透野未来(とうのみき)彩波出版&藍研究家

徳島県在住。ひとり電子書籍出版社を立ち上げ、藍染めをしたり習字に通ったりしながら日々機嫌よく過ごしております。どうぞよろしくお願いします。 本建て正藍染技術保持者。にほん電子出版プロデューサー協会認定プロデューサー。日本習字二段(中等部師範)。

透野未来(とうのみき)彩波出版&藍研究家

徳島県在住。ひとり電子書籍出版社を立ち上げ、藍染めをしたり習字に通ったりしながら日々機嫌よく過ごしております。どうぞよろしくお願いします。 本建て正藍染技術保持者。にほん電子出版プロデューサー協会認定プロデューサー。日本習字二段(中等部師範)。

マガジン

  • 藍の沼ー藍染めの深〜〜〜い話

    藍染めの歴史・効能・応用方法を調査・検証しているうちに、脱出不可能なほどハマってしまった藍の沼。この甘美な沼は、歴史や自然科学などの思わぬ発見に満ちています。溺れながらもがきながら深々とコウベを垂れながら(謎)更新します。 ・更新頻度:4記事/月 を目標にします(月によっては少ない場合もあり) ・対象者:藍が好きでたまらない人(私をひとりにしないで)

  • 藍と暮らす

    藍に携わることで感じたことをまとめています。

  • 電子書籍出版のこと

    透野企画・彩波出版で取り組んだ電子書籍のことを中心にお届けいたします。

ウィジェット

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    伝統色藍 7つの秘密

    透野 未来
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    本建て正藍染展 インディゴ・セッション vol.1 伝統とは何か

    正藍染研究所
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    本建て正藍染展 INDIGO SESSION vol.2 藍と絹 (インディゴ・セッション)

    正藍染研究所

ストア

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    藍染め石けん 紙ふぶきプレミアム20g

    お肌をしっとりと洗い上げる美容石けんです。 藍色工房で最も人気だった二つの石鹸のうちの一つ、「紙ふぶき」を復活させました。 こちらは、携帯用・お客様のおもてなし用に便利な20gの小さなサイズです。 藍染め石けんの先駆者「藍色工房」のレシピを引き継ぎ、更に肌に優しい配合を叶えています。 乾燥肌の方にお勧めのしっとりとした洗い心地です。 洗顔はもちろん、ナチュラルメイクのクレンジングにもご利用ください。 香りは天然精油の優しい香りを大切にブレンドした、藍色工房オリジナルのものをそのまま採用。 心安らぐラベンダーベースのオリエンタルな香りです。 水とアルカリ剤以外は、全て植物由来の原料で製造しています。 また、アイエキスは藍色工房使用のものと同じ、徳島県の農園で栽培・精製されたものを引き続き配合しています。 全成分:オリーブ油、水、パーム油、パーム核油、水酸化Na、ホホバオイル、シアバター、香料(精油)、アイエキス
    1,760円
    INDIGO BASE
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    藍染め石けん 紙ふぶきプレミアム60g

    お肌をしっとりと洗い上げる美容石けんです。 藍色工房で最も人気だった二つの石鹸のうちの一つ、「紙ふぶき」を復活させました。 こちらは、ご家庭での普段使いに最適な大きいサイズの60gです。 藍染め石けんの先駆者「藍色工房」のレシピを引き継ぎ、更に肌に優しい配合を叶えています。 乾燥肌の方にお勧めのしっとりとした洗い心地です。 洗顔はもちろん、ナチュラルメイクのクレンジングにもご利用ください。 香りは天然精油の優しい香りを大切にブレンドした、藍色工房オリジナルのものをそのまま採用。 心安らぐラベンダーベースのオリエンタルな香りです。 水とアルカリ剤以外は、全て植物由来の原料で製造しています。 また、アイエキスは藍色工房使用のものと同じ、徳島県の農園で栽培・精製されたものを引き続き配合しています。 全成分:オリーブ油、水、パーム油、パーム核油、水酸化Na、ホホバオイル、シアバター、香料(精油)、アイエキス
    3,520円
    INDIGO BASE
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    伝統色藍 7つの秘密

    透野 未来
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    本建て正藍染展 インディゴ・セッション vol.1 伝統とは何か

    正藍染研究所
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    本建て正藍染展 INDIGO SESSION vol.2 藍と絹 (インディゴ・セッション)

    正藍染研究所
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    藍染め石けん 紙ふぶきプレミアム20g

