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ジャック・アマノの “アメリカNOW" 大統領のCOVID-19感染

    10月1日の夜、アメリカの大統領夫婦がCOVID-19に感染したことが発覚した。大統領選挙の投票日まで1ヵ月を切ろうというタイミングで。しかも、「パンデミックの終わりが視界に入った」と演説でぶったその日の夜に感染が明らかになった。

29日のテレビ討論会では、バイデン氏にCOVID-19感染症を軽視してきたことを指摘されていたトランプ大統領だったが、わずか2日後に自らの感染が発覚 (タイトル写真)

 その翌朝である今朝、ホワイト・ハウスからは「大統領の症状は軽い」との情報が出た。
 以下はアメリカ人との会話。
 「今日からの報道がどうなって行くのか、注目だ」
 「コロナはでっち上げじゃなかったってことだよね?」
 「大統領は軽症って話だけど、そんな情報、どこまで信じられる?」
 「その前に、感染したって情報自体がでっち上げだったら?」
 「はぁ? 大統領が感染て、思い切り不利な状況と思ってたけど、逆も有り得るの?」
 「もう何がなんだかわからない。何が起きても不思議じゃないってこと」

 コロナに罹ったのにすぐ治った……ってことにして、「ほらみろ、恐るに足らずだ」と攻勢に打って出る? 20万人以上亡くなってるのに?
 今の形勢を逆転するのは、それぐらいの深慮遠謀じゃないと無理ってことか。

 この数日間で判明するだろうけど、感染でトランプ大統領の人気が落ちるか否かにまずは注目。
 その次には、更なる不利から、どんな逆襲の手を打って来るのか。

 「郵便投票は不正の温床」と喧伝し、選挙に負けても大統領の権限をフルに使ってホワイト・ハウスに居座り続ける計画と言われるトランプ大統領。世界の民主主義のリーダーであるアメリカで、そんな横暴って許されるのか?
想像を遥かに上回るすごい展開になっている。マイク・ペンス副大統領が、選挙の前に大統領になる、なんて可能性だって考えられるし。

 大統領夫妻のコロナ感染。それが今回の選挙の”オクトーバー・サプライズ”なのか。まだ、もっとビックリさせられる事件、ニュースが出てくるのか?

以上 第34回 終了

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