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オペラ歌手村山岳氏 著者デビュー

 暑い暑い夏もすっかり過ぎてしまいました。
 熱いオペラ歌手の著者デビュー作は、芸術の秋に産声を上げました。
 まさに今日がその日です。お待たせしました!!


割と安産

 彩波出版プロデュース第一弾がこんなに恵まれたスタートで良いのだろうか。と、本気で心配になる程、この本はいわゆる「安産」の部類に入るのではないかと思います。
 決して「楽だった」という事ではなく、終始一貫して著者様の熱量が高く、執筆も確認作業も程よい緊張感のラリーを続けることができたという意味での「安産」なのです。

 今回の著者様、バス・バリトン歌手の村山氏については、以前に別のブログでご紹介したことがあるし、準レギュラーを務めさせていただいたラジオ番組でもご紹介したことがある人です(しかもその後、面白すぎる人だということで、彼まで準レギュラーになった…)。どんな人か一言で表現するとしたら「熱量の高い人」。
 高校のクラスメイトなので知り合ってから30年以上が経ちますが、顧客としてお仕事させてもらうのは(もちろん)今回が初めてです。そしてやっぱりその「熱量の高さ」を再認識させていただきました。
 本当に勉強させていただきました。

彼が歌い続ける理由(わけ)

 本題に入りましょう。
 私がこの本を書いて欲しいと彼にお願いした事については、以前の記事で話題にしました。が、ちょっとおさらいします。
 私には、彼の歌を聴くたびに不思議でならないことがありました。
 さまざまな困難に見舞われながら、なぜこんなに歌い続けていられるのだろう。どうして彼の歌には、こんなに心を動かされるのだろう。そういうことを、私自身が知りたかったのです。
 そしてそれはおそらく、私だけではなく彼のファンにとっても大きな関心事であるのではないかと確信していました。

 ひとつ白状すると、最初に受け取った原稿に目を通している最中、あるエピソードの場面で、しばらくの間、その先を読むことができなくなってしまいました。隣町の図書館の、PC専用デスクでの作業中でした。私にとって衝撃の大きいシーンがあり、デスクに突っ伏して、嗚咽を堪えて震えていました。

 実際に村山氏自身も、このエピソード周りの執筆に際しては尋常ならざる精神力を振り絞って当たってくれていたことを、後になって話してくれました。思い出そうと思っても思い出せないこともたくさんあった、という事も話されていました。
 そういう事も含め、私の想像を遥かに絶する内容と作業になっていました。

 (最初に「安産だった」と言っておきながら矛盾するようですが、それでも安産だと言い切れるのは、「この本を世に出す」という一点において私たちに何らの迷いも無く、トラブルやアクシデントがあったとしても、クリアして前に進むという意志に終始ブレが無かったからです)

 もしこの過酷な日々の中で、彼に音楽という道が欠けていたなら、どうなっていたのだろう。そう思うと、少し怖いくらいです。
 この本を手に取られる方は、きっと同じことを感じてくださるだろうと思います。
 そして、私がずっと不思議に思っていたことも、最後には温かい安心を得られる答えを受け取ることができました。もしかしたらその答えは、まだ少しずつ進化している最中なのかもしれませんが。

ほぼ全国民が聞いている声かもしれない

 ところで、オペラ歌手というと音楽の仕事に携わっている人でもなければ、ほとんど接点が無いかもしれません。どこでどんな暮らしをしているのか、想像もつかない世界という感じではないでしょうか。
 でも、村山氏に関していうとその仕事の幅が大変広く、オペラなどのステージ活動だけでなくさまざまなメディアコンテンツに参加しています。だから、意外と身近な「声」なのではないかと考えています。

♪ サッポロ1番 塩ら〜〜〜めん ♪ 

 脳内にメロディーが自動的に鳴り響かない人の方が少ないのではないでしょうか。このCMに彼も参加していました。
 テレビドラマなら『相棒』の挿入歌。
 ゲーム音楽なら『ファイナルファンタジー』最新作のBGM。
 アニメなら『神撃のバハムート』のBGM。
 そうそう、九州にお住まいの方、JR九州のCMにも彼の声が響いています。
 そしてこれらは彼の活動実績のほんの一部。他にもここに書き出しきれないほどの映画、ドラマ、CM、音楽教材等に参加しています。

 つまり、現段階の日本国民のほとんどの人が、どこかで彼の声を聞いている可能性が高いと思われます。大袈裟ではなく。
 本格オペラ歌手だけど、さりげない日常を美声で彩ってくれてもいる人、という見方をできる人だと思います。

 そして、どうしてフリーランスの彼が(そう、どこの事務所にも所属していない人なのです)そんなにいろんなシーンで仕事をできるのか。それもこの本を読んでいただければ、ご想像いただけるようになるはずです。

Kindle版かペーパーバックか

 今回、村山氏のファンの方の多くは紙の本でお読みになることを望まれるだろうとあらかじめ推測されましたため、ご希望に添えるようにいたしました。

・スマートフォンやタブレットなどの電子デバイスにダウンロードしてお読みになりたい方は、Kindle版。(1000円)
・手元で紙の本としてお楽しみになりたい方は、ペーパーバック。(2000円)

 お好きな方をお選びください。
 ペーパーバックの方が高いのは、印刷コストがそれだけかかるからというシンプルな理由です。

ちなみにこちらのリンク先はペーパーバックです。

 最後に。この本のおしまいに、ちょっと素敵なご案内をご用意しています。Instagramで村山氏をフォローしている人にはお馴染みの、「男飯岳飯」の「とっておきレシピ」をプレゼントしちゃおうという、楽しいアンケート企画があります。
 アンケートは全て著者本人が拝読いたしますので、ぜひご参加ください。

 あらためまして、村山岳様、この度は著者デビューおめでとうございます。
 ご自身にとって大切な物語の船出を、弊社にお任せいただき本当に光栄です。
 この本が多くの人を勇気づけ、あなたの熱意の渦に加わり、また新たな物語の扉を開け続けていくことを願ってやみません。そのためにできることは、微力ながら続けて参りたいと思っています。
 どうぞこれからも、よろしくお願い申し上げます!!

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