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突然、インド人からカレー店買収オファー

前回まで
小学生の娘の授業参観で、娘のクラスメートの父親であるインド人とあいさつを交わし、電話番号を交換しました。

その後、彼の勤務時間に合わせて何度かその店に食事に行きました。

外国人店員を悪く言うつもりはありませんが、他のインドカレー店の店員と比べて、彼の接客は好感が持て、真面目な仕事ぶりだと感じました。

その彼から呼び出しが

時は流れ、9月25日に彼と近所の小さなショッピングモールで会うことになりました。なぜ日にちまで覚えているかというと、この日は私の誕生日だったからです。

最初の電話からお互いの都合がなかなか合わず、会うまでに1週間ほどかかりました。

彼に会うと、このような話をされました。

「会社が〇〇カレー川館店(仮名)を閉店することにした。部長から、私に『店を引き継がないか』
と言われた。なぜなら
『店を売却してしまうとカレー店ではなくなる可能性があり、雇用が保障できないからだ。あなたは家族をインドから連れてきたばかりで、この地を離れるわけにはいかないでしょ。だから』
と言われた。
しかし、手続きや言葉の問題で、私が経営するのは難しい。だから、あなたに買い取って経営してもらえないか、」

全く予想外のことで、驚きました。

売上300万近くで手間はほとんどない

彼の説明によると、

  • 8月の売上は約300万円

  • 売上が少ない月でも220万円程度

  • 従業員は4人

  • 日本人の担当者は週に1回、集金と簡単な指導に来るだけ

とのことでした。

飲食店経営は利益がでずに難しいと聞いていましたし、最近の原材料費高騰で利益は落ちているだろうと思いました。それよりなにより、飲食店の経験は大学時代4年間の「ジョナサン」でのフロアーの経験だけ。経営したことはありません。

飲食の経験がないとはいえ興味深い

しかし、同時に興味深い話だと感じました。〇〇カレー川館店は15年以上もこの店舗で営業を続けているからです。

私が行った時も、かなり繁盛していました。

そして何より、メニューは他のインドカレー店とは違っていました。地域に根ざしたカレーや独自のカレーがあり、メニューの説明文などにも工夫が凝らされていました。

「ぐるなび」などの評価も高かったのです。

もし毎月5%でも利益が出れば面白いと思いました。

日本政策金融公庫の調査によると、黒字企業のカレー店の売上高経常利益率は4.3%です。年間100万円の利益が出れば、人助けにもなり、お小遣い稼ぎにもなります。

私は興味があることを彼に伝え、会社に伝えてもらうことにして、その日は別れました。

しかし、儲かっている店なら買収金額も高額になるはずです。単純計算でも売上は2500万円以上。まずは価格を聞いてから検討しようと思いました。

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