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性別とジェンダー、気にしすぎるよりただただ楽しい話をしよう

こんにちは、一時期Qだったけど、最近がっつり女性になりました、エイです。
色々悩んで考えたからこそ、思ったことがあります。

性別だのジェンダーだの、いちいち考えたり気にするの、面倒臭すぎる!!

もちろん一定の配慮は必要だと思いますし、性差別、マイノリティ差別には断固反対です。

でもその上で思うのです。

面倒臭すぎる。
いや、そもそも、気にし過ぎること自体差別じゃないか?
というか、どこから差別か考えること自体……(以下繰り返し)

今回は、そんな性別とジェンダーを話す時のことを、紹介してみたいと思います。


性別・ジェンダーを話題にするのって、どんなとき?
→A.話題がどうあがいても見つからない時(大半は)

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そもそも、性別やジェンダーの話題をするときって、存在するのでしょうか?

顔が見えないやりとりのときに「あなたは男ですか? 女ですか?」と聞くのでしょうか。
見た目が中性的な人に「あなたは男ですか? 女ですか?」と聞くのでしょうか。

どちらもなんだか変な感じだな、と私は思います。
なぜなら、必要性を感じないからです。

もし必要性があるとすれば、相当共通点がなくて、話題が何も見つからない時、ではないでしょうか。
どちらかがおしゃべりさんなら、わざわざそんな話題を振る必要はないと思うのです。

苦し紛れの一言、とでも言った方がいいかもしれません。

逆に言えば、相手に「あなたの性別は何?」と聞かれた時点で、相手を相当退屈させていると気づいた方がいいでしょう。

それか、性別やジェンダーについてやたら関心のある人か、自分の性的嗜好に合うなら狙っているか、どちらかでしょうか。

何も考えずに過ごしていれば、性別・ジェンダーというものは、わざわざ話題として触れることすらないかもしれません。


差別を気にして過敏になってない?
それってちょっと疲れませんか(私は疲れました…)

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実を言うと、私は一時期性別・ジェンダーについて悩んでいた時期もあり、ことあるごとに性差別やジェンダーの話題に敏感になっていました。

「男らしい」「女らしい」「同性の恋愛」など、ちょっとこの手の話題が出るたびに「それは差別だ!」「これは差別じゃない!」とアンテナを立ててはピクピクさせていたのです。

これって、本人もそうですが、周りの人もかなり疲れるんです。


以前見かけたのは、顔が見えない生配信での「ここにいるみなさん、女性ですか?」という何気ない質問でした。

おそらくアイコンが可愛らしいものばかりだったので、配信主の方が気になったのでしょう。

私も含め、大体の人が自分の性別を「女性です」「男性です」と明かす中、「そういうの聞かれるの嫌い」と言う人が一人いらっしゃいました。

あまり気分のいいものではありません。
「悪いことをしてしまった」という気持ちと同時に、答えた私たちが「考えなし」のようにされてしまったからです。

この場では「そっか、ごめんね」と流されましたが、私はなんだかもやもやした気持ちが残り続けました。
私自身、悩んでいた時期があるので全面的に否定したくはありませんが、何か違和感というか、スッキリしないものがありました。

同時に、ちょっとした恥ずかしさもありました。
かつての自分を見ているような気持ちです。

性別やジェンダーの主張をするのは悪いことじゃありませんし、むしろ自分の信念を持つのは大切なことです。

ただし、それを相手に押し付けるのは、たとえ自分がマイノリティ側であっても、いいことではないでしょう。

「性別の話題はセンシティブなんだから公の場で話すべきじゃない!」という強い信念があったとしても、その考え自体、人それぞれなのです。


先ほどは、性別の話題が必要になることなんて、そうそうない、と言いましたが、別の考え方の人だっています。

「性別の話題はシェアした方が後々お互いに理解しやすい」と考える人もいれば、何かトラウマ的な理由で異性がどうしても苦手だ、という人もいるかもしれません。
体の特徴に関する話題の場合、どうしても性別を確かめたい気持ちになることもあるでしょう。

「差別はダメだ!」という考えに囚われすぎて、敏感に反応し過ぎると、結果的に誰かの考えを否定したり、他人(自分も)を疲れさせたりと、あまりいいことはありません。

もちろん、「それでも差別発言は不快で嫌だ!」ということなら、はっきり主張して、どうしてもダメなら縁を切る、というのも、一つの選択ではあります。

ここはそれぞれの考え方次第です。


まとめ:
性別・ジェンダー以外のたくさんの楽しい話題を持って来れば良い

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とはいえ、その人の中の性別観・ジェンダー論はそう簡単に変わるものではありません。

差別的な人は一定数存在しますし、頭で理解できても、反射的に滲み出てしまう差別的な言い回しも存在します。

その度に一々否定するのも止めはしませんが、私はもっと他の話題を共有するのが手っ取り早いんじゃないか、と思います。

映画、小説、漫画、その他趣味やエンタメの話をしていくことで、お互いの考えがわかっていきます。

お互いの考えがわかり、互いに影響し合うことで、その人も変わっていくかもしれませんし、あなたの中にも良い変化が起こるかもしれません。

直接「差別するな!」と言うよりも、少しずつお互いに歩み寄った方が、よっぽどその人は差別的ではなくなるでしょう。


あなたはどんな楽しい話題を持っていますか?

エイでした。


画像:https://unsplash.com/s/photos/vacation
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