    お肌をしっとりと洗い上げる美容石けんです。 藍色工房で最も人気だった二つの石鹸のうちの一つ、「紙ふぶき」を復活させました。 こちらは、携帯用・お客様のおもてなし用に便利な20gの小さなサイズです。 藍染め石けんの先駆者「藍色工房」のレシピを引き継ぎ、更に肌に優しい配合を叶えています。 乾燥肌の方にお勧めのしっとりとした洗い心地です。 洗顔はもちろん、ナチュラルメイクのクレンジングにもご利用ください。 香りは天然精油の優しい香りを大切にブレンドした、藍色工房オリジナルのものをそのまま採用。 心安らぐラベンダーベースのオリエンタルな香りです。 水とアルカリ剤以外は、全て植物由来の原料で製造しています。 また、アイエキスは藍色工房使用のものと同じ、徳島県の農園で栽培・精製されたものを引き続き配合しています。 全成分:オリーブ油、水、パーム油、パーム核油、水酸化Na、ホホバオイル、シアバター、香料(精油)、アイエキス
    1,760円
    INDIGO BASE
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    藍染め石けん 紙ふぶきプレミアム60g

    お肌をしっとりと洗い上げる美容石けんです。 藍色工房で最も人気だった二つの石鹸のうちの一つ、「紙ふぶき」を復活させました。 こちらは、ご家庭での普段使いに最適な大きいサイズの60gです。 藍染め石けんの先駆者「藍色工房」のレシピを引き継ぎ、更に肌に優しい配合を叶えています。 乾燥肌の方にお勧めのしっとりとした洗い心地です。 洗顔はもちろん、ナチュラルメイクのクレンジングにもご利用ください。 香りは天然精油の優しい香りを大切にブレンドした、藍色工房オリジナルのものをそのまま採用。 心安らぐラベンダーベースのオリエンタルな香りです。 水とアルカリ剤以外は、全て植物由来の原料で製造しています。 また、アイエキスは藍色工房使用のものと同じ、徳島県の農園で栽培・精製されたものを引き続き配合しています。 全成分:オリーブ油、水、パーム油、パーム核油、水酸化Na、ホホバオイル、シアバター、香料(精油)、アイエキス
    3,520円
    INDIGO BASE
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    藍染め石けん グランブルーネオ20g

    お肌をスッキリと洗い上げる美容石けんです。 藍色工房で最も人気だった二つの石鹸のうちの一つ、「グランブルー」を復活させました。 こちらは、携帯用・お客様のおもてなし用に便利な20gの小さなサイズです。 藍染め石けんの先駆者「藍色工房」のレシピを引き継ぎ、更に肌に優しい配合を叶えています。 脂性肌の方におすすめのさっぱりとした洗い心地です。 洗顔はもちろん、ナチュラルメイクのクレンジングにもご利用ください。 香りは天然精油の優しい香りを大切にブレンドした、藍色工房オリジナルのものをそのまま採用。 爽やかなラベンダーそのものの香りです。 水とアルカリ剤以外は、全て植物由来の原料で製造しています。 また、アイエキスは藍色工房使用のものと同じ、徳島県の農園で栽培・精製されたものを引き続き配合しています。 全成分:オリーブ油、水、パーム油、パーム核油、水酸化Na、ホホバオイル、香料(精油)、アイエキス
    1,650円
    INDIGO BASE
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彩波出版 透野(とうの)のお仕事

 やっと最近、「で、何してる人なんですか?」と聞かれるようになりました。ありがとうございます。ご案内用として、今取り組んでいることを並べてみます。 タデアイ・藍染についての調査と記録・講演 藍染の原料植物であるタデアイや藍染の様々なことの調査と記録に取り組み、資料として電子書籍に残すための活動を行なっています。  蒅製作の歴史が深い徳島に拠点を構え、タデアイ農家の実家にて沈殿藍の精製にも約20年携わってきた経験を踏まえた検証を試みています。また、各地の藍染関連の現場、展示、

    • 藍の歴史を確認しながら、深まっていく実感があります。 コストの問題にして、土を離れ、火を手放し、水を思いやらず、風に意識を向けなくなった結果、私たちの暮らしに残されるものは何か。本当の幸せと経済的な成功は、必ずしも両立しない。感受性と思考を手放さないで、歩き続けなくては。

      • いい藍色は元気な土から(2)

