透野未来(とうのみき)彩波出版&藍研究家

2004年藍色工房創業、2005年に有限会社として設立。 実家の藍農家で栽培するタデア…

透野未来(とうのみき)彩波出版&藍研究家

2004年藍色工房創業、2005年に有限会社として設立。 実家の藍農家で栽培するタデアイからエキスを精製し、「藍染め石けん」を商品化。 2023年電子書籍出版社として「彩波出版」創業。 伝統素材・職人・アーティストの理念と活動の記録に取り組む。 本建て正藍染技術保持者。

マガジン

  • 藍の沼ー藍染めの深〜〜〜い話

    藍染めの歴史・効能・応用方法を調査・検証しているうちに、脱出不可能なほどハマってしまった藍の沼。この甘美な沼は、歴史や自然科学などの思わぬ発見に満ちています。溺れながらもがきながら深々とコウベを垂れながら(謎)更新します。 ・更新頻度:4記事/月 を目標にします(月によっては少ない場合もあり) ・対象者:藍が好きでたまらない人(私をひとりにしないで)

  • 藍と暮らす

    藍に携わることで感じたことをまとめています。

  • 電子書籍出版のこと

    透野企画・彩波出版で取り組んだ電子書籍のことを中心にお届けいたします。

ウィジェット

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    伝統色藍 7つの秘密

    透野 未来
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    本建て正藍染展 インディゴ・セッション vol.1 伝統とは何か

    正藍染研究所
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    本建て正藍染展 INDIGO SESSION vol.2 藍と絹 (インディゴ・セッション)

    正藍染研究所

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    藍染め石けん 紙ふぶきプレミアム20g

    お肌をしっとりと洗い上げる美容石けんです。 藍色工房で最も人気だった二つの石鹸のうちの一つ、「紙ふぶき」を復活させました。 こちらは、携帯用・お客様のおもてなし用に便利な20gの小さなサイズです。 藍染め石けんの先駆者「藍色工房」のレシピを引き継ぎ、更に肌に優しい配合を叶えています。 乾燥肌の方にお勧めのしっとりとした洗い心地です。 洗顔はもちろん、ナチュラルメイクのクレンジングにもご利用ください。 香りは天然精油の優しい香りを大切にブレンドした、藍色工房オリジナルのものをそのまま採用。 心安らぐラベンダーベースのオリエンタルな香りです。 水とアルカリ剤以外は、全て植物由来の原料で製造しています。 また、アイエキスは藍色工房使用のものと同じ、徳島県の農園で栽培・精製されたものを引き続き配合しています。 全成分:オリーブ油、水、パーム油、パーム核油、水酸化Na、ホホバオイル、シアバター、香料(精油)、アイエキス
    1,760円
    INDIGO BASE
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    藍染め石けん 紙ふぶきプレミアム60g

    お肌をしっとりと洗い上げる美容石けんです。 藍色工房で最も人気だった二つの石鹸のうちの一つ、「紙ふぶき」を復活させました。 こちらは、ご家庭での普段使いに最適な大きいサイズの60gです。 藍染め石けんの先駆者「藍色工房」のレシピを引き継ぎ、更に肌に優しい配合を叶えています。 乾燥肌の方にお勧めのしっとりとした洗い心地です。 洗顔はもちろん、ナチュラルメイクのクレンジングにもご利用ください。 香りは天然精油の優しい香りを大切にブレンドした、藍色工房オリジナルのものをそのまま採用。 心安らぐラベンダーベースのオリエンタルな香りです。 水とアルカリ剤以外は、全て植物由来の原料で製造しています。 また、アイエキスは藍色工房使用のものと同じ、徳島県の農園で栽培・精製されたものを引き続き配合しています。 全成分:オリーブ油、水、パーム油、パーム核油、水酸化Na、ホホバオイル、シアバター、香料(精油)、アイエキス
    3,520円
    INDIGO BASE
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    伝統色藍 7つの秘密

    透野 未来
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    本建て正藍染展 インディゴ・セッション vol.1 伝統とは何か

    正藍染研究所
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    本建て正藍染展 INDIGO SESSION vol.2 藍と絹 (インディゴ・セッション)

    正藍染研究所
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    藍染め石けん 紙ふぶきプレミアム20g

