ゲームを他人に勧めるのって、実は難しい!?
さて、このnoteのメインコンテンツの一つとして「プレイしたゲームの紹介・レポート」を掲げているので、まずはその話を少しさせてください
皆さん、何か自分のおすすめのものを友人や家族に勧めたことがきっとあると思います
その時、現物を見せたり、試供品を渡したりせずに説明するには、言葉を尽くしてどのような点がおすすめなのかを伝えることになります
この時、(自分が言うまでもないかもしれませんが)勧めるものによっては注意するべきポイントがあります
例えば、あるスイーツをおすすめしたいとします
きっと、そのスイーツがどんなに素晴らしい味か、見た目がどれだけ煌びやかか、素材がどれだけ高級か、等の情報を伝えていくことになるでしょう
そして、この場合は相手に付与する情報が多いほど、その人の興味をより強く惹き、購入に結び付けることができるでしょう
つまり、下図のような関係です
では、ゲームの場合はどうでしょう?
そのゲームがどんな内容なのか、キャラクターやストーリーがどんな特徴があるのか、システム面ではどんな感じか、等の情報を伝えていくことになるのは同じです
しかし、大きな違いが一つあります
説明の度合いが一定を超えると、相手の興味関心が一気に失われていく点です
下図のような関係といえます
この急激な低下はもちろん、”ネタバレ”によるものです
ゲームの醍醐味はその”経験”にあります
知らなかったキャラクター、予知できなかったストーリー、新要素として解禁されていくシステムなど、プレイヤーが未知であったことによってそのゲーム体験は鮮やかに色付いていくわけで、説明の中でそれらを事前に伝えることはこの”経験”を奪うことになります
(言わずもがな、これは小説や映画、アニメなどにも共通の事項です)
つまり、スイーツなどをおすすめするのと同じノリでゲームを勧めてしまうと、ほとんどの場合失敗してしまうということになります
この点で、ゲームを他の人に勧めるという行為は他と比べて少し難易度が高いわけです
とはいえ、何も情報を与えずに他の人にものをおすすめすることは不可能です
つまり、基礎的な情報については教えつつ、上図における★のポイントで上手く説明を切り上げる必要があります
この「★マークがいったどこなのか?」はしばしば論争の種になります
自分がネタバレだと思っていなかった点が相手にとってはそうだった、とかはよく聞く話で、最終的に「人それぞれ」という不安定な足場に軟着陸して終わりがちです
では、本当にちょうどいい「★」の度合いの指針となる情報は一切ないのでしょうか?
自分は、特にゲームにおいてはそんなことはないと思っています
情報を開示しつつ、ネタバレだけは絶対に避けねばならない
話題として取り上げてもらい、評判を上げねばならない
最終的に、そのゲームを絶対に買わせなければならない
そんな人たちが確かに存在します
そう、ゲームの発売元、いわゆる”公式”です
彼らはゲームそのものの面白みを損なうことのない、ギリギリのラインで情報を開示しつつ、消費者の興味関心を集めて購買に結び付けねばなりません
つまり、公式の情報開示ラインが、ある意味でのMaxでの「説明の度合い」といえると思います
そんなわけで、このnoteではストーリーやキャラクターの情報については、公式のHPや説明書などの情報に準じるつもりで記載していきます
(ゲームシステム面については、プレイの体験を損なわない範囲でもう少しだけ詳しく開示する可能性があります)
長々とお付き合いくださりありがとうございました!
ゲームレポートの記事、楽しんでいただけると嬉しいです
それでは、また