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作曲家に必要な事とは

こんにちは。いんでぃです。

今日は、私が普段している作曲について、
お話ししようと思います。

「音楽家」といわれるとどんな人をイメージしますか?

いわゆる「バンドマン」というよりも、
TVに出てくるような、ピアニストやヴァイオリニストなんかを
連想する人が多いかと思います。

そういう人たちというと・・・

なんだかお金持ちで、3歳から音楽やってて、コンクールで賞を取って、
高額な学費を必要とする音楽大学や、難しそうな芸術大学を卒業した。
あるいは、留学経験のあるような、

一言で言えば「お坊ちゃん、お嬢様」が、
そして、英才教育と才能によって手に入れた地位・・・

そんな、なんかすごい人(笑)っていうイメージが一般的ではないでしょうか。

では、今度。作曲家といえば、どんな人を思い浮かべるでしょう。

モーツァルト?ベートーベン?バッハ?
なんだか、音楽一家に生まれ、音楽に囲まれて育ち、
これまた英才教育を受けて、音楽院で勉強したりしながら、
たぐいまれな才能で歴史に名を残してきた。

未知の世界ですよね(笑)
実際、作曲家が曲を作ってるのは知っていても、
どうやって作って、どうやって生活して、何を学んできたのか・・・
よくわからないですよね。

いずれにせよ、一般的に音楽といえば、
「お金がかかる」
「才能が必要」
というイメージが一般的です。

果たしてそうでしょうか。
作曲家って、音楽一家に生まれ、音楽大学などで専門教育を受けなければ、なれないものなのでしょうか。

結論から言えば、答えはNoです。

確かに、生まれたときから身近にがあること、
そして周囲が音楽に対しての理解があることは、
音楽を好み、学んでいくうえで、
無視できない文化的な条件であることは間違いありません。

理解がなければ、そもそも「ピアノを習わせよう」とか、
「行きたいなら音楽大学行っていいよ」という話にはなりません。

また、音楽理論を知り、作曲の技術を持ち、
様々な楽器の知識を専門教育で学ぶ事。

それから、音楽大学のもう一つの重要な役割ともいえる、
音楽業界とのコネを大学在学中に得ることは、
音楽活動において大きなアドバンテージになることは間違いありません。

しかし、作曲に必要なのは、技術でも、コネでもありません

いくら、音楽理論に詳しくても、
あまりに教科書的な(まじめすぎる)音楽はつまらないし、
いくら、プロの音楽家と関係を持っていたとしても、
面白い曲が書けなければ意味がありません。

曲を作るときに必要になることは、結局のところ、

・創りたいという信念
・楽譜を書く、あるいは音にする行動力
・ひらめいたアイデア(メロディ)を徹底的に磨く、忍耐力

これらに尽きると思うんです。

とにかく、作りたいと思ったら、やってみたいと思ったら、
やってしまえばいい。

というのが作曲の本質です。

ピアノもギターも、DTMも、
本来作曲には必要ないんです。

音楽は、頭の中で組み立てられて、
それぞれの頭の中にあるぼんやりとしたものを、
「楽譜」や「音」という共通言語にすることで、
多くの人に伝えていくものです。

頭の中で音楽を作る。ということの証明としては、
往々にしてベートーヴェンの例が挙げられますね。

彼は晩年、耳が聞こえませんでした。
それでも、第9や数々のピアノソナタを作曲した。
実際に鳴る音は、本人に確かめることはできません。

つまり、頭の中で組み立て、頭の中で完成した音楽を、
楽譜に淡々と書き記していったわけです。

ここまでくれば、たとえ楽器が弾けずとも、歌が歌えずとも、
「作曲をやりたい」
という信念一つあれば、できる事なのだとわかります。

とにかく、思い付いたもの、書きたいと思ったものを、
具現化してみてください。

そうしていくうちに、自然と楽譜の書き方や、音楽理論、
ピアノの弾き方は身についてきます。

初めから、ベートーヴェンや、バッハ、モーツァルトのような、
完成された曲は作れません。

何事でも同じですが、「完璧主義」を捨てて、まずは
やってみる
ということを最重要視してみてください。

やってみると、何を学ばなければならないか、
どうすれば知ることができるのか。
そのあたりもわかってきます。

というわけで・・・

作曲には
・やりたいという信念
・とりあえずやってみる行動力
・ひらめいたアイデアを徹底的に磨く忍耐力

があれば、技術や知識がなくてもできるんだよ。

というお話でした。

こちらいんでぃのTwitter
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