    お肌をしっとりと洗い上げる美容石けんです。 藍色工房で最も人気だった二つの石鹸のうちの一つ、「紙ふぶき」を復活させました。 こちらは、携帯用・お客様のおもてなし用に便利な20gの小さなサイズです。 藍染め石けんの先駆者「藍色工房」のレシピを引き継ぎ、更に肌に優しい配合を叶えています。 乾燥肌の方にお勧めのしっとりとした洗い心地です。 洗顔はもちろん、ナチュラルメイクのクレンジングにもご利用ください。 香りは天然精油の優しい香りを大切にブレンドした、藍色工房オリジナルのものをそのまま採用。 心安らぐラベンダーベースのオリエンタルな香りです。 水とアルカリ剤以外は、全て植物由来の原料で製造しています。 また、アイエキスは藍色工房使用のものと同じ、徳島県の農園で栽培・精製されたものを引き続き配合しています。 全成分:オリーブ油、水、パーム油、パーム核油、水酸化Na、ホホバオイル、シアバター、香料(精油)、アイエキス
    1,760円
    INDIGO BASE
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    藍染め石けん 紙ふぶきプレミアム60g

    お肌をしっとりと洗い上げる美容石けんです。 藍色工房で最も人気だった二つの石鹸のうちの一つ、「紙ふぶき」を復活させました。 こちらは、ご家庭での普段使いに最適な大きいサイズの60gです。 藍染め石けんの先駆者「藍色工房」のレシピを引き継ぎ、更に肌に優しい配合を叶えています。 乾燥肌の方にお勧めのしっとりとした洗い心地です。 洗顔はもちろん、ナチュラルメイクのクレンジングにもご利用ください。 香りは天然精油の優しい香りを大切にブレンドした、藍色工房オリジナルのものをそのまま採用。 心安らぐラベンダーベースのオリエンタルな香りです。 水とアルカリ剤以外は、全て植物由来の原料で製造しています。 また、アイエキスは藍色工房使用のものと同じ、徳島県の農園で栽培・精製されたものを引き続き配合しています。 全成分:オリーブ油、水、パーム油、パーム核油、水酸化Na、ホホバオイル、シアバター、香料(精油)、アイエキス
    3,520円
    INDIGO BASE
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    藍染め石けん グランブルーネオ20g

    お肌をスッキリと洗い上げる美容石けんです。 藍色工房で最も人気だった二つの石鹸のうちの一つ、「グランブルー」を復活させました。 こちらは、携帯用・お客様のおもてなし用に便利な20gの小さなサイズです。 藍染め石けんの先駆者「藍色工房」のレシピを引き継ぎ、更に肌に優しい配合を叶えています。 脂性肌の方におすすめのさっぱりとした洗い心地です。 洗顔はもちろん、ナチュラルメイクのクレンジングにもご利用ください。 香りは天然精油の優しい香りを大切にブレンドした、藍色工房オリジナルのものをそのまま採用。 爽やかなラベンダーそのものの香りです。 水とアルカリ剤以外は、全て植物由来の原料で製造しています。 また、アイエキスは藍色工房使用のものと同じ、徳島県の農園で栽培・精製されたものを引き続き配合しています。 全成分:オリーブ油、水、パーム油、パーム核油、水酸化Na、ホホバオイル、香料(精油)、アイエキス
    1,650円
    INDIGO BASE
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彩波出版 透野(とうの)のお仕事

 やっと最近、「で、何してる人なんですか?」と聞かれるようになりました。ありがとうございます。ご案内用として、今取り組んでいることを並べてみます。 タデアイ・藍染についての調査と記録・講演 藍染の原料植物であるタデアイや藍染の様々なことの調査と記録に取り組み、資料として電子書籍に残すための活動を行なっています。  蒅製作の歴史が深い徳島に拠点を構え、タデアイ農家の実家にて沈殿藍の精製にも約20年携わってきた経験を踏まえた検証を試みています。また、各地の藍染関連の現場、展示、

    • 手がかりの「数字」、経験者の「目分量」

       ちょっとモヤモヤしているのでまとめてみます。 レシピとしての数字 ものを作る時、それが初めての取り組みなら、経験者による「レシピ」が重要な手がかりとなり、「まずやってみよう」という意欲につながります。だから、レシピは重要です。これは今回の大前提。  初めて作る外国の料理をイメージするとわかりやすいかと思います。調味料やスパイス、香草の使い方や分量など、初めて手にするものや用意するべきものの概要を掴んでおくことで、安心して準備にかかることができます。  何をどれくらいの量(

      • 東武宇都宮栃木市役所店 正藍染展

         実は、9月5日(木)から東武宇都宮栃木市役所展の中央通路で正藍染展が始まっています。10日(火)まで開催中です。  今回私はフロアに立つ日は無いのですが、既刊の藍関連書籍と藍墨「藍晶」、藍配合の化粧石鹸を出品しています。会場でのメインはもちろん正藍染の作品で、各地で正直な藍色を醸し続けている仲間たちのバリエーション豊かなアイテムが展開されています。  会場の営業時間は午前10時から最終日以外は午後7時まで、最終日の10日(火)は午後4時までとなっています。会場には仲間の染

