会社の印鑑 = 社判の作成
個人事業主か会社化するのか。
もちろん多くの違いがありますが、その中でも会社の場合「法人」とするために、簡易的な届けだけではなく、様々な公になるための手続きが必要です。公的な手続き、そして今後継続する会社にしていきたいとなった場合に手順として進めなければならないのは、会社としての印鑑を開業届前に作成する必要があります。(これを私が見逃してました!)定款の作成準備をすれば良いかな〜と安心していた私にとって、意外と会社の印鑑を作成するのに時間がかかるのが誤算でした。
*実際は登記には個人の印鑑で行うことも可能なようなのですが、継続する会社を作られる皆様には、作成の上印鑑登録されることが一般的なのでおすすめです。
1.開業にあたってのステップ(参考まで)
1.登記場所を決める
→2.社名を決める
→3.登記場所に同じ社名がないかチェックする
→4.社名の決定
→5.会社の印鑑(社判)を作る:イマココ
→6.定款の目的事項を作る
→7.公証役場で公証人と相談をし、開業を認めてもらう
→8.資本金の払込
→9.登記申請書類の作成
→10. 法務局での登記申請
→11.登記事項証明書の取得
→12.税務書類申請
いやそれだけじゃないですね。こう記載してみると、全然時間がないです。年始に登記と考えると年末までに9まで終わらせてその書類を作成しなければならないと思い、12月半ばから焦り始めました。
2.なんのために?開業に必要な印鑑の種類
以前個人の印鑑証明の話をしましたが、会社の開業のために必要な印鑑は・・・丸印、角印、銀行の印の3種類です。
*ちなみに、マストで必要なのは、1種類ですが、多くの方が3種類作られます
・丸印:別名、代表者印です。登記申請書に押印する代表取締役が登記所に届け出る印鑑のことをいいます。一般的なサイズは18mmとか。会社の実印がこれにあたり、会社設立後に印鑑証明書の交付を受けると、こちらが証明書に載ることになります。NDAや契約書の社長名の横に押印される印鑑はこちらが一般的です。印影が1辺、1-3cmの中に収まることという規定があります。
・角印:社印や社判とも呼ばれ、請求書などに使用される印鑑はこちらになります。代表者印をやたらと日常使いするのも危険な場合があるので、こちらを合わせて作ることが多いようです。近年は請求書がオンラインの場合もあるので、電子角印も合わせていただくこともできる場合もあります。私はこちらも18mmを選びました。
・銀行の印:銀行口座を開設する際に利用する印鑑のことをいいます。こちらも代表印で代替することは可能なのですが、悪用されないように中に銀行の印という文字が記載された印鑑を作成する場合が多いようです。
3.形はOK。書体は何がいいのでしょうか?
次は判子を作るに当たって重要な書体を選びましょう。書体は様々です。篆書体が人気と記載のあるサイトが多いですが、吉相体、古印体など、様々な書体があります。
印鑑の匠ドットコムさんが多くの種類を出していたので、こちらに画像を貼らせていただきます。書体を選ぶポイントとして、真似されないことがとても大事です。なぜなら判子は個人/法人を証明するセキュリティとしての役割のために存在するからです。私の場合は英字も会社名に入っているので、そのフォントも含めて検討させていただきました。
4.印鑑素材の選択
フォントを決めたら、次は印鑑を作成する素材選びです。素材はもちろんですがお値段もピンキリ。会社の実印になるのできちんとしたものが欲しいけど、種類が多くて迷いまくっていた私にとって・・・驚いたのが、印鑑が開運の記号になるというサイトが多くあることでした。笑
占いはあまり気にしない人間なのですが、いざ独立すると思うと、成功したい気持ちが出てきてしまうため、このようなことも一歩一歩選択することになりました。ちゃっかり確認したところ、生まれ年から七赤金星ということがわかり、おすすめは牛角白か、黒水牛のものだということが記載されていました。これで一番リーズナブルな木製の柘(つげ)の選択肢が消えました。そして、強度やお値段、会社としての意気込みを選択した結果、黒水牛のものに。
これが実際に私の自宅に届いた印鑑です。
5.開運ついでに、、、設立日程に関して<番外編>
実は上記に記載された開運サイトでは開運日程も記載されていたのです。知らぬが仏なのですが、目に入ってしまうと気になってしまうものです。私が実際、設立しようかと思った、2020年1月6日は大安でした。ということで、さらに年始のこのタイミングで法務局に届け出たいという考えが強くなった瞬間でした。笑
さて。次のステップは定款を公証役場に認めてもらうということ。定款作成については、次のnoteで・・・。
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