         質の良い染料原料としてタデアイを栽培するために、「土」が大事だという話を続けたいと思います。 藍菌の循環 藍建(あいだて・染料を染められるように調整すること)の際、甕の中で重要な役割を担っているのが、「藍菌」と呼ばれる還元能を持つ菌です。これは特定の菌の名前ではなく、複数の種類の菌がこの働きをもっていて、その総称として藍染業界でこのように呼ばれています。ほぼ親しみを持って呼ばれていると言ってもいいと思います。  この藍菌には、芽胞形成菌の一種が含まれていることが分かってい

        • いい藍色は元気な土から(1)

           植物由来の染色は、原料植物の育った環境が大きく影響して、結果となる染色に全てが反映されます。当たり前のことではあるのですが、日々の暮らしで「土」に触れる機会のある人の方がもしかしたら少ないくらいの現代にあって、綺麗に染めるために元気な土づくりも心がけましょうと言ったところでなかなか実感につながらないし、具体的に何をしたらいいのかもわからないというところが現実です。  とりあえず、何かしらの手がかりを掴むために「知る」ところから始めるための入り口へご案内します。それからどうす

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        彩波出版 透野(とうの)のお仕事

        マガジン

        • 藍の沼ー藍染めの深〜〜〜い話
          ¥300 / 月
        • 藍と暮らす
          46本
        • 電子書籍出版のこと
          24本
        • 藍の力
          8本
        • ピアニスト、藍の使者になる
          8本

        記事

          久留米絣と松枝家 福岡県立美術館

           今年は久留米絣ファンにとって充実の年ですね。  久留米市美術館で開催された「藍のものがたり」のバトンを受けるようにして、福岡県立美術館で始まったこちらの「久留米絣と松枝家」。  久留米絣の世界では知らぬ人のいない松枝家の皆さんの作品を、ご家族の歴史と共に体感することのできる内容となっています。これだけ大規模に松枝家を特集する展示は初の試みとのこと。松枝家のみならず、久留米絣を牽引されてきた松枝哲也さんが2020年7月にご逝去されてからも、これだけの規模の展示は初だということ

          久留米絣と松枝家 福岡県立美術館

          錬金術と浮世絵と藍染(2)

           プルシアンブルーの発明から日本で一般的に流通するまでに、約120年かかりました。つまり、日本にはこうした合成顔料の発想が存在していなかったということになるのではないかというところから、考察を深めてまいります。今回はかなり長くなりますが、よろしくお付き合いくださいませ。 浮世絵の彩色と藍摺絵 ドイツの錬金術師ディッペルと顔料製造業者ディースバッハが合成青色顔料プルシアンブルーを偶然発明(発見?)したのが1704年、販売開始が1710年、製法が簡略化されたことにより製造と販売

          錬金術と浮世絵と藍染(1)

           阿波藍ギルドの崩壊をいくつかの切り口から俯瞰しながら、明治維新に日本に起こったことは何だったのかと考え続けています。ヨーロッパ諸国と日本の「ものづくり」に対する概念の根本的な違いが存在し、その前知識のないまま未知の産業や経済システムが流れ込んできたことによる混乱があったのは間違いないでしょう。  その「根本的な違い」の一つに「錬金術」という概念があったのではないか…。ここを切り口とした考察を試みようと思います。 錬金術とは 「錬金術」と聞いたら、オカルト的な響きに感じる人

          第4回 本建て正藍染展のご案内

           藍染仲間と開催してきた本建て正藍染展が第4回目を迎えます。今回のテーマは藍染ではちょっと変わり種かもしれません。  「あたたまる」藍染グッズを特集した展示販売会となります。全シーズン通してお使いいただけるアイテムも、もちろんあります。  そして今回は販売アイテムだけではなく、貴重な作品をお借りして「特別展示」も行います。とても興味深い作品ですので、ぜひチェックしていただきたいです。  今回の参加者一覧と、特別展示の内容は、こちらをご覧ください。  夏物のイメージが強い藍

          藍に関連する本1 『藍師の家』

           地元徳島の作家さんによる小説です。大藍師のお妾さんの娘「苗」を主人公としたフィクションの形を取ってはいますが、当時の阿波藍業界事情の真に迫った描写になっているのではないかと思われる場面が随所にみられます。 『藍師の家』 中川静子:著 平成2年(1990年)初版 井上書房:発行 明治期の阿波藍業界大混乱の様子を肌で感じられる 明治20年、主人公の苗は12歳。大藍師の妾だった母親が病をこじらせ急死し、徳島市内で母と二人暮らしをしていた家を出て父のいる家へ引き取られていくとこ