        • 思っている以上にゆっくり発色する藍

           なぜなのかはわかりませんが、蒅で染めた藍の色は想像以上にゆっくり発色しているみたいです。  10年以上前にサンプルとして染めて、そのまま収納ケースの底に入れられたまま忘れていたエプロン。本当に完全に忘れていたのですが、手持ちの素材や染めたものの在庫チェックをしていた際、しばらく開けないままにしていたケースを発見し開けてみたら、ものすごくいい色になった状態で再会しました。  パッとみた感じで市販のエプロンかと思うくらい、濃い色にきっちり発色していました。サンプルとして染めた

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        彩波出版 透野(とうの)のお仕事

        マガジン

        • 藍の沼ー藍染めの深〜〜〜い話
          ¥300 / 月
        • 藍と暮らす
          43本
        • 電子書籍出版のこと
          24本
        • 藍の力
          8本
        • ピアニスト、藍の使者になる
          8本

        記事

          万祝博覧会に行ってきました

           とても充実した展示で、勉強になりました。会場へ向かう前に、オンラインで万祝シンポジウムに参加したこともとても良かったので、色々感じたことをまとめておこうと思います。長くなると思いますが、よろしくお付き合いください。 博物館ならではの臨場感 会場の千葉県立中央博物館に初めて訪れました。チケットを購入し入場すると、万祝博覧会の展示会場となっている第1企画展示室と第2企画展示室に直接向かえる入り口の手前に、常設展示室に通じる入り口があり、会場となるフロアのレイアウトの前知識無く

          藍(タデアイ)叩き染めのポイント

           タデアイを栽培したことのある人の多くが楽しまれてきた叩き染め。今回は「できるだけ葉の形と色をクリアに染めるためのポイント」をまとめてみます。  叩き染めはシンプルな作業で大きな失敗の起こりにくい染め方だから、子どもの夏休みの自由研究に活用されているご家庭も多い印象です。キレイに仕上げて長く楽しめる作品に仕上げましょう。 よく染まる葉の選びかた 元気にピンとしている状態の葉を摘み取ることはとても重要です。朝方や少し涼しくなってきた夕方など、作業のしやすいコンディションの葉に

          藍(タデアイ)叩き染めのポイント

          タデアイの生葉で遊ぶなら今!

           いい季節になりました。すごく暑いですが、タデアイの生葉で遊べるいいシーズンです。  生葉染め・叩き染めは、日光をたっぷり浴び続けた今の季節の肉厚な葉で行うと、とても楽しめます。また、自然乾燥葉とレンジ乾燥葉を作り溜めるのも今がいいですね。  このところ毎日タデアイを収穫して、次の本のための実験・検証・記録を続けています。今回の本では、タデアイを使った家庭で楽しめる染色と美容アイテムとしての応用をご案内する予定。タイトルもだいたい決まりました。  昨年出版した本は、藍のあま

          五代友厚の沈殿藍事業(2)

           1800年代、藍で潤っていたのは日本だけではなく、桁違いの富を列強国にもたらしていたことに触れた前回。五代さんが目指していた藍産業モデルはそうした列強国にあっただろうと思います。  今回は、目標としていた理想像から乖離した結果に終わった朝陽館について、不気味な動きをしているドイツの登場も含めて考察しようと思います。 五代友厚が目指していた産業ステージ 前回の記事で触れたように、五代さんは沈殿藍の国内シェアを商売のメインに考えていたのではなく、列強各国への輸出でこれまでにな

          五代友厚の沈殿藍事業(1)

           以前の記事(明治期、阿波藍ギルド崩壊の意味 (1))で触れた五代友厚の沈殿藍事業について、改めてもう少し深掘りしてみようと思います。  なぜ五代さんの沈殿藍作りにこんなにこだわるかというと、彼を取り巻いた当時の藍事情を通して世界と日本の産業や国の在り方としてのせめぎ合いを眺めると、今の私たちが考えなければならないことの道筋が見えてきそうな気がするからです。五代さんの取り組みそのものにも考えさせられることが多いです。  それからなぜナチュラルに「五代さん」呼びなのかというと、

