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日系自動車メーカー ⇒ 外資系ITコンサルティング会社への転職活動 ~戦術から入ると失敗する!戦略が大切!!~
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はじめに
2023年5月~12月の間に転職活動を行い、外資系コンサルティング会社2社からオファーを得ることができました。転職活動について、何がポイントだったか、また面接対策やオファーレターのチェックを如何に行ったかについて本noteに纏めます。給与交渉術や、具体的な給与UP額等、生々しい(笑)情報も記載しました。
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結論から申し上げますと、戦術(※)から入らず、戦略(※)から入ったことで納得のいく転職活動ができました。また、自身の戦略と応募先ポジションが合致していたかことが内定に繋がりました(※戦略と戦術の違いは後述します)。
記事の対象者
現状の働き方に漠然と不安を感じられている方
日系企業から外資系企業への転職を考えている方
自己紹介
マルチンゲール
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30代後半、男。
Xアカウント:@industrial_ds
新卒で財閥系電機メーカーの生産技術職に就職。
今後、急速に伸びる職種でスキルを身に付けたいと考え、
30代半ばでデータサイエンティストへキャリアチェンジ。
以降、技術者派遣会社にて客先常駐でデータ解析を担当。
その後、自動車メーカーのデータサイエンティスト職に転職し、
スマートファクトリー関連のデータ解析とシステム開発を担当。
2024年より、外資系ITコンサルティング会社にて
AIエンジニア/ソフトウエアエンジニアとして働く予定。
【職務履歴書に記載した資格】
統計検定1級 統計応用(理工学)
統計検定準1級
JDLA Deep Learning for ENGINEER
JDLA Deep Learning for GENERAL
基本情報技術者試験
Python 3 エンジニア認定基礎試験
Python 3 エンジニア認定データ分析試験
キャリアチェンジの経緯については、以下YouTubeをご覧ください。
また、今回の転職活動のあらましをポッドキャストで語りました。
良ければ、ご視聴ください。
注意事項
本noteでは、転職活動における私の経験と学びを共有します。
ここに記載されている事例やアドバイスがすべての読者に当てはまるわけではありません。人それぞれの状況、スキルセット、市場環境は異なるため、本noteの内容が必ずしも転職成功を約束するものではないことをご理解ください。
また、転職成功には戦略を学ぶだけではなく、その知識を活かして実際に行動に移すことが不可欠です。このnoteを通じて得た知識やヒントを実生活で応用し、積極的な行動をとることが、転職成功への重要な一歩となります。自己責任のもと、本noteの情報を参考にしていただき、皆さんの転職活動がより有意義なものになることを願っています。
約18,000文字と分量が多いため、スマホだと大変疲れます。
PCでの閲覧推奨です。
転職活動のきっかけ
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結論から言いますと、5年後にビジネスオーナー(フリーランス or 起業)として働きたい気持ちが芽生えたためです。理由は、終身雇用が信用できない時代が来ると感じたためです。特に自動車業界は急速なEV化の波が来ており、定年まで雇用が維持されるか不透明な状況です。
ビジネスオーナーになるためのスキルや人脈を獲得するために、現職より適した職場があると考えました(正直な所、上司が定年後にビジネスオーナーとして働ける姿がイメージできませんでした、、😥)。
また、技術進歩の速い時代に(せっかく、最先端技術に関われる職種であるのに)業務時間の多くを社内調整に使っていることが自分のキャリアにとって勿体ないと感じていました。
前職を否定している訳ではありません。自動車産業や関連メーカーは日本の産業を支える屋台骨です。リアルな物作りの楽しさもあります。
あくまで、私の人生の目的論には適さなかったということです。
人生100年時代、70歳、80歳まで(健康体で)働きたい(働ける状態にないと生き抜けない)と考えています。
そのため、定年の無いビジネスオーナーを目指しています。
転職活動のステップ(全体方針)
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40歳を前に、人生計画を見直すことから始めました。
ここで重要なのが、転職活動⇒人生設計見直しの順ではなく、人生設計を見直した結果、転職する意思決定をしたことです。
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人生設計は人生の目的を明確化する作業であり、転職活動の「戦略」にあたります。これが無いと、手段である「転職」が目的化してしまい、転職市場を漂流することになります。
職務経歴書の書き方や面接対策など、いわゆる「戦術」のノウハウを解説した書籍やネット情報は巷に溢れています。しかし、戦略に踏み込んだ情報、またその重要性は意外とフォーカスされていません。
私が、戦略の重要性を考える様になったのは、以下の動画がきっかけです。
転職活動は以下のステップで進めました。
10年後のありたい姿設定(人生設計書の作成)
応募先選定(転職の軸設定)
情報収集
職務経歴書ブラッシュアップ
面接対策
選考
オファーレターの精査
オファー面談(企業文化の確認 & 給与交渉!)
内定先の実情調査
バックグラウンドチェックへの対応
※引継ぎと有休消化は、本論から外れるため割愛します
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エージェントを付けるか否か、それが問題だ
過去二回の転職では、転職エージェント(リクルー〇エージェント)を使用しましたが、今回の転職活動ではエージェントを付けず、直接応募しました。何故なら、過去の経験から必要性を感じなかったからです。
理由は以下です。
書類作成について、一般論的なアドバイスしか得られなかった。
(YouTubeで語られているレベルのアドバイスだった😥)給与交渉がブラックボックスになっており、手応えがなかった
(尽力いただいていたのかもしれませんが、、)転職の軸を設定していれば、求人選定で相談する必要が無いと感じた
(データサイエンス領域は私の方が圧倒的に詳しい)ピンポイントで相談できるプロがいれば必要性を感じなかった
「働き方改革」のため、本業が忙しくなく、自分で交渉・調整する余裕があった
ただし、情報収集の段階では複数のエージェントに網を張っておき、求人情報だけは取得していました。あくまで、エージェント経由で応募した企業は無いと言うことです。
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それでは、各ステップで実践した内容を詳細に説明します。
1.10年後のありたい姿設定
(人生設計書の作成)
まず、現状把握としてLife Lineシートを作成してこれまでの人生を振り返り、どこに向かって生きたいのかをざっくり把握することにしました。
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20代前半までに比べて、就職してから中々苦戦していることが分かります😂
次に、5年スパンごとにくらいに「ありたい姿」を整理しました。
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2.応募先選定(転職軸の設定)
この人生設計書から逆算して、どういうスキルを身に付ければ良いかを考えました。その結果、43歳時点でビジネスオーナーになるために特に以下のスキルを尖らせられる環境に身を置く必要があると考えました。
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