜそのデザインになっているのか」「込められた想いはなにか」を自然に尋ねたことから、Z世代が商品を選ぶ基準が垣間見えたことが印象的でした。

新商品提案ワークショップ

いよいよ高校生達が新商品のアイデアを考えるパートに。テーマは、I-neの強みを生かし「ドラッグストアで販売しているもの」としました。

CPO(Chief Product Officer)兼 価値創造研究室室長藤岡が
「サステナのネイティブ世代のみなさんだからこその視点で、僕たちが思いつかないようなアイデアを期待しています」と激励。また、「I-neは商品づくりにおいて何よりも『パーパス』(誰のどんな悩みを解決したくてこれを作るのか)を大事にしている」ことを伝えました。

わいわい

最初は戸惑いの表情もあった学生たちでしたが、I-ne社内のアイデアコンテストで実際に出されアイデア事例を参照することでイメージが湧いてきた様子。そこから4つのグループに分かれてワークが始まりました。
「どんなのにする?」「美容系がいいかな」
時折笑い声も起こり、ディスカッションするグループ、スマホで検索するグループ、ふせんにアイデアを書き出すグループ、それぞれ取り組みました。

わいわいわいわい
発表に向けて、イラストやコピーも作り込んでいました

アイデア発表

2分間の発表タイム。
それでは、4チームのアイデアを紹介します!

① AirDry

自然乾燥で理想のキューティクルが手に入るリンスインシャンプー
旅行中ドライヤーを使いたくない人、災害時にドライヤーを使えない人、仕事・学校で疲れて乾かしたくない人、時間がないけど朝シャワーをしたい人。SNSでの”風呂キャンセル”のトレンドからヒントをえ、風呂に入りたくない理由として髪を乾かすのがめんどくさいという心理の人が多いことから発想した。

②速乾シャンプー&ハンズフリードライヤー

時短だけど普段のシャンプーと効果は変わらないサラサラな髪に導くシャンプー&頭にかぶるだけ!でコードレスで手軽に手ぶらで速く乾かすドライヤー
忙しくてマルチタスキングしたい人、空いた手で娯楽・作業したい人、長時間のドライヤーで手が痛くなる人をターゲットとしている。

③KANTAN

アプリと連動した髪型認証付きヘアアイロン
なりたい巻き髪を見つける → アプリとコテを起動 → 音声ガイドがカメラの映像に基づいて指示 → 指示通りに巻く → 完ペキな髪型が完成!

ヘアアイロン初心者、視覚障がい者、新しい巻き方に挑戦したい人を対象としている。

④Autoマク

髪をヘアアイロンで巻かずにセットしてくれるようなスーパーヘアオイル
髪を巻く時間がない人、髪質的に巻くのが難しい人に向けられた商品で、髪にやさしく時短が叶う。

I-neコメント:

高校生達の商品アイデアを受けて、藤岡とブランドコミュニケーション部部長の井上からフィードバックを行いました。

  • どのチームもテレビショッピングのようにプレゼンしてくれて、今すぐ買いたいなと思える熱量が素晴らしかった

  • 「とにかく忙しくマルチタスキングしたい」「髪を乾かすのが面倒」といった皆さんの原体験が元になっているのがよかった

  • アイデアの中には既に市場に近しいものがあるケースもあるので、そこからの差別化や+αの付加価値が見つけられるとさらによくなると思う

  • 「災害で髪を洗えない人」など、ターゲットがしっかり想定され、さらにソーシャルな視点も入っているのがよかった

短い時間でありながら、最初に伝えた「パーパス」の重要性を自分達の中に落とし込み、「商品を考えるだけではなく、より多くの人の悩みを解決したい」というモチベーションで発想したアイデアが集まるワークショップとなりました。

参加者の声

アンケートから高校生の声を抜粋します。

自分や周りの人が日常的に何に困っているのかということに注目する、というのが商品開発のポイントだということがわかりました。研究や開発に使えそうなアイデアは日常にたくさん潜んでいると思うので、これから意識していきたいと思います。

全体的に、企業の研究の仕方やその研究の活用の仕方を学ぶことが面白かった。また企業として具体的に窓や机をリサイクルされた材料のものを使ったり、100%再生エネルギーを利用していることなど、企業が実際に環境問題の解決に取り組んでることが魅力的だった。

実際に新しい商品を開発している企業から、開発の進め方を聞けたことはとても良い体験になりました。対象とする層を決め、その層に興味を持ってもらえそうなキャッチコピーを作るなどたくさんの工夫をしていることがわかり面白かったです。

運営のIHRPさんからもコメントをいただきました。

参加した高校生からも楽しかったという声が多く上がっていました。質問も活発に出ており、参加者の笑顔も多かったように感じました。参加者にとって非常に充実したものになったのではないかと思います。

おわりに

今回参加してくれた学生さんたち一人一人のアンテナ・アイディアからは、 「未来を変える」一歩を感じることができました。
参加者のみなさんの感想を見るに、何かしらお役に立てたようで安心しておりますし、I-ne側もワークショップを通じて、普段接点を持ちにくい学生さんの興味関心や思考回路に直接触れられたことは、とても貴重な機会となりました。

今後もI-neは事業成長を通じて、様々なアプローチでサステナブルな社会の実現に取り組んでいきますのでご期待ください!

みんながI-neポーズを作ってくれました。 ※非公式


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