          藍のものがたり 久留米市美術館

           久留米絣の故郷で現在開催中の展覧会です。とても充実している展示が、3会期に分けて展示替えされるそうなので、繰り返し訪れたいと思っている展覧会です。と書き始めたのが8月で、今はもう9月下旬…既に最後の3期目に突入してしまっております。お知らせが遅くなってしまいました。 様々な藍染 会場内には、久留米絣はもちろん、絞り染、型染、筒描、長板中形、籠染、注染と様々な技法で染め上げられた作品が集められています。特に、館内で上映されている長板中形の染色作業の様子をまとめられたドキュメ

          藍のものがたり 久留米市美術館

          沈殿藍(泥藍)と蒅

           日本でメジャーな藍染用染料の蒅(すくも)と世界でメジャーな沈殿藍(泥藍)。ガラパゴス化と言っていいくらい独自な発達の末に完成した蒅は、一見して沈殿藍より不便や苦労の多い素材とみなされやすいのですが、私はいくつかの点において「日本らしい発明だ」と考えています。  どちらが「優れている」という視点を抜きにして、それぞれの個性について触れてみたいと思います。 沈殿藍(泥藍)と蒅の違い 沈殿藍は生の葉を、蒅は乾燥葉を加工して作ります。これは原料植物がタデアイであろうと、木藍であろ

          手がかりの「数字」、経験者の「目分量」

           ちょっとモヤモヤしているのでまとめてみます。 レシピとしての数字 ものを作る時、それが初めての取り組みなら、経験者による「レシピ」が重要な手がかりとなり、「まずやってみよう」という意欲につながります。だから、レシピは重要です。これは今回の大前提。  初めて作る外国の料理をイメージするとわかりやすいかと思います。調味料やスパイス、香草の使い方や分量など、初めて手にするものや用意するべきものの概要を掴んでおくことで、安心して準備にかかることができます。  何をどれくらいの量(

          手がかりの「数字」、経験者の「目分量」

          東武宇都宮栃木市役所店 正藍染展

           実は、9月5日(木)から東武宇都宮栃木市役所展の中央通路で正藍染展が始まっています。10日(火)まで開催中です。  今回私はフロアに立つ日は無いのですが、既刊の藍関連書籍と藍墨「藍晶」、藍配合の化粧石鹸を出品しています。会場でのメインはもちろん正藍染の作品で、各地で正直な藍色を醸し続けている仲間たちのバリエーション豊かなアイテムが展開されています。  会場の営業時間は午前10時から最終日以外は午後7時まで、最終日の10日(火)は午後4時までとなっています。会場には仲間の染

          東武宇都宮栃木市役所店 正藍染展

          思っている以上にゆっくり発色する藍

           なぜなのかはわかりませんが、蒅で染めた藍の色は想像以上にゆっくり発色しているみたいです。  10年以上前にサンプルとして染めて、そのまま収納ケースの底に入れられたまま忘れていたエプロン。本当に完全に忘れていたのですが、手持ちの素材や染めたものの在庫チェックをしていた際、しばらく開けないままにしていたケースを発見し開けてみたら、ものすごくいい色になった状態で再会しました。  パッとみた感じで市販のエプロンかと思うくらい、濃い色にきっちり発色していました。サンプルとして染めた

          思っている以上にゆっくり発色する藍

          万祝博覧会に行ってきました

           とても充実した展示で、勉強になりました。会場へ向かう前に、オンラインで万祝シンポジウムに参加したこともとても良かったので、色々感じたことをまとめておこうと思います。長くなると思いますが、よろしくお付き合いください。 博物館ならではの臨場感 会場の千葉県立中央博物館に初めて訪れました。チケットを購入し入場すると、万祝博覧会の展示会場となっている第1企画展示室と第2企画展示室に直接向かえる入り口の手前に、常設展示室に通じる入り口があり、会場となるフロアのレイアウトの前知識無く

          藍(タデアイ)叩き染めのポイント

           タデアイを栽培したことのある人の多くが楽しまれてきた叩き染め。今回は「できるだけ葉の形と色をクリアに染めるためのポイント」をまとめてみます。  叩き染めはシンプルな作業で大きな失敗の起こりにくい染め方だから、子どもの夏休みの自由研究に活用されているご家庭も多い印象です。キレイに仕上げて長く楽しめる作品に仕上げましょう。 よく染まる葉の選びかた 元気にピンとしている状態の葉を摘み取ることはとても重要です。朝方や少し涼しくなってきた夕方など、作業のしやすいコンディションの葉に

          藍(タデアイ)叩き染めのポイント