          万祝博覧会 〜海をまとう〜

           夏の明るい陽射しに似合いそうな、景気の良い博覧会のご案内です。パッと心が晴れるような展示の数々に触れられること、とても楽しみです。 漁師の晴れ着 万祝(まいわい) 南房総の漁村が発祥と伝えられている万祝(まいわい)。江戸時代、青森から静岡の漁村に広がった漁師の晴れ着で、藍染の地に縁起物の図案を鮮やかな型染めで染め抜かれた晴れやかな装束です。  実は私は、つい最近この万祝を知りました。この度の千葉県立中央博物館での特別展の案内で初めて知ったのです。藍染の本を読んできた中で、

          まぎらわしい藍 ー天然か合成かー

           関係者も愛好家もモヤモヤし続けている「藍染の品質表示がまぎらわしい件」について、あえて「どれくらいまぎらわしいことになっているのか」整理してみようと思います。割と根深いです。  なんでまたそんなまぎらわしいところへ潜るのか。まぎらわしくないことを目指すにはどうしたらいいのかを考えるためです。重めの記事になると思います。もう書き始めている今の段階で気分が重いですが、一歩ずつというか一言ずつまいりましょう。 インディゴピュア=天然藍 ではない もうたくさんの人が指摘し話題にし

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          藍染めで儲けられるか?食べていけるか?3

           毎回不完全燃焼に終わるこのタイトルで、しつこく3回目の更新です。前回の2から1年半以上経過し、その間に展開した諸々の取り組みの中で多少アップデートしたことがあるので、そこを踏まえて記録したいと思います。  が、今までより突っ込んだ内容になるので、今回は有料マガジンに投げ込むことにします。藍染に真摯に向かい合っている人、向かい合おうとしている人に呼びかけもあります。つまり、ここにきて初めて、ちょっと具体的な試みの提案をしようとしています。  つまりつまり、やっと「どうやったら

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          明治期、阿波藍ギルド崩壊の意味 (2)

           明治維新前後の大きな社会変革の中で、一大ギルドを形成していた阿波藍業界にも、輸入もののインド藍やそれに対抗しようとする国産沈殿藍製造工場設立の動きで混乱期が訪れました。  本来なら手を携えあって輸入ものの藍染料と立ち向かいたい阿波藍ギルドと国産沈殿藍一派ですが、理想的な活動にはなかなか結び付かなかったようです。 国産沈殿藍工場と阿波藍商の対立 明治期、阿波藍ギルド崩壊の意味(1)では、大阪に沈殿藍工場を作りビジネス活動を展開しようとした五代友厚について触れました。同じ時期

          明治期、阿波藍ギルド崩壊の意味 (2)

          忌部藍集中講座

           3年前から毎年夏に私たちの藍農園で開催しているクローズドの講習会です。メインは「ちょっと神経質で失敗しにくい沈殿藍の作り方実習」。作業の進行に合わせて座学もあり、阿波忌部と藍についての歴史の話、藍が発色する仕組みとタデアイの特徴についての話、その他藍染に関連するさまざまな調査結果からのトピックなどをお話ししています。  沈殿藍が沈殿するのを待つ間に、関連する場所をいくつか見学に行くこともしています。タイトル画像はそのうちの一つの山﨑忌部神社です。地域の人と協力して、初めて

          明治期、阿波藍ギルド崩壊の意味 (1)

           2021年の大河ドラマの主人公だった渋沢栄一の実家が藍商でした。藍染め染料「すくも(藍玉)」の製作を家業にする家族のもとで幼少期を過ごされた様子が、ドラマで伝えられたのをご覧になった方も多いかと思います。  東の経済界の巨人・渋沢栄一が藍商出身なら、西の経済界の父・五代友厚は沈殿藍工場を作り新たな藍産業の創出を試みた人。明治維新前後で大きく変貌した国内経済事情の要に立つ2人が、「藍」に因縁を持つというのは興味深いことだと思います。  今回は、明治期の阿波藍ギルドの崩壊までに

          明治期、阿波藍ギルド崩壊の意味 (1)

          藍(タデアイ)入り手作り石けんレシピ

           タデアイを自分で育てているよ、という方にこんなお楽しみはいかがでしょうか。  タデアイの肌への働きかけを生かした、簡単にできる手作り洗顔石鹸のレシピをご案内します。応用編として、沈殿藍粉末をお持ちの方用に、タイトル画像のような「地球石けん」のレシピもご用意しました。  この石けんの特徴は、慢性的な肌荒れ(ニキビ、乾燥、皮脂の過剰分泌)を穏やかに整え、本来の健康な肌の状態に戻る力をサポートする働きかけを持っていることです。お肌のお悩みの傾向によって応用できるように、材料のアレ

          藍(タデアイ)入り手作り石けんレシピ