本当に大事なこと
本当のところは、時間をかけずに、
物事を成就したかったのである。
できるだけ、効率的に、楽に願いを
叶えたかったのである。
しかし、時間をかけずに、楽にかなったモノやコトには、それほど価値を
見いだすことができなかったので
ある。
そのかわり、時間をかけても、
エネルギーを注いでも、なかなか
成就しない。
成就するどころが、悪化して
いるように見える。
そのようなことの中に、大きな価値を見いだし、ますますのめり込んでいったのである。
それが、家族のつながりであり、
家族の調和だったわけである。
本当の意味で、両親に感謝すること、自らの生い立ちに、感謝することができなかったのである。
だから,家族問題の解決のために、
莫大な時間とエネルギーを
かけてきたのである。
しかし、まだ道半ばであり、いまだに未解決なわけである。
でも、そこにかけてきた時間と
エネルギーが無駄となったわけでは
なかったのである。
なぜならば、感謝が深まれば、深まるほど、自らの使命、自らの人生テーマが、明らかになってきたのである。
先祖ゆずりの家族の不調和が、
思わぬギフトをもたらしたのである。
そして、人生が教えてくれたことは、
本当に大事なコトやモノは、簡単には手に入らないということだったので
ある。
手間ひまがかかり、非効率に見える
コトやモノの中に、本当に大事なもの、いわゆる天命とか使命、人生の
目的と言われるものがあるということを人生から学んできたのである。